アヴェ・マリア・インマクラータ!
愛する兄弟姉妹の皆様、
以下は、2020年9月23日に開催された「全米カトリック祈祷の朝食会」にカルロ・マリア・ビガノ大司教が送ったメモです。今年はオンラインで行われたのですが、イベントの主催者はこのイベントで、ヴィガノ大司教のメモを声に出して読むことをしませんでした。ライフサイトニュースは、次のように全文を掲載しました。
愛する兄弟姉妹の皆様に日本語訳をご紹介いたします。
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私はドナルド・J・トランプ大統領が9月23日に開催される「全米カトリック祈祷の朝食」(National Catholic Prayer Breakfast)に参加することを、深い感慨をもって知りました。
この機会に、ウィリアム・バー司法長官が、教皇ヨハネ・パウロ二世による「一般信徒に関する使徒的勧告」にちなんで名付けられた「全米カトリック祈祷の朝食」の キリスト一般信徒賞 (Christifideles Laici Award)を受賞します。
もしもできるなら私は、この記念すべき機会に私自身も出席したいと思います。私は、教皇大使としてワシントン D.C.での任務中(2011年~2016年)、この集いに非常に熱心に参加したことがあります。
そこで私は、この特別な祝典に参列するすべての人びととすべてのアメリカのカトリック教徒たちと一緒にこの記念すべき祝典に出席したいと思います。何故なら彼らは、ドナルド・トランプ大統領においてキリスト教文明の最高の価値観の最大の擁護者であることを見ているからです。キリスト教文明の至高の価値とは、生命であり、つまり受精から自然死に至るまでの生命、また、一人の男と一人の女と子供たちからなる自然な家族というものの価値、さらに祖国愛、天主のもとにある一つの国という価値です! そして最も重要なことは、トランプ大統領は、私たちの信仰を自由に実践する権利を擁護し、それによって私たちがより完全に天主を敬うことができるようにしているということです。
11月に行われるアメリカ大統領選挙は、画期的な挑戦であり、聖書的な挑戦であります。その結果はアメリカ合衆国のみならず、全世界にとって決定的なものとなるでしょう。
アメリカのカトリック信者の全ての皆さんは、御摂理が皆さんの大統領に託された役割を十分に認識し、天主が、ディープ・ステートや新世界秩序という悪魔的勢力に対抗して戦うように備えている、通常を超えた戦いを認識している必要があります。
私は、何百万人ものカトリック信者たちそして世界中の善意の人々と共に、熱烈な祈りをもってあなたの側にいます。
私たちの信頼は、全能の天主にあります。その右の手は常に不思議な業を行います。
+ カルロ・マリア・ヴィガノ
ウルピアーナ名義大司教
元ワシントンD.C.の教皇大使(2011年~2016年)
【訳注:アメリカ合衆国(The United States of America)は、50の州(states)の連邦で構成されているが、そのもっと深いところで米国を操るとされるエリート・グループのことを、ディープ・ステート(deep state)と呼び、「闇の政府」あるいは「国家内国家」「深層国家」とも訳される。】