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Channel: Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた
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3月19日の金曜日に、私たちは、私たちの修道院、使徒職、司祭、信徒を、聖ヨゼフに奉献します。では、なぜこのような奉献を行うのでしょうか?

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聖ヨゼフへの奉献についての短い説教

ドモルネ神父様

はじめに

3月19日の金曜日に、私たちは、私たちの修道院、使徒職、司祭、信徒を、聖ヨゼフに奉献します。では、なぜこのような奉献を行うのでしょうか?

1.私たちはキリスト教徒でありマリアの子であるから

私たちが奉献を行うのは、私たちがキリスト教徒だからです。キリスト教徒であるということは、私たちの模範であるイエズス・キリストに従うということです。ところで、キリストは、いと清き童貞のご胎内でご托身になった最初の瞬間から、ご自分を完全に、聖ヨゼフの権威と指導の下に置かれました。キリストは人間として、聖ヨゼフに対して、子としての敬意、従順、献身をお持ちでした。ですから、私たちも、キリストの兄弟として、自分を聖ヨゼフに完全に委ねるのです。

私たちが聖ヨゼフに自分を奉献するのは、また、童貞聖マリアがそのような奉献をなさったからです。聖母は童貞としてのご結婚によってご自分を聖ヨゼフに完全に委ねられました。聖母は、聖ヨゼフに全面的かつ決定的な信頼を寄せ、聖ヨゼフの権威と指導の下に自らの身を置かれました。童貞聖マリアは私たちの霊的な母ですから、私たちは聖母の模範に従います。マリアの子として、私たちは自分を聖ヨゼフに委ねるのです。

2.私たちの主イエズスが聖ヨゼフをすべてのキリスト教徒に対する権威として立てられたから

私たちが聖ヨゼフに自分を奉献するのは、さらに、私たちの主イエズスが聖ヨゼフを教会のすべてのメンバーに対する権威として立てられたからです。主は、私たちがすべての必要について、聖ヨゼフのもとに行くことを望まれます。私たちの主イエズス・キリストのこのご意志は、太祖ヨゼフの物語にはっきりと現れています。

旧約の物語が、新約の実現を予告するものであったことは、皆さんご存じでしょう。旧約の太祖ヨゼフは、新約の聖ヨゼフのかたどりでした。しかし、太祖ヨゼフには、何がおこったのでしょうか? エジプトの王は彼にこう言いました。「『おまえが私の王宮の支配者となれ。私の民はおまえの命令に従うだろう。…私はおまえをエジプト全土のかしらとする』。そして、王は自分の手から指輪を取って彼の手に渡し、絹の衣を彼に着せ、首に黄金の首飾りをかけました。王は彼を自分に次ぐ車に乗せましたが、その時、叫ぶ人々が、すべての者が彼の前にひざまずき、彼がエジプトの全地の支配者になったことを知るようにと告げました。王はヨゼフにこう言いました。『ファラオは私である。しかし、おまえの許可なしには誰一人手や足を上げることはあるまい』」(創世記41章41-44節)。そしてその後、エジプトの国に飢餓が訪れ、窮地に陥った人々が食べ物を求めたとき、王は彼らにただ一つのことを告げました。「ヨゼフのところに行け。彼の言うとおりにせよ」(創世記41章55節)。

同じように、王の王であるイエズス・キリストは、聖ヨゼフをご自分の全教会の管理者に任命され、私たちに必要なものすべてについて、私たちが聖ヨゼフのところに行くことをお望みになります。そして、エジプト人たちが太祖ヨゼフに、すべての家財や不動産、さらには自分自身まで捧げたように、私たちキリスト教徒も、聖ヨゼフへの奉献によって、すべての所有物と自分自身を聖ヨゼフに捧げるのです。確かに、聖ヨゼフはすでに、特に私たちが洗礼を受けて以降、私たちの面倒を見てくださっています。しかし、自分自身を明確に聖ヨゼフに奉献することによって、私たちは聖ヨゼフとの関係を強め、聖ヨゼフが私たちのためにもっと多くのことをしてくださり、そして聖ヨゼフが私たちにしてくださることがもっと効果的になるようにするのです。

3.聖ヨゼフは私たちの使徒職の拡張を任されているため

しかし、私たちが3月19日に行う奉献は、私たち自身のためだけではありません。私たちの修道院や、日本と韓国における使徒職を奉献するのです。これはとても重要なことです。

旧約の太祖ヨゼフの物語を読んでみてください。ヨゼフはすべての人に食べ物を提供し、そのおかげで彼は、すべての人に自分の家財や不動産、さらには自分自身を王にゆだねるよう取り計らったと言われています。すべての土地、すべての人々が王の個人的な所有物となったのです。聖ヨゼフも同じことをされます。司祭を通して、天のパンである私たちの主イエズスを、霊的に飢えている人々に配られます。そして、少しずつ、これらの国々が、自らを主イエズスに完全にゆだねるようにされるのです。聖ヨゼフは全教会を任されておられます。これは、聖ヨゼフが世界の教会の拡大の総司令官であることを意味します。

私たちは、私たちの主イエズス・キリストがすべての日本人と韓国人に知られ、愛されることを望んでいます。私たちは間違いなく、この二つの異教の国がカトリックの国になることを望んでいます。ですから、私たちは自分の使徒職を聖ヨゼフに奉献することによって、謙虚かつ完全に、自分を聖ヨゼフの導きの下に置かなければなりません。私たちの使徒職の活動においては、私たちは自分の知恵ではなく、聖ヨゼフの知恵に信頼を置くことを望みます。聖ヨゼフは、日本と韓国におけるカトリック信仰をどのように発展させたらよいか、私たちよりもずっとよくご存じです。私たちは、ただ聖ヨゼフの素直な助手となることを望みます。


結論

この奉献のために、敬虔に準備しましょう。特に、聖ヨゼフの連祷と、聖ヨゼフへのメモラーレの祈りを毎日唱えることを、皆さんにお勧めします。

 


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