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Channel: Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた
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聖フランシスコ・ザビエルの書いた 1549年11月5日の手紙「私たちは1つの事しか頭にない。それは、日本人にイエズス・キリストの知識と信仰をもたらす事」

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アヴェ・マリア・インマクラータ!
今日は聖フランシスコ・ザベリオの祝日ですね。今日は聖フランシスコ・ザベリオにちなんで、この霊的講話を今日アップしたいと思います。
2020年9月27日(主日)聖霊降臨後第17主日
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父メッセージ
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。
愛する兄弟姉妹の皆様、来たる9月29日は大天使聖ミカエル、日本の守護者の祝日です。日本の守護者には、二人というか二位あります。それは「聖母の汚れなき御心」、これが最も主要な最上位の守護の聖人で、そして「大天使聖ミカエル」です。
なぜ二人の主要な守護の聖人がいるのでしょうか?日本におけるカトリック教会の歴史を少しお話ししたいと思います。
聖フランシスコ・ザビエルは、1506年スペインに生まれました。イエズス会の宣教師としてインドに派遣されます。マラッカに居た時に、日本の安次郎または弥次郎とも言われますが、このカトリック信者に出会い、1549年8月15日に、弥次郎の故郷鹿児島に上陸しました。パウロ・デ・サンタ・フェ「聖なる信仰のパウロ」と言う霊名を持つこの日本信徒弥次郎は、聖フランシスコ・ザビエルの来日の為に大いに助けとなりました。
安次郎はその時の領主、島津第15代貴久に面会に行きます。その時インドから持って来た、幼きイエズスを膝に抱く美しい聖母の御影を持って行きました。それを島津貴久に見せます。
島津はそれを見ると、非常に感激して、跪いて、最高の敬意を表しました。そしてそこに居合わせた全ての人たちにも、同じようにする事を命じました。
貴久の母親もこれを見て非常に感激して、「自分にもこれを1つ欲しい」と言って、キリスト教の教えについて書いた物を願いました。安次郎は数日間これを一生懸命作って、彼女に送ります。
聖フランシスコ・ザビエルは、大天使聖ミカエルの日、すなわち1549年9月29日に、一宇治城と言う薩摩の国の伊集院にあったお城で(現代の城山公園にあるのですが)、そこで島津貴久と面会します。
島津はこの聖なる宣教師、フランシスコ・ザビエルを大切に迎えて、数日後、彼にキリストの教えを説く許可を与えます。そして、「もしも臣下たちが望むならば、誰でもこの信仰を受ける事ができる」と、カトリック信仰を許します。
そこで聖フランシスコ・ザビエルは、日本とその宣教事業を全て、大天使聖ミカエルに捧げました。
1549年11月5日に書かれた手紙の中で、彼はこう書いています。
「私たちは実に、たった1つの事しか頭にありません。それは、日本人に、私たちの主イエズス・キリストの知識と信仰をもたらす事であり、私たちが仕える主の助けによって、これを達成できると信じています。
しかし、もしもこのように敬虔で良い大義の為に、私たちの命を捧げる事を天主が御望みであれば、私たちは間違いなくそれを、天主の最大の恩恵の一つであると考え、私たちは今の生活、この続く死のようなものである生活に終わりをもたらして、祝福された永遠のかの命に入らせてくれる敵たちに感謝する事でしょう。
私たちは、敵のどんな脅しや恐怖によっても、真理を述べ伝える事をやめないと決心しています。もしも天主が、彼らの霊魂の救いを諦めるよりも、私たちの命を失う事を望んでおられるならば、天主の良き助けを以って、天主からの強さと勇気を与えられて、日本人を迷信の暗闇から福音の光の中に引き込む為に、私たちは天主の命令に従う事を決意しています。
私はこのような事において、天主の助けが私たちに足りない事は決してない、と極めて大きい希望を持っています。なぜなら私たちは、自分の力に頼らず、私たちの全ての希望を、私たちの主の力と、最高の権能に、そして主の最も聖なる御母と全ての天使たちに、とりわけ戦闘の教会の頭である大天使聖ミカエルの保護に置いているからです。
私たちはまたこの大天使に多くの希望を託し、彼の保護と敬慕の元に日本を置きました。そして大天使聖ミカエルとその他の天使たち、つまり人間たちの守護の天使たちに、私たちは毎日、自分たちと私たちの事業を祈り、託しています。それは天使たちが、自分たちの保護の元にある日本人たちの回心と救いの為に、絶えず天主に懇願する為です。」
では愛する兄弟の皆様、来たる9月29日、大天使聖ミカエルの祝日を大いにお祈り致しましょう。大天使聖ミカエルにお祈り致しましょう。大阪の聖ピオ十世会の聖堂では、この聖伝のミサが、大天使聖ミカエルの祝日のミサが捧げられます。これは聖フランシスコ・ザビエルが捧げた同じミサです、聖伝のミサ。このミサを通して、大天使聖ミカエルに祈って下さい。
私たちが、聖フランシスコ・ザビエルの信仰と精神を続ける事ができますように、イエズス・キリストに関する真理を宣言し続けて、日本に住む全ての方々が、真の福音の光に導かれて、そして永遠の霊魂の救いを得る事ができますように。
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。





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