アヴェ・マリア・インマクラータ!
愛する兄弟姉妹の皆様、
聖ピオ十世会アジア管区長シュテーリン神父様のお手紙を紹介します。
フィリピンでのACIM-Asiaによるローザ・ミスティカ・メディカル・ミッションの支援依頼
二〇一五年一月十六日
アジア管区長、カール・シュテーリン神父よりの心を打つ手紙
二〇一四年十二月三十一日、シンガポールにて
親愛なる信者の皆さん、親愛なるローザ・ミスティカ・ミッションの友人の皆さん。
ご存知のように、カナダに任命されたクチュール神父様の発案による賞賛すべき霊的事業を実行することは、私の職務であります。使徒職のこの大海において、最後に残ったまことのカトリック国家の一つであるフィリピンを襲った度重なる災害を眼にして、私の心は引きちぎられています。フィリピンは台風に次ぐ台風に打ちのめされています。私たちの小さな共同体は、フィリピンのすべての住民たちと同じように酷く苦しんでいます。カトリック聖伝への愛情の他に、私たちはヨーロッパとこれら極東の国々を加えた愛徳とあわれみのまことの絆を守っています。十年前の数々の津波、カガヤン・デ・オロでのセンドング(Sendong)台風(二〇一〇年)、マニラの洪水(二〇一二年)、そして特に二〇一三年十一月二日、一万人の死者を出したハイヤン台風によるレイテ島のタクロバンの破壊。タクロバンは二〇一四年初めに行われたローザ・ミスティカ・メディカル・ミッションの現場でした。
ハグピート(Hagupit)台風(死者二十九名)は、同じタクロバンを襲うだろうと予想されていました。しかし、レイテ島は隣のサマール島とサン・ファニーコ橋(viaduct San Juanico)で結ばれていて、約2.5キロの距離です。そしてサマール島は台風被害をもろに受けました。死者の数は、折良く出された警報発令のおかげで最小限ですみました。ですが私は、前夜に襲った津波がシェルターと避難者たちのテントを破壊したことを知って震え上がりました。彼らはすでに酷い嘆きのうちにあり、三週間前のハグピート台風で収穫物は台無しにされ、ココナッツの木はなぎ倒されてしまったので、現実には食べる物もなく暮らしています。この新たな災害はチャンミー、フィリピンではセニアンと呼ばれた台風によってもたらされています。死亡者数はサマール島の首都カトバロガンではすでに五十九名に達しました。なんという悲しいクリスマス! そして暴風もまたフィリピンのファチマ、ボホール島に達していて、その巡礼地は去年のハイヤン台風で破壊されました。私たちはここに毎年恒例の巡礼団を組織しています。
一つの災害地域から次の地域へと移動しながら、私はすべての場所で、苦悩のうちにある住民たちを助けるためのAcim Asiaと(聖伝による)レジオ・マリエの賞賛すべき仕事を見ています。毎年のローザ・ミスティカ・ミッションは、医療支援を提供し、苦しむ人々を助けるという変わらぬやり方のうちに、その存在意義を定めています。治療、重症者の世話、慢性の病を持つ人々の検査、住宅の再建、飢えた人々への食糧供給……悲惨の大海におけるひとしずくの水です。
今年はハイヤン台風の襲撃のため、タクロバンは若いアイルランド人医師、マリー・フラナガンを始めとするヨーロッパ人ボランティアたちによる恩恵を受けました。診療所は、去年のローザ・ミスティカ・ミッションの最中に、ダニエルス神父によって再建されたチャペルの中に設置されました。大変な数の患者たちがそこに迎え入れられ、その間ずっと、ジェネラル・サントス(ミンダナオ島)にACIMの恒久的駐留が維持されました。
三週間前、一つの宣教団がタクロバンから、サン・ファニーコ橋の終わりに位置するサン・マテオ管区に派遣されました。その時の主な問題は、そこら中に広がって村々を孤立させているぬかるみでした。宣教団は学校(五人の子どもが死亡し、三人は行方不明です)を設置させることができました。その一方で、フィリピン軍は首都カトバロガン地域にいる私たちのボランティアたちを護衛できていません。共産主義ゲリラ軍が状況を引っ掻き回すために主導権を握り、旅行は危険なものとなっています。一月五日に遠征団を送る予定です。
次回のローザ・ミスティカ・ミッションは二月初旬にタクロバンで行われる予定です。ディケス(Dickès)医師と献身的なAcim-Asiaの秘書たちとともに、遠征団がサマール島へ出発するかどうかを決めるつもりです。
締めくくりに、私はこの苦しみの海の中にどれほど豊かな霊的収穫があるかを皆さんにお伝えしたく思います。このミッションは厳密に言えばNGOによるものではありません。これは私たちの主イエズス・キリストのメッセージをもたらすためのものなのです。苦しみは私たちをよりいっそう天主に近づけてくれます。どれほど多くのフィリピン人たちが、彼らにもたらされた福音のみことばに慰められていることか! 事実、これらの島々での私たちの信者たちの数は、最近の二週間で四倍に増えました。このあわれみのみわざが聖なるものとなり、永遠に聖なるものとされるのは、諸聖人の通功によるのです。
イエズスとそのおん母マリアのみ名によりて、皆さまを祝福します。
聖ピオ十世会アジア管区長 カール・シュテーリン神父
この映画のダビングのために日本語訳を作り、録音してくださった声優の方々や、字幕を作ってくださった方々、すべての関係者の方々に感謝します。
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사랑하올 형제 자매 여러분,
한국성비오10세회(SSPX)
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毎年恒例の聖ピオ十世会公式秋田巡礼にご参加希望の方々は、聖ピオ十世会日本 秋田巡礼 SSPXJAPAN PILGRIMAGE TO AKITAなどを通してお申し込みください。
