2021年3月19日(金)童貞聖マリアの浄配、証聖者聖ヨゼフのミサ
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父様御説教(修道院)
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。
このミサの直後に、ヨゼフ様の御影(ごえい)を祝別して、そしてこの修道院と、そして私たちのミッション、皆さんを、ヨゼフ様に奉献致します。その後で聖ヨゼフ様の聖歌を歌って、ミサの後の祈りを御捧げ下さい。
なぜ、その奉献をするのでしょうか?それは、ヨゼフ様に対して聖三位一体がした事を、私たちが真似たいと思うからです。
三位一体の天主聖父は、最も大切な聖子を聖ヨゼフ様に任せました。イエズス様の命を守るのは聖ヨゼフ様でした。
聖子イエズス様も、御自分を全くヨゼフ様に委ねました。そして私生活の間は、全てヨゼフ様の言う通りに、従順に従いました。天主がヨゼフ様に全く委ねました。
天主聖霊も、マリア様を、浄配であるマリア様を聖ヨゼフに委ねました。
聖子イエズス・キリストに倣おうとするキリスト教信者は、やはりイエズス様がなさったように真似なければなりません。
マリア様に捧げられたこの修道院の修道院長は、実はマリア様の汚れなき御心ですが、マリア様は是非、この修道院と、私たち日本のミッションと、皆さんを、聖ヨゼフの元に委ねたいと思っておられます。ご自分を全て委ねたのですから、ご自分のものを全て、聖ヨゼフに委ねたいと思っておられます。
ですから、今日その事をはっきりと表明して、聖ヨゼフにぜひ私たちを守って下さるように、特に現代はヘロデのように、イエズス様への信仰、天主に対する信仰、自然の秩序さえも壊してしまう、キャンセルして、キャンセルカルチャー、そしてミサはもちろん、自然の秩序、結婚制度、過去の歴史、全てを無いものにしようとしています。このような時代にこそ、ヨゼフ様に私たちを守って下さるように、お祈り致しましょう。
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。