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今日は福音史家聖ルカの祝日です。ルカによる聖福音の黙想を提案します

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アヴェ・マリア・インマクラータ!

 

愛する兄弟姉妹の皆様、

今日は福音史家聖ルカの祝日です。ルカによる聖福音の黙想を提案します。

 

聖ルカの福音には、聖母マリア様と、憐れみとが満ちあふれているように思います。

私の好きなところはここです。

ルカ第7章から

「あるファリザイ人が、いっしょに食事してくれるようにイエズスを招いたので、イエズスはそのファリザイ人の家に行って、食卓におつきになった。すると、イエズスが、ファリザイ人の家で食卓についておられるのを知って、その町で罪女とうわさのある女が、香油をいれた壷をもってはいって来た。その女は泣きながら、イエズスのうしろ、そのおん足の近くに立ち、涙でおん足をぬらし、自分の髪の毛でそれをぬぐい、おん足にくちづけして、香油をぬった。
これを見た招待主のファリザイ人は、心の中で、「この人がもし預言者なら、自分にふれた女が何者で、どんな人間かを知っているはずだ。この女は罪人なのに!」と考えた。そのとき、イエズスは、「シモン、私はあなたにいいたいことがある」とおおせられた。かれが、「先生、なんですか?」というと、「ある貸し主に二人の負債人がいて、一人は五百デナリオ、一人は五十デナリオの負債があった。返すあてがなかったので、貸し主は二人をゆるした。すると、この二人のうち、どちらがより多くその人を愛するだろうか?」とイエズスがおおせられた。シモンが、「多くをゆるしてもらったほうだろうと思います」と答えると、イエズスは「その判断はよろしい」とおおせられた。
それから女をふりかえり、シモンに向かって、「この婦人をごらん。あなたは、私がはいってきても、私の足に水をそそいでくれなかったのに、この人は私の足を涙でぬらして、自分の髪の毛でふいてくれた。あなたはくちづけしようとしなかったけれど、この人は、私がはいったときから、たえず私の足にくちづけしてくれた。あなたは、私の頭に油をぬらなかったが、この人は、私の足に香油をぬってくれた。だから私はいう。この人の罪、その多くの罪はゆるされた。多く愛したのだから。少しゆるされる人は、またすこししか愛さない」とおおせられた。それから、女に向かって、「あなたの罪はゆるされた」とおおせられたので、列席の人は、「罪さえもゆるすこの人はなにものか」と心の中で思っていたが、イエズスは女に向かって、「あなたの信仰が、あなたを救った。安心していけ!」とおおせられた。」

ルカ10章

「イエズスはおおせられた。「イエルザレムからイエリコにくだろうとするある人が、強盗にであった。強盗は、その人の服をはぎ、傷つけ、半死半生にしておいて、去っていった。たまたま、一人の司祭がこの道をくだってきたが、それを見ながら道の反対側を通ってすぎ去ってしまった。またレヴィ人も通りかかったが、それを見てもおなじように道の反対側を通ってすぎ去ってしまった。ところが、旅の途中でそこを通りかかった一人のサマリア人が、それを見てあわれに思い、そばによって油とぶどう酒とを傷口にそそぎ、包帯して、自分のろばにのせ、宿につれて行って介抱した。その翌日、宿の主人に二デナリオをわたして、"この人を看病してください。費用がかさんだら、私が帰るとき払いますから"といった。あなたの考えでは、この三人のうち、強盗にあったその人にとって隣人は誰だと思うか?」とお問いになると、「その人をあわれんだ人です」と答えたので、イエズスは、「あなたもそういうふうにせよ」とおおせられた。」

ルカ15章

「イエズスは、たとえをひいてこうお話しになった。「あなたたちの中に、百匹の羊をもっている人がいるとする。その一匹がいなくなったら、その人は九十九匹を野原において、いなくなったのを見つけ出すまで探すにちがいない。そして、それを見つけると、大喜びで肩にのせ、家に帰ってきて友人隣人をよび集め、"見失った羊を見つけたから、私といっしょに喜んでください"という。私はいう。それと同じことで、一人の罪人がくいあらためれば、くいあらための必要のない九十九人の義人より、天ではよりいっそうの喜びがあろう。

また、ある婦人が、銀貨十枚をもっているとする。その一枚をなくしたら、ともし火をつけ、家をはき、見つけ出すまでよく探さないはずがあろうか。そしてそれを見つけると、女の友人隣人をよび集め、"なくした銀貨を見つけたので、私といっしょに喜んでください"というだろう。私はいう。それと同じことで、くいあらためる一人の罪人のために、天主の天使たちは歓喜するのである」。