日本語の良い公教要理のウェブ・サイトのリンクをご紹介します。
公教要理図解(ワグネル訳)
カトリック中央協議会編集の公教要理(1958年)
聖ピオ十世 公教要理詳解
ローマ公教要理 【使徒信経の部】
愛する兄弟姉妹の皆様、
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フィリピンでのACIM-Asiaによるローザ・ミスティカ・メディカル・ミッションの支援依頼
二〇一五年一月十六日
アジア管区長、カール・シュテーリン神父よりの心を打つ手紙
二〇一四年十二月三十一日、シンガポールにて
親愛なる信者の皆さん、親愛なるローザ・ミスティカ・ミッションの友人の皆さん。
ご存知のように、カナダに任命されたクチュール神父様の発案による賞賛すべき霊的事業を実行することは、私の職務であります。使徒職のこの大海において、最後に残ったまことのカトリック国家の一つであるフィリピンを襲った度重なる災害を眼にして、私の心は引きちぎられています。フィリピンは台風に次ぐ台風に打ちのめされています。私たちの小さな共同体は、フィリピンのすべての住民たちと同じように酷く苦しんでいます。カトリック聖伝への愛情の他に、私たちはヨーロッパとこれら極東の国々を加えた愛徳とあわれみのまことの絆を守っています。十年前の数々の津波、カガヤン・デ・オロでのセンドング(Sendong)台風(二〇一〇年)、マニラの洪水(二〇一二年)、そして特に二〇一三年十一月二日、一万人の死者を出したハイヤン台風によるレイテ島のタクロバンの破壊。タクロバンは二〇一四年初めに行われたローザ・ミスティカ・メディカル・ミッションの現場でした。
ハグピート(Hagupit)台風(死者二十九名)は、同じタクロバンを襲うだろうと予想されていました。しかし、レイテ島は隣のサマール島とサン・ファニーコ橋(viaduct San Juanico)で結ばれていて、約2.5キロの距離です。そしてサマール島は台風被害をもろに受けました。死者の数は、折良く出された警報発令のおかげで最小限ですみました。ですが私は、前夜に襲った津波がシェルターと避難者たちのテントを破壊したことを知って震え上がりました。彼らはすでに酷い嘆きのうちにあり、三週間前のハグピート台風で収穫物は台無しにされ、ココナッツの木はなぎ倒されてしまったので、現実には食べる物もなく暮らしています。この新たな災害はチャンミー、フィリピンではセニアンと呼ばれた台風によってもたらされています。死亡者数はサマール島の首都カトバロガンではすでに五十九名に達しました。なんという悲しいクリスマス! そして暴風もまたフィリピンのファチマ、ボホール島に達していて、その巡礼地は去年のハイヤン台風で破壊されました。私たちはここに毎年恒例の巡礼団を組織しています。
一つの災害地域から次の地域へと移動しながら、私はすべての場所で、苦悩のうちにある住民たちを助けるためのAcim Asiaと(聖伝による)レジオ・マリエの賞賛すべき仕事を見ています。毎年のローザ・ミスティカ・ミッションは、医療支援を提供し、苦しむ人々を助けるという変わらぬやり方のうちに、その存在意義を定めています。治療、重症者の世話、慢性の病を持つ人々の検査、住宅の再建、飢えた人々への食糧供給……悲惨の大海におけるひとしずくの水です。
今年はハイヤン台風の襲撃のため、タクロバンは若いアイルランド人医師、マリー・フラナガンを始めとするヨーロッパ人ボランティアたちによる恩恵を受けました。診療所は、去年のローザ・ミスティカ・ミッションの最中に、ダニエルス神父によって再建されたチャペルの中に設置されました。大変な数の患者たちがそこに迎え入れられ、その間ずっと、ジェネラル・サントス(ミンダナオ島)にACIMの恒久的駐留が維持されました。
三週間前、一つの宣教団がタクロバンから、サン・ファニーコ橋の終わりに位置するサン・マテオ管区に派遣されました。その時の主な問題は、そこら中に広がって村々を孤立させているぬかるみでした。宣教団は学校(五人の子どもが死亡し、三人は行方不明です)を設置させることができました。その一方で、フィリピン軍は首都カトバロガン地域にいる私たちのボランティアたちを護衛できていません。共産主義ゲリラ軍が状況を引っ掻き回すために主導権を握り、旅行は危険なものとなっています。一月五日に遠征団を送る予定です。
次回のローザ・ミスティカ・ミッションは二月初旬にタクロバンで行われる予定です。ディケス(Dickès)医師と献身的なAcim-Asiaの秘書たちとともに、遠征団がサマール島へ出発するかどうかを決めるつもりです。
締めくくりに、私はこの苦しみの海の中にどれほど豊かな霊的収穫があるかを皆さんにお伝えしたく思います。このミッションは厳密に言えばNGOによるものではありません。これは私たちの主イエズス・キリストのメッセージをもたらすためのものなのです。苦しみは私たちをよりいっそう天主に近づけてくれます。どれほど多くのフィリピン人たちが、彼らにもたらされた福音のみことばに慰められていることか! 事実、これらの島々での私たちの信者たちの数は、最近の二週間で四倍に増えました。このあわれみのみわざが聖なるものとなり、永遠に聖なるものとされるのは、諸聖人の通功によるのです。
イエズスとそのおん母マリアのみ名によりて、皆さまを祝福します。
聖ピオ十世会アジア管区長 カール・シュテーリン神父
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