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【参考情報 Paix Liturgique】フランスの聖伝のドミニコ会修道女【元エクレジア・デイ委員会の傘下の女子修道会】がノブス・オルドの受け入れを強要され、共同体は人員を喪失

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【参考情報】フランスの聖伝のドミニコ会修道女【元エクレジア・デイ委員会の傘下の女子修道会】がノブス・オルドの受け入れを強要され、共同体は人員を喪失

French traditional Dominican nuns being forced to embrace Novus Ordo; community suffering losses

団体「Paix Liturgique」(典礼の平和)は、この聖伝のドミニコ会修道女の共同体に関するフランスでのドラマを追ってきました。彼女らは、ノブス・オルドの受け入れを強要されており、共同体が不安定になった結果、挫折し、苦しんでいるように見えます。ジョン・ペピーノ博士による「書簡946」(出典)の翻訳です。―PAK (Peter Andrew Kwasniewski)

今度は確かです。新しいミサ――もちろん「ふさわしく挙行される」新しいミサです!――が、こっそりと、しかし確実に、聖霊ドミニコ修道女会【以前のエクレジア・デイ委員会の傘下にあった女子修道会】のすべての修道院に、すなわちポンカレック(Pontcallec)の本部修道院(ヴァンヌ教区)、ナントのデュ・フォール学校付き修道院、エピナル教区のラ・バフェの修道院、ナンテール教区のサン・クルー修道院に入ってきています。

実際、彼女らは、今後、進んでノブス・オルドを挙行する司祭に依頼するよう求められており、それには二つの結果を伴います。第一に、聖ペトロ兄弟会、王たるキリスト会など【以前のエクレジア・デイ委員会の傘下にあった司祭修道会】に所属する司祭を徐々に遠ざけて、教区司祭のみにすることであり、それは、小教区が学校の担当司祭職を引き継いでいるサン=クルーの修道院ではすでにそうであるのと同じです。第二に、修道会のさまざまな修道院にノブス・オルドを導入することであり、これは当初は例外的なことだとされていましたが、次第に頻繁に行われるようになると考えられています。

修道会内では、新しい召命がほとんどないという、すでにひどい状態でしたが、今ではまさに流出(haemorrhage)が起こっています。修練者であれ修道者であれ、過去10年間で修道会を去ったり修道院外に居住(exclaustration)したりしたシスターが(かろうじて100人の共同体のうち)20人ほどに達しており、最近、さらに修道院外に居住した4人のシスターが加わりました。言い換えれば、シスターのほぼ5分の1が修道会を去り、さらなるシスターがそうしようとしているのです。その他の理由では、最近やって来たシスターのうちの一人が、有期誓願を解かれるように申し出ています。

「従順の誓願は完全に乗っ取られた」

聖伝のミサを固有のアイデンティティーの一つとする修道会では、近年の激動――その中には、ローマから詳しい説明もなく修道会を解任されたマザー・マリー・フェレオールの処遇があります――がシスターたちに影響を与えています。圧力鍋は沸騰状態にあり、蒸気の行き場はありません。

「従順の誓願は完全に乗っ取られています」と、シスターの一人の親しい友人がそう打ち明けます。「従順という口実の下で、彼女らはこの典礼の変遷を受け入れ、自分たちの立ち位置が分からなくなっているのです」。

モンマルトルの聖心のベネディクト会では、精神的な虐待や支配が話題になっています。ポンカレックでも同じように思えます。20人ほどのシスターが修道会を去るか、不在か、修道院外に居住しており、生徒たちは影響を受け、修道会内にいる「伝統的すぎる」シスターは【外部との接触を】制限され、生徒や卒業生との接触はでき得る限り少なくなっています。シスターたちには箝口令が敷かれているため、全会一致という主張は幻想だ、と生徒や卒業生は言っています。

マザー・マリー・フェレオールの解任を正当化するために、サン・ワンドリル修道院長で使徒的視察官であるドン・ジャン=シャルル・ノー神父は、「疑惑や恐怖という雰囲気の根底にあるのは、まやかしと嘘」と語りましたが、この非難は、まさに修道会の現指導部とローマの彼らの支持者たちに対しても同様に向けられ得るものです。

さらに、修道院外に居住を求めるシスターに押し付けられた条件は、あらゆる正義に反しています。シスターの数は、どの教区でも一人を超えず――イル・ド・フランス(パリとその周辺!)全体では一人だけ――、修道会の修院がある教区では、修道院外に居住する(exclaustration)シスターはあってはならないことになっています。このような状況は民法にも教会法にも反しており、現指導部の傲慢さを明らかにしています。また、一部のシスターが【今までの修道院を離れて別の共同体を作り】学校を再建したり、女子修道会を再設立したりするのではないかという見え透いた懸念も明らかにしています。

女子サン・マルタン共同体という「第三の道」を創設する夢

この混乱は、生徒とシスター両方の数に表れています。サン・クルーでは、もはや入学順番待ちリストはなく、実際、空き枠が増え始めています。確かに、新型コロナウイルス感染症の影響もありましたし、社会の状況の変化もありました。選択できる学校が増え、多くの家庭が郊外からさらに郊外に移り住む一方、インフレで学費が払えなくなった家庭もあります。

