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ブックス司教:アマゾン・シノドスは教会を内部から破壊し別の教会をつくろうとする試み。霊魂も、救いも語らない。教会を遺伝子組み換え操作で変更しようとしている。

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アヴェ・マリア・インマクラータ!

愛する兄弟姉妹の皆様、

Working Document for the Synod on the Amazon: In the Critics’ Spotlight (3)の日本語訳をご紹介します。

アマゾン周辺地域のための特別シノドスの討議要綱
元教理省顧問であるニコラ・ブックス司教(3)

近く行われる予定のアマゾン周辺地域のための特別シノドスの討議要綱(working documents)に関するヴァルター・ブラントミュラー枢機卿による批判がなされたのち、この7月に新たに三つの批判が出されました。

その第三の批判は、神学者にして元教理省顧問であるニコラ・ブックス司教からのものです。


Monsignor Nicola Bux:Photo Credit

「討議要綱」についてのブックス司教のコメントは、2019年7月17日にLifeSiteNewsに発表されました。彼は、ジャーナリストのDiane Montanga がした質問に次のように答えました。

シュナイダー司教と同じく、ブックス司教は、アマゾン・シノドスは「教会を内部から『破壊する』ことによって別の教会をつくろうとする試みです」と言っています。

「イエズス・キリストは、人間が天国への道を見いだせるように、地上に天主をもたらすために来られました。これが、彼が教会を設立なさった理由です」と、このイタリア人司教は言いました。

「ところが、こんにちの聖職者たちは、まるで地上が、人間の永久の永続する住み処であるかのように、地球の世話をしています。この症状は何でしょうか? 彼らは、霊魂のことを語らず、それゆえに救いのことも語りません。」

彼らは、教会を「一つの社会学的現象として」みなしており、「そのため、経済学やエコロジー、政治学で教会を取り扱わねばならない」と考えている。

討議要綱で絶賛されているインカルチュレーションの問題について、ブックス司教は、こう言います。
「これは、あべこべの方法で提示されています。その意向は、アマゾン地域の教会をアミニズムと心霊主義に戻すことです。福音化を通してアマゾンの教会に告げ知らされたみ言葉からこれを引き離させてです。」

ブラントミュラー枢機卿が7月27日の分析で使った表現「キリスト教の仮面をかぶった自然宗教」を引用しつつ、ブックス司教は続けて言います。「私たちは、教会を遺伝子組み換え操作で変更しようとする試みに直面しています。信仰と信仰を表明しているローマ典礼様式の単一性に疑問を投げ掛けて、です。」

このイタリア人神学者ブックス司教はまた、こう言います。
「彼【ブラントミュラー枢機卿】は、アマゾン地域が『神学的場所』、すなわち啓示の特別な源泉とみなされているということを『信じられない』と考えています。」

ヴァルター・ブラントミュラー枢機卿の批判を支持しつつ、ブックス司教は言います。「天主の啓示に疑問を投げ掛けることによって、討議要綱は『自らをカトリック信仰という真理から引き離し』ている、従って『背教』にまで到達しているのです。」

ちなみに、彼は「討議要綱は、1970年代、教理省によって叱責を受けた元フランシスコ会司祭で解放神学の歴史的な代表者であるレオナルド・ボフの熱狂的な賛成 -- そしておそらくそのアドバイス -- を受けています」と指摘しました。

「キリストへの回心なくして解放はありません。討議要綱は、イエズス・キリストの福音の初めにあるこの回心という単語に一度も言及していません。それどころか、枢機卿たち、司祭たち、そして信者たちがすでに観察しているように、決定的ポイントにおいて、教会の義務である教え、すなわちすべてのカトリック信者が信じることを義務付けられている教えに矛盾することを述べているので、この文書は異端的であると言うことが出来ます。討議要綱は、信仰の根本に対する攻撃であり、カトリックの宗教を純粋な主観主義へと還元しています。あたかもイエズス・キリストこそが、新しいアマゾンの神へと変わらねばならないかのようです。」

(Sources : LifeSiteNews/ Dici n°387 - FSSPX.Actualités)

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