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Channel: Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた
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2017年6月2日(初金) 「恐ろしくも冒瀆されている私たちの主イエズス・キリストの御体と御血を受けなさい。彼らの罪を償い、私たちの主を慰めなさい。」

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アヴェ・マリア・インマクラータ!

愛する兄弟姉妹の皆様、

2017年6月2日(初金)に大阪で聖伝のミサを捧げました。そのときの説教をご紹介いたします。

2017年6月2日(初金)至聖なるイエズスの聖心の随意ミサ
小野田神父 説教

聖母の汚れなき御心聖堂にようこそ。

今日は2017年6月2日です。6月の初金曜日のミサを捧げております。今日この御ミサが終わりましたら、聖時間をイエズス様の聖心にお捧げ致しましょう。
明日もミサがいつものように10時30分からあります。


「人々から恐ろしく冒瀆されているイエズス・キリストの御体と御血を飲み、拝領し、彼らの罪を償い、そして私たちの主を慰めなさい。」

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。

愛する兄妹の皆さん、ファチマのマリア様が100年前に現れる前に、マリア様は天使をお送りになって、子供たちに聖体拝領を霊的にさせて、その時に御聖体拝領の意向として、まず「人類によって恐ろしくも冒瀆されている、イエズス様の御体と御血を拝領しなさい」と言いました。そして「彼らの罪を償いなさい」、そして「私たちの主を慰めなさい」と言われました。

まさにファチマのマリア様は、ご自分の御心を以って私たちに、イエズス様に対して犯される罪を償わさせようとなさっております。

イエズス様の聖心に対する信心というのもまさにこれです。人類をこれほどまでに愛している聖心。天地を創造し、私たちに永遠の幸せを与えようとそれだけを望んでいる愛の聖心。この愛が拒否されて、否まれてもそれにもかかわらず、それを償う為に私たちの名前によって私たちの代わりにそれを、自分の御血を全て流して、自分の命をかけて、罪を償う事までした愛の聖心。人となって、十字架に架けられる為に人となった愛の聖心。この愛が愛されていない。

その罪を償う為に私たちが聖心をお愛しし、それの罪の償いをする。これが初金の信心の目的です。

イエズス様の聖心というのは、私たちに対して聖心が持っておられる無限の愛。天主、人となった天主が私たちに持っておられる無限の愛。限りのない愛。でもこの愛が愛されていない。その愛に対する私たちの答えです。

イエズス様の愛は特に2つの事において現われました、最も多く現われました。聖心がそのシンボルです。

どこに現れたかというと、イエズス様の御受難。それにおいて聖心が遂に開かれて、血と水を流された聖心。御受難において私たちへの愛が最高度に現われました。

もう1つは、私たちがそれを拝領する御聖体において。御聖体の奇跡においては新たに、御聖体が奇跡的に人間の肉となった奇跡もありました。そして現代になって何百年も経った後に、この人間の肉となったその御聖体を顕微鏡で調べたところ、実は人間の心臓の筋肉だった、それが何年も保存されていた、という奇跡がありましたが、まさに御聖体において、イエズス様の私たちに対する愛が、無限の愛が現わされています。

イエズス様の聖心の信心はまさに、イエズス様に対する、イエズス様の御受難と御聖体に対する愛を、御聖体に対して愛で返す事によって、私たちがその私たちの敬虔の念と、そしてイエズス様に対する愛を返そうとしようとします。

ですからこそ集祷文では、「イエズス様の聖心において無限の愛の宝が開かれた」という事と、「私たちがそれにふさわしい罪の償いをする事ができますように」とお願いしています。私たちが忠実に敬虔に、このイエズス様に対する愛を示す事ができると同時に、それにふさわしい償いをする事ができる事を求めています。

そこでイエズス様の聖心の信心の一番の核心は中核は、心その心は、私たちがイエズス様に愛の心をもって、償いの精神をもって、イエズス様の為に私たちも愛のいけにえとなるという事です。イエズス様から贈られるすべての十字架や日常の義務を、償いとして果たすという事にあります。また特に、イエズス様の愛の結晶である御聖体を、償いの為に拝領するという事にあります。

私たちが日常の生活を十字架として、償いとして果たすというのは、イエズス様の十字架をイエズス様の御受難を崇敬して、これに愛で答えるという事にあります。

私たちがイエズス様の御聖体を、罪の償いの為に礼拝するという事は、私たちもいけにえとして、イエズス様のいけにえに参加する、一緒になるという事を示します。御聖体をいけにえとして拝領するという事にあります。

まさにファチマの天使もそれと同じ事を私たちに要求しました。特に天使の言葉をよく聞いて下さい。単にイエズス様は人類によって冒瀆されたのみではありません、「恐ろしく冒瀆されているイエズス様を拝領しなさい」と言っています。英語では“ horribly outrage”「酷く、恐ろしくも、目も当てられないほど侮辱されている、冒瀆されているイエズス様を拝領しなさい。」

100年前の天使の言葉は、今私たちはそれを100倍になって返っているかのようです。

イエズス様のなさった御受難を思い出す人はますます少なくなっています。イエズス様の御聖体を愛をもって拝領し、崇敬を持って礼拝しようとする人々はますます少なくなっています。イエズス様の愛を愛で返そうという霊魂は一体どこにいるでしょうか?

イエズス様はこのような霊魂たちを探していますが、ますます少なくなっています。マリア様はですから私たちに呼びかけました、子供たちをも招きました、「恐ろしく冒瀆されているイエズス様の御体を御血を拝領しなさい。彼らの罪を償い、私たちの主を慰めなさい。」

では今日は、この初金の信心を私たちはこの精神で、マリア様の心に従って、マリア様の心を以て、イエズス様の聖心にお捧げ致しましょう。そして今日はこの初金の御聖体拝領を特に、恐ろしくも冒辱されている冒瀆されているイエズス様を慰める為に、罪を償う為に、拝領する事に致しましょう。

その為に私たちが口先だけではなく、私たちの生活をもってそれを償う事ができますように、マリア様の汚れなき御心を是非私たちに頂く事に致しましょう。そしてマリア様の御助けによって、私たちの心の生活の中に、もしもイエズス様の聖心に気に入らない事があれば取り払って下さいますように、変えなければならない事があればそれに気付かせて下さいますように、お願い致しましょう。

「恐ろしくも冒瀆されている私たちの主イエズス・キリストの御体と御血を受けなさい。彼らの罪を償い、私たちの主を慰めなさい。」

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。

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