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Channel: Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた
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聖ヨゼフも特別の使命を受けて「ブドウ畑で働け」と言われた

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2021年1月31日(主日)七旬節の主日のミサ聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父説教(大阪)
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。
今日は、今日の福音で、最後の夕方の5時に呼ばれた事の黙想を提案します。
私たちも世の終わりに、この午後の5時に、ほんの少しだけ働く為に、そして働いて救霊の一デナリオを受ける為に、呼ばれました。
私たちと同じく、時の終わりに呼ばれた方の中に、聖ヨゼフがいます。
聖ヨゼフも、特別の使命を受けて、「ブドウ畑で働け」と言われました。
聖ヨゼフが頼まれた事は、「天主が、天主の御言葉が人となる、人間となる。この永遠の昔からの天主の愛の計画を、世の全部の救いの為に、守るように。その神秘を生きるように。そしてその為に必要である童貞聖マリア、天主の御母を守るように。その童貞性と、その生活を守るように。」
聖ヨゼフの手には、とてつもない宝が委ねられました。そしてこの宝を守る事が、聖ヨゼフに与えられた使命でした。
聖ヨゼフは、それを完璧に果たして、そして今では普遍教会の、全カトリック教会の守護者として尊ばれています。
聖ヨゼフの受けたその報いというのは、ものすごい莫大であって、諸聖人の中でも、天使たちの中でも、聖ヨゼフのその栄光は、マリア様に次ぐものとなっています。
なぜかというと、聖ヨゼフは、「イエズス・キリストとマリア様に最も近く働く」という特別の御恵みを得たからです。
だからといって聖ヨゼフは、それを傲慢に自慢する事なく、却って、全く天主から受けた御恵みとして、謙遜にそれを果たしました。全ては、天主からの頂いたもの。
私たちも、聖ヨゼフのように働く為に、そしてその働いた報いとして、「永遠の命」という一デナリオを受ける為に呼ばれた者です。
この七旬節、私たちも聖ヨゼフのように、主のブドウ畑で働く事ができますように、聖ヨゼフに特にお祈り致しましょう。
聖ヨゼフのように私たちも、できる限りミサに、御聖体に、イエズス・キリストに一致して、またマリア様に一致して、日々の生活をお送り致しましょう。
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。



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