【参考文献】ヴィガノ大司教:世界保健機関(WHO)の条約は、国家主権に対する攻撃、「世界的クーデター」の一部である
【参考情報】ヴィガノ大司教の最近の発言を日本語で紹介します。
グローバル・ヘルス・ガバナンス(Global health governance世界的保健統治)は、新世界秩序(New World Order)の基本的要素の一つであり、それゆえ拒否し、反対しなければならない。
2022年5月21日 米東部標準時夏時間4時57分
(LifeSiteNews)― 今後数日間で、世界保健機関(WHO)に加盟している国々は、WHOのパンデミック管理に関する決議を投票にかけます。これらの決議は、市民の健康に関する主権を、製薬業界とビル&メリンダ・ゲイツ財団が主に資金提供している超国家的組織【WHO】に移すことになります。もしこれらの決議が多数により承認されれば、WHOはパンデミックの際に、検疫、都市封鎖、ワクチン接種義務、ワクチンパスポートなど、あらゆるルールを押し付ける独占的な国際的権限を持つことになります。また、この組織が免責を受けることと、そのため、そのメンバーが犯罪に関与しても、裁判にかけられたり、有罪判決を受けたりすることはないことも、覚えておく必要があります。選挙で選ばれない技術官僚(technocrat)が、逆説的に、市民が民主的な投票によって自分たちの代表に与えるよりも大きな権力を持つことになるのです。
主権を放棄することは、どの国の法律でも反逆罪とみなされること、また、議会は国家の利益に反する立法を行うことはできず、ましてや自らが代表する市民の自然の自由と基本的権利を侵害することはできないことを考えると、WHOが本来個々の国家に属する権力を自らのものにしようとするこの試みは、医療分野でも医療・病院サービスの大幅な削減、医療産業の民営化、ワクチンによる疾病予防を成し遂げることを目標にしている「アジェンダ2030」(Agenda 2030)へのいかなる反対をも妨げることを意図していることに、誰も気づかないはずはないと私は思います。
パンデミック条約は犯罪的なWHOに各国に対する権力を与える
サイコ・パンデミックは、統治者、政治システム、メディア、司法、全医療業界、そして聖座自体までもが、あからさまな利益相反を持つ超国家機関の機能集団の命令(diktats)に隷属化させられていることを証明しました。実験的なメッセンジャーRNA血清の悲惨な副作用は今ようやく認識されつつありますが、一方で、これらの決定に責任ある人々が、何者にも依存しない法廷で説明責任を問われるべきだと、正しくも期待する人々が大勢います。
したがって、最近のパンデミック緊急事態とワクチンキャンペーンの管理において、死者の数および健康に永久的な後遺症を負った患者の数という点で、最大の損害を引き起こしたWHOに、今、拘束力のある決定権を与えたいという願望があることは、控えめに言っても道理に反しているように思われます。主流メディアの沈黙のおかげでWHOが関与した犯罪に受けた免責に加えて、WHOは、明らかに製薬ロビーによって計画されている今後の緊急事態に対応する方法について、完全な裁量権を握っているのです。ヒポクラテスの誓いに訴える医療従事者を疎外することは、あらゆる反対意見の声を排除するための規範となる危険性があります。
この点で、ロシアやブラジルなど新世界秩序に反対する国々が、これらの決議の批准がもたらす非常に深刻な結果を認識しており、この理由で承認に反対していることは重要です。ドナルド・トランプ大統領も任期中に、米財務省からWHOへの資金提供を停止することで、明確なシグナルを発しました。これは、ディープ・ステートが2020年の彼の再選を阻止した理由の一つであり、彼らは、息子のハンターがウクライナにある米国のバイオラボへの資金提供に関与している、妥協し腐敗した人物を支持したのです。
したがって、市民、特に科学者、医師、法律専門家たちが、加盟国の国家主権に対するこの脅威を糾弾し、過去の出来事について、またWHOの決定が世界人口の健康に対して引き起こした結果について、光を当てるよう求めていることに、私は全面的な支持を表明します。私は、これらの決議の批准について意見を述べるよう求められるであろう各国首脳や政府の指導者たちに、これらの決議を拒否することを強く勧めます。なぜなら、これらの決議は共通善に反しており、また、WHOと世界経済フォーラム(WEF)が「アジェンダ2030」や「グレート・リセット」(Great Reset)という名で長年計画してきた世界的クーデターを実行するよう意図されているからです。
グローバル・ヘルス・ガバナンスは、このシステムに妥協しない権威ある専門家たちが明らかにしているように、新世界秩序の基本的要素の一つであり、それゆえ拒否し反対しなければならないものです。支配、利益、大量病理化の論理を、市民の健康および市民の不可侵の権利を保護することを第一の目標とする公衆衛生政策に置き換えなければならないのです。
聖座は権利を再確認し、無防備な人々を保護しなければならない
聖座は、国連の常設オブザーバーであって、1年前からWHOにも参加しており、特に、この実験的な遺伝子治療による、一部はいまだに未知である副作用の具体的な危険性に直面して、個人が健康治療を受け入れたり拒否したりする権利を再確認する義務があります。
そして、もしベルゴリオとその陰謀団が今までゲイツ、シュワブ、ソロスの妄想を甘受してきたのなら、カトリック教会は最も弱い人々、無防備な胎児や子どもや老人、そして堕胎した胎児の細胞で汚染された血清を彼らに接種させるために、実業家や陰謀家の冷笑主義によって脅迫されてきた人々【医療関係者】を守るべき時が来たのです。
バチカンが今、陰謀に加担するように沈黙していることは、パンデミックの始まりに性急に宣言を行って巨大製薬会社を恥知らずにも推奨した後、天主と人間に対する犯罪の共犯者となった、このローマの最高法院(サンヘドリン)に非難を負わせることになるでしょう。これほどまでに隷属的かつ卑劣な形で現世の権力に身を売った位階階級は、歴史上かつてありません。司教たちの中に、ベルゴリオの協力主義的な路線から距離を置く勇気を見いだし、これまでグローバリストのプロパガンダに騙されてきた善き人々の目を開かせる言葉を見いだすことができる方々がおられるように祈りましょう。
+大司教カルロ・マリア・ヴィガノ
2022年5月21日