【参考情報】ヴィガノ大司教、反ワクチンパスポートのデモ参加者に語る。「パンデミックはグレート・リセットをもたらすために利用されている」
Viganò to anti-vax passport protesters: ‘The pandemic is being used to bring about the Great Reset’
「私たちが目にしている出来事は、体の健康だけでなく、何よりも霊魂の救いを憎む勢力による非人間的なプロジェクトに一致している」。
【イタリア・トリノ、LifeSiteNews】カルロ・マリア・ヴィガノ大司教は日曜日、トリノの広場に集まった反ワクチンパスポートのデモ参加者を前に、事前に収録されたビデオメッセージで、「グレート・リセット」をもたらすために権力者たちがパンデミックを利用していることを非難しました。
ヴィガノ大司教の10分間のビデオメッセージは、トリノのカステッロ広場に設置された巨大スクリーンに映し出されました。この広場には、反ワクチンパスポート派が集まっており、日曜日には「No Paura day」(「恐怖のない日」)が行われました。前駐米教皇大使は、イタリアにおける「グリーンパス」の導入と、これまで何度も警告してきた「グレート・リセット」の確立との関連性を示しました。
ヴィガノ大司教はまず、カステッロ広場をはじめとするイタリアの多くの広場に集まった人々への支持を表明し、主流メディアの「嘘のナラティブ(物語)」に抵抗する彼らの決意を祝福しました。
そして、信者と聖職者の両方が関与した健康独裁体制の確立を非難し、聴衆に良きキリスト教徒としての生活を送るようにと呼びかけました。
「しかし何よりも、皆さんに請い願います。天主の恩寵の状態で生き、秘跡に頻繁にあずかり、聖徳を実践し、洗礼の約束に忠実でキリストの真の証人である良きキリスト信者に立ち返りましょう」。
メッセージの最後には、大司教が出席者に「天にまします」を一緒に唱えるように呼びかけました。
以下は、ヴィガノ大司教のメッセージの英語訳から日本語に翻訳したものです。
ヴィガノ大司教のメッセージ
親愛なる友人の皆さん、
親愛なる兄弟姉妹の皆さん、
私も皆さんの仲間に入れていただき、私が霊的に皆さんの近くにいることを、そして私の皆さんへの支持を表明します。この広場に、そしてイタリア中の多くの広場に、皆さんがおられることは、いまでも自分の知性を使うことをいとわず、自由を手放すつもりがない人々がいることの証明です。
皆さんは、主流メディアが広める欺瞞や嘘のナラティブ(物語)、ソーシャルメディア・プラットフォームやテレビによる検閲、実験的な遺伝子血清を皆さんに受けさせようとする巧妙なテロリズムに抵抗する決意を表すために、再び集まっておられます。これらの実験的な遺伝子血清は、毎日新たな重篤な副作用を引き起こし、中には死に至る場合もあり、パンデミックを抑える効果がないことが証明されています。
このパンデミックが、長年にわたって非常に綿密に計画されてきた「グレート・リセット」を実現するための手段として利用されていることは、誰もが理解していることだと私は思います。この健康独裁体制の確立に反対すると皆さんが思っていた政治勢力も含めて、すべての政治勢力が犯罪的陰謀家のエリートの共犯者となっていることには、不快感を覚えます。
統治者、裁判官、警察、医師、科学者、官僚、ジャーナリスト、さらには司教や司祭、そしてバチカンの指導者たち自身など、世界中のあらゆる場所で、単一の指導勢力のもと、全員が同じ脚本に従っているのです。
私たちは、彼らのイデオロギー的な狂気がどこまで続くのかを見てきました。それは、巨大な経済的利益と、反人間的な、反キリスト的でもある計画によって推し進められている、この大量実験プログラムに参加しないことを選択した人々を差別し、犯罪者にすることです。
しかし、この一年半の間に起こったことの不条理さと絶対的な重大さを皆さんが認識し、新型コロナウイルス感染症が市民の天賦の自由を制限し、私たち全員の活動を追跡・管理するオーウェル的な体制の確立に貢献してきたことを多くの方が理解しているのであれば、さらに踏み込んで、私たちが目にしている出来事は、体の健康だけでなく、何よりも霊魂の救いを憎む勢力による非人間的なプロジェクトに一致していることを認識する必要もあります。