また、こうおおせられた。「ある人に二人の子があった。弟のほうが、"お父さん、財産の中で、私のもらう分をください"と父にいったので、父は財産を二人に分けた。幾日もたたないうちに、弟は自分のものをみな集めて遠国に行き、そこで放蕩して、財産をつかってしまった。全部つかい果たしてのち、その国に大飢饉が起ったので、かれも乏しさを感じはじめ、その地方のある人のところにやとわれに行った。するとその人は、かれを畑にやって豚を飼わせた。かれは、豚の食ういなご豆で腹をみたしたいと思ったが、だれもくれる人はなかった。そのときかれは、我にかえって、ひとりごとをいった。"父のところでは、充分にパンを食べているやとい人がたくさんいるのに、私はここで飢死しようとしている。私は出発しょう。父のところに帰って、お父さん、私は、天にそむき、そしてあなたにそむいて、罪をおかしました。私はもうあなたの子と呼ばれる値打ちはないのです。どうぞ私を雇い人の一人としてあつかってください、といおう"。そして、出発し、父のもとに帰った。まだ家から遠くへだたっていたのに、父親はかれをみつけて、あわれに思い、走りよってかれの首をだいてくちづけをあびせた。それから息子は父に向かって、"お父さん、私は、天に背き、あなたにも背いて、罪をおかしました。もうあなたの子と呼ばれる値うちはありません"といった。ところが、父は、しもべたちに、"すぐ、いちばんいい服をもって来てこの子に着せ、手に指輪をはめ、足にはきものをはかせなさい。それから、肥えた小牛をひいてきて殺し、それを食べて喜びあおう。私のこの子は、死んでいたのに生き返り、見失ったのに見出したからだ"といい、そしてかれらは祝宴をひらいた。さて、その兄のほうは、畑に出ていたが、帰って家に近づくと、音楽やおどりの音が聞えたので、しもべの一人を呼んで、あれは何事だときくと、しもべは、"あなたの弟さんが帰られたので、お父さまが肥えた小牛を殺されたのです。弟さんが無事に帰られたものですから"と答えた。すると兄はおこって、家にはいろうとしなかった。父がなだめに出てくると、兄は父に向かって、"私は、何年もあなたに仕え、あなたの命令にそむいたことがないのに、その私には、友人と楽しむための小山羊一匹もくださいませんでした。それなのに、遊女といっしょにあなたの財産をつかいはたしたあなたのあの子が帰ってくると、そのために肥えた小牛を殺されたのです!"といった。そのとき父は、"息子よ、あなたはいつも私といっしょにいたから、私のものはみなあなたのものだ。しかし、あなたのあの弟は、死んでいたのが生き返り、見失ったのを見つけたのだから、祝い喜ぶのは当然なはずである"と答えた」。 」

ルカ19章

「イエズスは、イエリコにはいって、その町をお通りになった。そこに、名をザケオという人がいた。かれは、税吏のかしらで、金持ちだった。そして、イエズスがどんな人かを見ようとしたが、背が低かったし、群衆の波で見ることができなかった。そこで、前に走っていって、イエズスを見ようとして桑葉いちじくの木によじのぼった。イエズスは、そこをお通りになるはずだった。イエズスは、そこにこられると、目をあげて、「ザケオ、早くおりよ。私は、今日あなたの家にとまる」とおおせられた。かれは、喜んで飛びおりて、イエズスをむかえた。これを見ていた人々はみな、「あの人は、罪人の家の客になったのか!」と非難したが、ザケオは、き然として、「主よ、私は、財産の半分を貧しい人々にほどこします。また、私が人になんらかの損害を与えていたら、四倍にしてかえします」といった。イエズスは、「今日、この家に救いが来た。この人もアブラハムの子である。人の子は、見失ったものをたずねて救うために来た」とおおせられた。」

ルカ23章

「されこうべという所につくと、イエズスを十字架につけ、悪人の一人をその右に、一人をその左につけた。イエズスは、「父よ、かれらをおゆるしください。かれらはなにをしているかを知らないからです」とおおせられた。・・・

十字架につけられた悪人の一人は、イエズスに「あなたはキリストではないか。では、自分とわれわれを救ってくれ」といって悪口をあびせたが、もう一人の方は、かれを押し止めて、「あなたは同じ刑罰をうけながら、まだ天主をおそれないのか。われわれは行なったことのむくいをうけたのだから当然だ。しかし、この人はなんの悪事もしなかった」。そして「イエズス、あなたが、王位をもってお帰りになるとき、私を思い出してください」といった。イエズスは、「まことに私はいう。今日あなたは、私とともに天国にあるであろう」とおおせられた。」

ルカによる聖福音の朗読ファイルもご紹介いたします


ルカによる聖福音の朗読 第一章
ルカによる聖福音の朗読 第二章
ルカによる聖福音の朗読 第三章
ルカによる聖福音の朗読 第四章
ルカによる聖福音の朗読 第五章
ルカによる聖福音の朗読 第六章
ルカによる聖福音の朗読 第七章
ルカによる聖福音の朗読 第八章
ルカによる聖福音の朗読 第九章
ルカによる聖福音の朗読 第一〇章
ルカによる聖福音の朗読 第一一章
ルカによる聖福音の朗読 第一二章
ルカによる聖福音の朗読 第一三章
ルカによる聖福音の朗読 第一四章
ルカによる聖福音の朗読 第一五章
ルカによる聖福音の朗読 第一六章
ルカによる聖福音の朗読 第一七章
ルカによる聖福音の朗読 第一八章
ルカによる聖福音の朗読 第一九章
ルカによる聖福音の朗読 第二〇章
ルカによる聖福音の朗読 第二一章
ルカによる聖福音の朗読 第二二章
ルカによる聖福音の朗読 第二三章
ルカによる聖福音の朗読 第二四章

天主様の祝福が豊かにありますように!

トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)


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