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聖ピオ十世会 カトリック聖伝のミサの報告 Traditional Latin Mass in Japan SSPX Japan

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アヴェ・マリア・インマクラータ!

愛する兄弟姉妹の皆様、

2023年1月15日、東京のミサに来られた方は、子供達も入れて合計104人でした。大阪の夕方のミサでは30人でした。

【聖ピオ十世会のニュース】
オーストリア管区では、管区長であったシュテファン・フライ神父様がその職を辞することになったそうです。今回の発表は神父様ご本人からのものです。医師からは「燃え尽き症候群」だと診断されたそうです。後任として、5年前に叙階されたドイツ人司祭ヨハネス・レゲレ神父様(Pater Johannes Regele)が任命されました。レゲレ神父様は以前は13年間オプス・デイの会員でしたが、新しいミサと第二バチカン公会議の問題のために、オプス・デイを退会して聖ピオ十世会に入会した方です。神父様たちのためにお祈り申し上げます。


【ご質問ありがとうございます】
教皇三重冠 (Triregnum, Tiara)について質問を受けました。
教皇三重冠は、教皇がかぶる王冠のことです。典礼を執行する時は、聖ペトロの後継者のローマの大司教としてミトラをかぶります。しかし、典礼を執行する以外で、全世界における教会の最高の牧者であることを意味して、冠をかぶります。

教皇三重冠は、教皇の三重の権威を象徴しています。この意味には所説ありますが、その内の一つは戦闘の教会(地上)、苦しみの教会(煉獄)、凱旋の教会(天国)の三つの王国にまたがる権威という意味です。そこからTriregnum(三つの国)という名前が由来しているといわれます。あるいは、教皇がキリストの代理者として大司祭・預言者・王という三つの役職に与り、全信徒を信仰において聖化し・教え・導くという三重の責務を示しているとされます。

歴史を見ると、教皇コンスタンティヌス(在位708-715)の記録には教皇冠を使用した記述が残っています。当時はcamelaucumという名前でした。大聖グレゴリオ(没604)も教皇冠をかぶっている絵画が残っています。

教皇は全世界の教会における霊的な権威のみならず、ピピンの寄進を受けて教皇領の君主でもあったので、教皇冠に飾りが付けられるようになりました。教皇セルジオ二世(904-11)やベネディクト七世(974-983)が描かれたコインには装飾のついたヘルメットのような冠をかぶっている様子が描かれています。

教皇パスカレ二世(1099-1118)の伝記には三重冠(tiara)という単語がでてきます。
教皇ボニファチオ八世(1294-1303)は、霊的な権威と世俗的な権威との両方を持つことを意味してもう一つの冠を付け加え二重にしました。1314年に、三番目の冠が加えられました。そこで triregnum とも呼ばれるようになりました。

現代では、教皇パウロ六世が教皇三重冠を使用した最後の教皇となりました。三重冠は公式に廃止されたことはないのですが、第二バチカン公会議以後には使われなくなってしまいました。

【報告】
Dear Fathers:

Shown below are the number of attendees at the masses in Tokyo today. The total number of attendees at the masses in Tokyo today was 104 including children.

09:00 mass
M: 26 (incl. 6 children)
F: 27 (incl. 5 children)
Total: 53 (incl. 11 children)

11:30 mass
M: 20 (incl. 1 child)
F: 33 (incl. 4 children)
Total: 53 (incl. 5 children)

Total of 2 masses (excl. 1 person who participated in multiple masses)
M: 45 (incl. 7 children)
F: 59 (incl. 9 children)
Total: 104 (incl. 16 children)

 


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