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Channel: Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた
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聖ピオ十世会 カトリック聖伝のミサの報告 Traditional Latin Mass in Tokyo and Osaka, SSPX Japan

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アヴェ・マリア・インマクラータ!

愛する兄弟姉妹の皆様、

御公現後第二主日、今日東京のミサに来られた方は、子供達も入れて合計113人でした。大阪では24人でした。このお恵みを天主に感謝いたします。

御公現後第二主日には、カナの婚礼のことを福音で読みましたが、マリア様が第二のエワであることにも思いをはせました。

カナの婚礼には「ユダヤ人のきよめのために準備されている三、四斗入りの石がめが六つあった」(ヨハネ2:6)とありますが、聖ヨハネの福音には「ぶどう酒」という単語が六回でてきます。(ヨハネ2:2,9,10、4:46)あたかも六つの石がめに入れられた水がすべてぶどう酒に変わったことを強行するかのようです。

聖ヨハネによる福音の最初は、創世記と似ていることが指摘されています。創世記は「はじめに」という言葉から始まりますが、最後の福音も「はじめに」ということばで始まります。

創世記では自然界の天地創造の七日のことがまず語られます。聖ヨハネも超自然による新しい創造の七日のことを語っているかのようです。洗者聖ヨハネが「私はそのはきもののひもをとく値打ちもない」と宣言したのが一日目で、カナの婚礼で最初の奇跡を行い栄光をお示しになったのが七日目です。超自然の恵み、新しい聖寵の世界の始まりのことです。

説明します。

創世記と同じ言葉「はじめに」で始まるヨハネの聖福音は、「第一日」として、御言葉に「生命があり、生命は人の光であった。光はやみに輝いた」「すべての人をてらすまことの光は、この世に来ようとしていた」といって光について語ります。創世記も第一日では光りが創られることが語られます。福音では、洗者聖ヨハネの「私はそのはきものの、ひもをとく値打ちもない」という宣言と共に「これらのことがあったのは、ヨハネが洗礼をさずけていたヨルダンの向こうのベタニアであった」で第一目が終わります。

第二日は「翌日」(ヨハネ1:29)という言葉から始まります。二日目では、洗者の水での洗礼を授けていることが語られます。創世記でも二日目に水について語られます。福音では二日目はイエズス・キリストに関する洗者の証言で終わります。「私は、霊が鳩のような形で天からくだり、かれの上にとどまるのを見た。…私はそれを見、そして、かれこそ天主のみ子であると証明した」と。

第三日は「その翌日」(ヨハネ1:35)で始まります。「ヨハネのことばをきいてイエズスについてきた二人」のこと、二人のうちの一人だったアンドレアは自分の兄弟シモンをイエズスのところにつれてきたことが語られます。三日目に三人の弟子たちがイエズスに出会うのです。この弟子たちは、実りをもたらす木々にたとえられるかもしれません。

第四日は「翌日、イエズスは、ガリラヤのほうに出発するつもりだった」(ヨハネ1:43)で始まります。四日目は次のイエズスの言葉で終わります。「まことにまことに、私はいう。あなたは、天がひらけて、天主の使いたちが人の子の上にのぼりくだりするのを見るだろう」とおおせられた。創世記では、四日目に、目に見える天について、つまり太陽と月と星々の創造について語られます。

第七日は、「それから三日目に、ガリラヤのカナに婚礼があったので、イエズスの母もそこに来ておられた」(ヨハネ2:1)で始まります。創世記では七日目にヤーウェは休まれますが、アダムとエワがエデンの園で誘惑を受けることも語られています。

イエズスは聖母のことを「母よ」とは呼びかけずに「女よ」(第二のエワとして)と呼びます。カナでは、聖母はイエズスの母ではありましたが、まだ人類の霊的な母ではありませんでした。聖母は十字架のもとで「母」として弟子に与えられます。
「それが私とあなたとになんのかかわりがありましょう Quid mihi et tibi est ?」という表現は、新約聖書ではここを含めて六回使われています。共観福音書で五回でてきますが、すべて悪魔や悪魔に憑かれた人が、イエズスを拒んでいう言葉として使われています。
実際イエズスは、カナアンのある女の頼みを拒むような態度をとったこともありました。頼まれてもイエズスは一言もお答えにならず、弟子たちには「私は、イスラエルの家の、迷った羊のために来ただけだ」と答え、ついにこの女に「子どものパンをとって小犬にやるのは、よくないことだ」とさえ言われます。しかし最後には祈りにお答えになりました。(マテオ15:21-28)

これについては、別の機会が与えられましたら続きを書きます。以上のことは、La Maternité spirituelle de la Mère de Jésus dans saint Jean par F. Quiévreux (1952)を参考にしました。

【報告】
Dear Fathers:
Shown below are the number of attendees at the masses in Tokyo today. The total number of attendees at the masses in Tokyo today was 113, including children.

09:00 mass
M: 21 (incl. 5 children)
F: 26 (incl. 4 children)
Total: 47 (incl. 9 children)

11:00 mass
M: 21 (incl. 6 children)
F: 24 (incl. 6 children)
Total: 45 (incl. 12 children)

12:30 mass
M: 11 (incl. 1 child)
F: 15 (incl. 1 child)
Total: 26 (incl. 2 children)

Total of 3 masses (excl. 5 people who participated in multiple masses)
M: 51 (incl. 12 children)
F: 62 (incl. 11 children)
Total: 113 (incl. 23 children)


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