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「カトリック教会がいつも捧げているハロウィン」と「世俗的なハロウィン」という2つのハロウィン

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2020年10月18日(主日)聖霊降臨後第20主日

聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父メッセージ

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。
愛する兄妹姉妹の皆さん、今日は「ハロウィン」について、ちょっとお話をしたいと思っています。
実は、「カトリック教会がいつも捧げているハロウィン」と、そして今現代、「世俗的なハロウィン」という、2つのハロウィンがあるので、皆さんどうぞ注意なさって下さい。意味も、やっている事も、全く違います。
「ハロウィン」というのは、元々ケルト地方の言葉で、“All Hallows' Eve”、諸聖人の祝日の前日に、諸聖人の祝日をよく祝う為に、私たちがカトリック信者が準備した、その日です。
伝統的には、この10月31日には大小斎を守る日です。つまり私たちは、断食をして、お祈りをして、諸聖人のお祝いをする準備をする日なのです。
そして11月1日、諸聖人の大祝日には教会に行って、諸聖人が、教会でもう私たちが知る事ができない、そして数多くある何千何万何百万もの、天にいる大聖人たちを、私たちがひとまとめにして祝って、「私たちも遂に、この天国の栄光に行きたい。そしてその為に取次ぎを祈る」という特別の日なのです。
ところが、現代のハロウィンというのは、ちょうどカーニバルが、「四旬節のその前日に、これから肉が食べられないから、ちょっと肉を今日は食べよう」とか、あるいはそれが何か今のカー二バルは全く別のものになっていってるとか、あるいは聖バレンタインの日とか、あるいは現代ではイエズス・キリストがいらっしゃらないクリスマスとか、商業化したそのような、元々カトリックの祝日だったのが、そうではなくなってしまったものがたくさんあります。そしてカトリックでなくなってしまって、祝われているものがたくさんあります。
ハロウィンも同じです。悪魔や、デモンや、お化けが出てくるというのが、私たちが祝うべきハロウィンではありません。
何でもやっていい、何でもおかしな事をしていい、という仮装行列の時でもありません。
私たちは、諸聖人の大祝日を祝う日として、カトリックとして、この日を守る事に致しましょう。
ところで、最高の祝い方は何かというと、それは「ミサに与る事」です。11月1日は主日で、特に私たちはミサがあります。
しかも11月1日には、今年の11月1日は、聖ピオ十世会が教会法に従って公式に、正式に創立されて50周年の大祝日で、50周年を祝う時です。
ですから諸聖人にも感謝して、諸聖人の御取り次ぎによって、私たちが昔からの、この諸聖人たちがそれによって天国に行く事ができた、この信仰を守り続ける事ができるように、取次ぎを願って、そして遂には天国に行く事が私たちもできますように、お祈りしましょう。
11月1日主日、東京では9時と11時と12時半からミサがあります。大阪では午後6時です。
是非これによって、本当のハロウィン、そして諸聖人の大祝日を一緒に祝う事に致しましょう。
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。





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