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Channel: Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた
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ファチマの聖母「毎日ロザリオを唱えてください。戦争は終わるでしょう。私だけがあなた達を救うことができます。」

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2022年10月1日(初土)大阪 説教
トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。

愛する兄弟姉妹の皆様
初土曜日です。10月の聖なるロザリオの月が始まりました。

特に、聖母の汚れなき御心に捧げられた私たちのお御堂(聖堂)にとって、初土はとても大切な汚れなき御心の信心の日であります。それと同時に、特にロザリオの月が始まったことで、この信心もますます。熱が入ってきます。

では今日は一緒に、初土の信心の大切さを、そして10月ロザリオの大切さ、祈りの大切さを一緒に黙想して、遷善の決心を立てましょう。

なぜ初土がそれほど大切なのでしょう。なぜかと言うと天主が、この信心を地上に確立することを求めているからです。マリア様が特別に天からいらして、百年前に私たちに要求されました。

シスター・ルチアによると、フエンテス神父さまにこう言っています。
「しかし神父様、善人も悪人もマリア様のこのご要求を聞きませんでした。汚れなき御心に対する信心の実践を、確立しようとしませんでした。」

しかし、ファチマのマリア様によると、もしもこの信心が確立されたならば、世界には平和が起こる、多くの霊魂は救われる、イエズス・キリストの聖心の統治が世界中に行き渡る、ということを約束されました。しかし、もしもこの信心が行われなければ、ロシアは誤謬を世界中に広めるだろう、といわれました。これは、無神論的な唯物論的な共産主義が世界を支配するだろう、ということです。

そして、教会に対する迫害・戦争・飢饉・疫病などによって、多くの国々はなくなってしまう、と、非常に悲しい面持ちでマリア様は訴えられました。これを救うために、マリア様はこの汚れなき御心の信心を私たちに要求されました。

私たちは天主のお恵みで、この信心をいままでずっとしてきています。
しかし現代社会の状況を見ると、ますますこの必要性を痛感しています。
ヨーロッパはこのまま燃料もなく、あるいは核戦争が拡大する危機を迎えて、どうなってしまうのでしょうか。それはヨーロッパだけなのでしょうか。
シスター・ルチアがフエンテス神父様に言ったところによると、多くの国がなくなってしまう。日本は大丈夫なのでしょうか。

ファチマの研究家であるアメリカの作家ウィリアム・トーマス・ウォルシュ(William Thomas Walsh)がシスター・ルチアにインタビューしたところ、シスター・ルチアは、「共産主義が世界を支配する」と警告しました。「アメリカも、ですか?」と聞くと、「そうです、アメリカも、です。」と。日本は大丈夫なのでしょうか。

ですから、私たちはますますこの汚れなき御心の信心を実践するようにいたしましょう。皆さん今日は告解をなさいました。ロザリオも唱えられました。一緒に15分間の黙想もいたしましょう。ご聖体拝領もいたしましょう。

特に10月ロザリオの月はマリア様が特にファチマでお願いしたことです。ご出現されるたびに、5月も6月も7月も8月も9月も10月も、いつも言われたことです。「毎日ロザリオを唱えてください。戦争は終わるでしょう。私だけがあなた達を救うことができます。」

なぜ一体それほどロザリオが大切なのでしょうか。それは、この「天主が人となって私たちを天国に導いてくださる」というそのすべての玄義が、ここに含まれているからです。特にめでたしの祈りは、カトリックの最も主要な玄義がすべて含まれています。

マリア様によるとロザリオの祈りほどマリア様の心を喜ばせるものはあり得ない、これこそが最もマリア様の心を喜ばせるものだ、救いの曙の、まさにこの天主の御言葉から救いが始まった、その玄義が入っている、天主が人となる、その神秘、人間の想像をはるかに超える主天主の御謙遜、そのマリア様の「われは主のはしためなり」というその主の御旨に対する全くの委託、依存、信頼、愛。すべての祈りが含まれています。

マリア様は言いました、八月に言われました、「多くの霊魂が地獄に落ちている、なぜかと言うと、かれらのために祈り犠牲を捧げる人がいないからだ。」

聖ピオ十世会はその創立の最初からルフェーブル大司教様にあって、このロザリオの祈りが特に重要だということを、会見の中で神学校での生活の中であるいは修道生活の中で特に強調されています。共同の祈り、聖務日課、ロザリオ、黙想、どれほど大切であるか、祈りと犠牲がどれほど大切であるか、ルフェーブル大司教様は強調しました。特に聖ピオ十世会は、二つのことが大切です。信心と学識。深い信心に正しい神学の知識、この二つがなければならない。一方だけではダメだ。そしてこの二つを養うために、これを成長させるために、聖ピオ十世会の司祭たちの生活は、組織されています。

つい最近、ソウルの大司教ペトロ大司教は、一年ほど前に任命されたばかりでしたが、彼はつい最近ソウル大司教区に祈りの司祭団というのを作った、とのことです。彼らのその司祭たちの写真を、私も見ました。韓国のカトリック新聞に掲載されていました。それによると、ソウル大司教区の司祭の中で選ばれた司祭たちは小教区の聖堂を持たずに、日本でいうカテドラルに留まって祈りをするのだそうです、聖務日課を唱えたり、ロザリオを唱えたり、聖時間を持たれたり、聖体降福式をしたり、それだけの専門の司祭を作る、司祭のグループがあって、そして彼らには制服があります、スータンを着ています、真っ白いスータンに黒い帯を着ていて、ちょうどフィリピンにいる聖ピオ十世会の姿と全く同じ姿をして写真に写っていました。

聖伝にもどろうという司教さまたちは、世界中でほんの少数ですが、その数はいま増えています。司教様の中で、祈りに戻らなければならない、ロザリオの信心と聖伝のミサに戻らなければならない、という司教様たちが、いま数を増やしています。

マリア様は言いました。「ロザリオを毎日唱えてください、祈りと犠牲を捧げてください、そのような霊魂達を必要としている。」

では最後に遷善の決心を立てましょう。特に聖母の汚れなき御心に捧げたお御堂(聖堂)に属する私たちは、10月のこのロザリオの月に、特にマリア様の汚れなき御心をお慰めするために、ロザリオをお捧げいたしましょう。汚れなき御心への信心がより確立されますように、お祈りいたしましょう。マリア様の御取り次ぎで、私たちに平和が、そして世界の共産主義らがストップされるように、お祈りいたしましょう。

聖父と聖子と聖霊の御名によりて、アーメン。

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