2021年9月23日(木)教皇殉教者聖リノのミサ
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父 説教(大阪)
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。
お知らせがあります。皆さんもご存知かもしれませんが、一昨日ミカエルさんがお亡くなりになりました。そこで明日、山形で葬儀のミサがあります。ミカエルさんの為にお祈り下さい。
今日祝う聖リノは、聖ペトロ初代教皇の後継者です。第2代教皇で、この名前はローマ典文の中にも書かれています。聖リノは特に有名なのは、「聖ペトロの命令をそのまま繰り返すだけだ」と言いながら、「女性は教会の中ではベールをかぶるように、頭に被り物をするように」と命じたということです。
ネロから始まった迫害時代でしたので、バチカンで殉教して、聖ペトロのお墓のすぐ近くに葬られました。
聖リノ、第2代教皇が私たちに教えている事は何か?それは、「聖ペトロと同じ信仰告白をした」という事です。
つまり教皇様の役割、教皇様が教皇様であるという事は、「イエズス・キリストこそが生ける天主の聖子であって、それ以外には私たちには救いがない。私たちが救われる名前は、永遠の命が与えられる名前は、この他にはない」と皆の前に宣言する事です。そして聖リノはこれを立派に成し遂げて、そして殉教していきました。
願わくは、私たちもこのような立派な多くの教皇様たちの声を聞いて、それに従う事ができますように、お祈り致しましょう。またマリア様の御取次ぎで、教皇様たちが、その後継者が、聖ペトロ、聖リノ、また聖クレメンテ等に従うものとなりますように、お祈り致しましょう。
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。