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Channel: Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた
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聖なる三日間の儀式の典礼に関する短い説明

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聖なる三日間の儀式の典礼に関する短い説明
ドモルネ神父
1.聖木曜日
聖木曜日は、最後の晩餐の記念日、ミサと司祭職の制定の記念日です。私たちの主イエズスのご受難の始まりです。教会は典礼を通して、この歴史的な日に起こったことを記念し、それを表現しようとします。教会は、私たちの主イエズスに霊的に一致するように私たちを招いているのです。
・ ミサは最後の晩餐のように夕方に行われます。
・ ミサの前は、ご聖櫃は空で、ご聖体はありません。これは、聖なるミサが初めて行われたのが聖木曜日であったことを私たちに思い出させるためです。
・ミサの典礼では、最後の晩餐のときと同じように、喜びと悲しみが共に際立ちます。過ぎ越しを祝い、贖いの時が来たことによる喜びと、来るべきご受難による悲しみです。典礼においては、喜びは、白い一級の祭服の使用、祭壇上の花、聖歌グローリア、グローリアの時のベルの音で表されます。悲しみは、グローリアの後は【ベルではなく】カチカチと音をさせる用具を使うこと、アニュス・デイで「ミゼレレ・ノビス(我らをあわれみたまえ)」を三回繰り返すこと、ミサの最後に祝福がないことなどで表されます。
・ミサの奉献誦の前に、司祭は十二人の男性の足を洗いますが、これは私たちの主イエズスが、ご自分の兄弟愛の掟を示すために、十二使徒にそうなさったことにちなんでいます。
・ミサの終わりには、ご聖体が内陣から安置の祭壇に運ばれます。これは、私たちの主イエズスと使徒たちが、最後の晩餐の家からオリーブの園に移動されたことを表しています。
・そして、祭壇の布が取り去られます。これは、私たちの主イエズスが、ご受難を受けて私たちの贖いを得るために、言ってみれば天主の力を御自ら取り去り、進んで敵に身をお委ねになったことを象徴しています。
・真夜中までご聖体を礼拝するのは、オリーブの園での苦悶の間、私たちの主イエズスと一緒にいるためです。真夜中に、公的な礼拝は終わり、ろうそくはすべて消されます。ユダが兵士たちと一緒にイエズスを逮捕しに来たのは真夜中でした。教会はその時から大きな喪に服するのです。

2.聖金曜日
教会は、私たちの救い主のご受難と死の記念日であるこの日、喪に服しながら、十字架の犠牲の更新であるミサを祝うことを望みません。その代わりに教会では、ご受難を記念し、イエズスの犠牲と十字架上での祈りに霊的に一致するための典礼行事があります。
カトリック教徒は通常、典礼行事に参加する前に十字架の道行を祈ります。
典礼行事
典礼行事は、私たちの主イエズスが十字架上で亡くなられた時刻である午後三時に始まります。典礼行事は次の四つの部で構成されています。
・まず、教会は二つの朗読を通して、旧約において天主がどのようにご受難をお告げになったかを私たちに思い起こさせます。次に教会は、聖ヨハネの福音で報告されている実際のご受難の物語を読み上げます。
・第二部では、九つの大祈願で、教会は、すべての人の救いのために十字架上で祈っておられる私たちの主イエズス・キリストと一致します。
・第三部では、教会は荘厳に十字架の覆いを取り、信徒の礼拝のために顕示します。その間、私たちは、私たちの忘恩に対する天主のとがめの交誦を歌います。教会はまた、悪魔の帝国を滅ぼし、人々を救う十字架の栄光と力を讃えます。
・最後に、聖金曜日にはミサが行われませんが、教会は信徒から聖体拝領を取り去ることは望んでいません。そのため、聖木曜日に聖別されたホスチアを用いて、信徒への聖体拝領が行われます。
典礼行事の後、教会はご復活のミサまで喪に服しています。
3.聖土曜日
聖土曜日は、童貞聖マリアとともに喪に服し、復活を期待する日です。そのため、聖土曜日には、「七つの悲しみのロザリオ」など、悲しみの聖母への信心を行うのが適切です。
復活徹夜祭
復活徹夜祭は、復活のろうそくという象徴の下、キリストのご復活を祝う典礼を行います。この儀式は、主の死からいかにして私たちにいのちと恩寵がもたらされたかを表すことを目的としています。
この徹夜祭は七つの部で構成されています。
1.火の祝別:世界が夜の闇に包まれ、聖堂のすべての明かりが消えているとき、外では火が準備され、祝別されます。闇は、キリスト降臨前の世の無知と罪を象徴しています。火は常に動いていますから、いのちの象徴です。祝別された火は、特に自分のいのちの源である天主のいのちを象徴しています。
2.復活のろうそくの祝別:復活のろうそくは、ご受難の後の人性における私たちの主イエズスを象徴しています。ろうそくの純粋な蜜ろうは、主の御体の童貞性を意味し、ろうそくにしるされた十字架は、主のご受難と十字架による勝利を意味し、五粒の香は、主の御両手、御両足、御脇腹にある五つの傷を意味し、【最初と最後である】アルファとオメガの文字は、主の永遠の神性を表すとともに、人類の歴史が主を中心としていることをも意味しています。2021の数字は、特に2021年に私たちがキリストにお仕えすることを確約するということを意味しています。祝別された火を使って復活のろうそくに火を灯すことは、キリストが復活されたことを象徴しており、キリストの御体にいのちが戻ったことを意味しています。
3.聖堂への荘厳行列:火を灯した復活のろうそくを聖堂に荘厳に運び、徐々に礼拝堂の照明を点灯させていき、ろうそくが内陣に到着した時には全ての灯りがともされるようにします。これは、キリストが復活された時から、天主の知識と愛を徐々に世界中にもたらし、サタンの暗黒の王国にどこでも打ち勝ってきたことを象徴しています。そして、聖歌「エクスルテット(Exultet)」の中で、キリストの復活の偉大さと、私たちに対するその驚くべき恩寵が歌われます。
4.旧約聖書からの朗読:第一朗読では、贖いのみわざが新しい創造のようなものであることが語られ、第二朗読では、紅海の渡海が洗礼とその効果の象徴であることが語られ、第三朗読では、洗礼を通して天主がどのようにして私たちを聖化されるかが語られ、第四朗読では、今後、キリストに召命を受けたという尊厳をもって生きるようにとの警告が語られます。
5.諸聖人の連祷の第一部の歌唱:私たちは、天国のすべての聖人や天使と一緒に、復活したキリストと、死、罪、悪魔に対するキリストの勝利を祝います。
6.復活の水の祝別:一年間の洗礼に使われる水が、非常に荘厳に祝別されます。司祭は何回か、復活のろうそくを、キリストを象徴する水に浸します。それは、キリストがご受難とご復活によって、この水に霊的な再生の力を与えられたことを表すためです。
7.洗礼の誓いの更新:信徒は洗礼の誓いを更新し、司祭は復活の聖水で信徒を祝福します。
8.諸聖人の連祷の第二部の歌唱:この連祷の後、ご復活のミサが始まります。ミサの間、ベルの音とアレルヤ(喜びと勝利の叫び)の歌声が戻ってきます。




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