エピナル近郊のラ・バフェでは、新学期が始まると、4人のシスターが去っていくのに対して、2人のシスターが入ることになり、もう一人は単に入るのを取りやめています。司祭の交代をしようとするなら必ず保護者からの争いが生じた伝統的な担当司祭のいる二つの学校――ラ・バフェとナントのデュ・フォール校――は閉鎖されるか、ドラギニャン【の学校】のように、保護者に引き継がれる可能性があるとささやかれています。

聖霊ドミニコ修道女会【ポンカレック】は致命傷を負ったように思えます。「ローマは気にしていません。その反対です」と人は言うでしょう。その結果、修道会は活動拠点を半分に減らし、ポンカレックとサン・クルーに引き込もることになりました。もう召命はないのですから、修道会の将来は不透明です。修道会は以前とは違うものに変貌しつつあるように思えます。

トゥールーズ出身のドミニコ会士の神学者アンリ・ドノー神父は、「真福共同体」(the Community of the Beatitudes)の教皇庁担当委員長(2010-15年)を務めましたが、ポンカレック修道女会に徐々に新しいミサを押し付け、伝統的な修道女をすべて修道会から追い出して、「女子版のサン・マルタン共同体」にすることで、ポンカレック修道女会を「正常化」させたいと考えています。しかし、それには召命が必要です…。サン・マルタン共同体は、創立者であるモンシニョール・ゲランが当初から意図していたように、「第三の道」(完全な聖伝の修道会とノブス・オルドの中間)です。しかし、聖伝から「第三の道」へと進んだそれらの共同体(例えば、ラ・コテリーのマリアの小さき兄弟会)は、あまりうまくいっていません。

さらに、「公認の」聖伝の世界における、女学生のための私学教育【l’enseignement hors contrat 国家と契約を結ばず国からの補助金を受けずに行う私立学校教育】のポンカレックの事実上の(de facto)独占は崩れ去りました【ポンカレックの女子修道会は以前はエクレジア・デイ委員会の下にあった】。さらには、完全に聖伝的な(聖ピオ十世会と提携している)ドミニコ修道女会の「競争相手」は極めて優位な健在ぶりを示しています。

ブルターニュのこの世界に詳しいある人物はこう言います。「非常に多くの構造(団体)があり、誰もが関与しています。また多くの独立した(共同体)があります。ドミニコ修道女会について言えば、ファンジョー(Fanjeaux)やブリニョール(Brignoles)のシスターの数のほうがもっと多く、ダイナミックな召命の流れもあります【ファンジョーに本部を持つ女子聖ドミニコ修道会も、ファンジョーに本部を持つ女子聖ドミニコ修道会も、ともに聖ピオ十世会と提携している】。ブルターニュでも、ポンカレックは今や数ある学校の中の一つに過ぎず、ケルナバ(Kernabat:ギャンガン近郊)【ファンジョーの聖ドミニコ修道会による経営】やデュ・ラフレー(ナント近郊)【ブリニョールの聖ドミニコ修道会による経営】は、聖伝のシスターたちや、伝統的な娘たちが湧き出る泉となっています。彼女らの数は、ほかのどこよりもブルターニュで増えつつあります」。

ポンカレック、ベルゴリオの教皇職のもう一つの「成功談」。湿地の塩

修道院外の居住(exclaustration)が認められるためには、シスターたちは、上記のような、懲罰的、独裁的、恣意的な条件に従わなければなりませんでした。しかも、修道者という身分から完全に追い出され得ることを覚悟の上でのことでした。

とはいえ、ウエレット枢機卿(彼は奉献・使徒的生活会省の管理者として自分で自分を任命しました)がいなくなれば、最終的に何が起こるかは誰にも分かりません。現在の修母総長、そして、全権を持っていたダルヴュー修道女(彼女を通じて、いわばあのキツネのウエレットが鶏小屋に入りました)が、同じ力を振るうことができるかは分かりません。

ローマの介入は、その恣意性が目立っており、その頂点は使徒的視察官ドン・ジャン=シャルル・ノー神父の予備報告書に基づいて、2021年4月22日付の教令による、マザー・マリー・フェレオールの修道者としての身分からの追放です。

教皇フランシスコは、ポンカレックの一件を常ならぬ関心をもって追っています。この一件は、カトリック世界の規模から見れば、砂粒のようなもので、一つの国の五つの学校に過ぎません。ところがウエレット枢機卿は、2021年6月、ラ・クロワ紙に、「教皇は個人的にこの事件の全過程を追ってきた」と述べました。

しかし、天主が悪を許されるのは、その悪からより大いなる善がもたらされるからです。その善とは、奉献された女性たちによる若い女子の教育のための、真にカトリック的な組織が、ささやかではあるものの独立した形で再生することかもしれません。いわば、新しい「門外の」(Outside the Walls)ポンカレックです。


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