皆さん一人一人、私たち一人一人は、天主によって創造され、私たちの主イエズス・キリストによって十字架の犠牲で贖われた不滅の霊魂を持っています。私たち一人一人のために、主は御血を流してくださいました。そして、まさに、現在教会を統治しているにもかかわらず敵の側についている人々によってさえも、深刻な脅威にさらされているとき、天主の恩寵の中で不滅の霊魂を守り、天主の掟に従い、勇気を持って信仰を証しすることが、私たちと皆さんの義務です。
私たちがこのような段階にまで陥ったとすれば、それは私たち自身の不忠実に大部分の原因があり、何が正しくて何が正しくないかを天主の代わりに他人に決めさせたこと、寛容の名の下に母親の胎内の子どもの殺害【妊娠中絶】、病人や高齢者の殺害【安楽死】、キリスト教道徳の退廃【同性愛など】、子どもや若者の堕落を許してしまったことにあると認識しなければなりません。
今日、私たちが目にしているのは、何十年にもわたる解体、何十年にもわたる主の法に対する反逆、何十年にもわたる天主の前での復讐を叫ぶ罪や悪徳という毒の入った実なのです。
天主の御摂理は、この世がイエズス・キリストの主権を放棄し、サタンの奴隷状態の下に置かれたときにどうなるかが示されることを許しています。私の言葉は、一部の人が言うような黙示録的な言葉ではなく、一人のカトリック教会の牧者からの厳しい警告であって、天主のもとに立ち返るように招きつつ、王たるキリストとマリアが統治しておられないところでは、それに代わって、悪魔の残酷で冷酷な専制政治が統治することを認識するように求めるものです。悪魔は、人間に普遍的な兄弟愛を約束しながら、私たちの破滅しか望んでいないのですから。
私は、ヨハネ・パウロ二世が1978年の教皇就任当初に発した言葉を自分の言葉としたいと思います。
「恐れることはありません。キリストへの扉を開いてください、本当に開いてください。その救いの力に対して」。
恐れることはありません。キリストへの扉を開いてください。本当に開いてください。イエズス・キリストは歴史の王にして主であり、私たち一人一人の、すべての国の、そして聖なる教会の運命はその手中にあります。私たちが人類の敵の猛攻に屈することを、主はお許しにはなりません。立ち返るのです。謙虚に父に赦しを請い、家に迎え入れられる放蕩息子のような信頼をもって、私たち全員が主のもとに立ち返りましょう。私たちの信仰と、宗教が二千年の歴史の中で築き上げてきた文明、そして私たちの愛する祖国イタリアがそれらのゆりかごであったことに誇りを持って、キリスト信者に立ち返りましょう。否定され、踏みにじられているのを私たちが今日目にしているこれらの譲れない価値観を、市民生活や政治生活において守ることに戻りましょう。しかし何よりも、皆さんに請い願います。天主の恩寵の状態で生き、秘跡に頻繁にあずかり、聖徳を実践し、洗礼の約束に忠実でキリストの真の証人である良きキリスト信者に立ち返りましょう。
そして、差し迫った暴政に反対することを公に勇気を持って表明するこの日が、超自然的な光を欠いた不毛なものにならないように、私は皆さんに、主が私たちに教えてくださった言葉を私と一緒に唱えていただきたいと思います。私たち全員に、私たちの家族に、私たちの祖国に、そして全世界に、主とその至聖なる御母のご保護を請い願いながら、熱意をもって、湧き起こる愛徳をもって祈りましょう。
天にましますわれらの父よ、願わくは御名の尊まれんことを、御国の来らんことを、御旨の天に行わるる如く地にも行われんことを。われらの日用の糧を、今日われらに与え給え。われらが人に赦す如く、われらの罪を赦し給え。われらを試みに引き給わざれ、われらを悪より救い給え。アーメン。
+ Carlo Maria Viganò, Archbishop
+大司教カルロ・マリア・ヴィガノ
イタリア語テキスト
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