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Channel: Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた
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天主様に感謝!2014年6月20日、21日の大阪での聖伝のミサ

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アヴェ・マリア・インマクラータ!

愛する兄弟姉妹の皆様、

 いかがお過ごしでいらっしゃいますか?今月の聖伝のミサはアジア管区長クチュール神父様が日本で捧げてくださいました。

 大阪での聖伝のミサについて次のような報告を戴きましたので、ご紹介します。

【報告】
アヴェ・マリア!

6月は、アジア管区長様としては最後の訪問として、クチュール神父様に来日いただきミッションをしていただきました。御ミサの報告をさせていただきます。

6月20日金曜日
平日でしたので、前日の「御聖体の祝日」の読誦ミサで、これには、11人が与りました。お説教は「十字架の印について」でした。

6月21日土曜日
聖アロイジオの歌ミサには、24人が与りました。お説教は、「主祷文」についての考察でした。

21日、御ミサのあと、18年間アジア管区長様として日本のミッションにも心身ともに働いて くださったクチュール神父様の為に御ミサに与った全員が参加してちいさなお別れをいたしました。
信徒会長から代表で、感謝の印にバラの花束と、秋田巡礼の記念アルバム、お別れにあたってのメッセージなどが入ったDVDを神父様にお渡し、神父様からは集まった信徒全員にクチュール神父様の叙階の時に作られた美しい聖ピオ十世教皇様の御影を頂きました。

"天使のシャンパン"で乾杯した後、皆で神父様に送るDVDを観ました。限られた時間内でのDVDの中では、神父様の私たち日本のためにして頂いた多くの事すべてを見ることは出来ませんが、それでも本当に色々な写真を見て、クチュール神父様のたくさんのご奉仕に信徒一同感動いたしました。涙する方々もいらっしゃいました。クチュール神父様の目もうるんでいらっしゃいました。クチュール神父様をアジアに、そして日本にお送りくださった天主様の御摂理に感謝し、今後のカナダで のご活躍を祈り、天国で再会するお約束をしました。

18年間のクチュール神父様のお働きに天主様が多くの御恵みをお与えくださいますように!

 金曜日のクチュール神父様のお説教は、次の通りです。

【お説教】

聖父と聖子と聖霊との御名によりて。アーメン。

親愛なる兄弟の皆さん。

数年前、あるフランス人の大学教授が真の宗教を探し求めていました。彼女はいろいろな教会に行って、いろいろな説教を聞き、いろいろな説教師が話すところを見ました。そしてついに、ノートルダム大聖堂の近くにある私たちの教会、大変有名なニコラ・デュ・シャルドネ教会にたどり着きました。でも彼女はほかの教会では見たことのないものに戸惑いました。説教の前後に、司祭がいつも十字架のしるしをしたからです。説教は、二つの十字架のしるしの間に「はめこまれて」いたのです。最初、彼女は戸惑いましたが、この教会が好きになり始めていましたから、その後の主日に何回も説教を聞いているうちに、天主の光がやってきて、彼女は理解しました。つまり、十字架のしるしは救いのしるしであり、真の宗教のしるしである、と。ですから、彼女はカトリック信者になりました。

この前の主日は聖霊降臨後第一の主日であり、また唯一の天主には聖父と聖子と聖霊の三つのペルソナがあるという聖三位一体の祝日でありました。私たちが十字架のしるしをするときはいつでも、この神秘を思い出します。私たちの宗教の始めであり、中間であり、終わりであります。カトリック信者だけが十字架のしるしをしています。プロテスタントはしませんし、ユダヤ教徒や仏教徒もしません。東方正教は十字架のしるしをしますが、やり方が違っており、私たちとは逆に右肩から左肩に手を動かします。皆さんがどこに行っても、誰かが十字架のしるしをするのを見れば、その人がカトリック信者だと分かります。飛行機の中でも、オリンピックで金メダルを取った有名なアイススケート選手(キム・ヨナ)のようにスポーツにおいても、またレストランでも。十字架のしるしは、はっきりとしたカトリック信者のしるしなのです。私たちは、十字架のしるしをする理由のあるときはいつでも、そうするのが本当に好きであるべきです。

私たちは、他人の前であっても祈りの前後、食事の前後に十字架のしるしをします。多くの人々が、車で旅に出かけるとき、小さな旅であっても、旅の間の天主の御保護を願って十字架のしるしをします。飛行機の中でもよく見かけます。朝起きるときや、夜寝るときにもします。恐れているときや、危険な場合もします。罪への試みにあうとき、典礼にあるように言います。「十字架のしるしによって、主よ、われらを敵から救い給え」と。

十字架のしるしは準秘蹟であり、助力の恩恵が与えられます。聖トマス・アクィナスの教えによると、私たちが成聖の恩恵の状態にあり、信仰と奉献をもって十字架のしるしをすれば、小罪への執着がない限り、すべての小罪は洗い流されます。ご存じのように、お御堂(みどう)に入るとき、聖水で十字架のしるしをしますが、これは小さな洗礼のようです。お御堂に入るときはそうしますが、お御堂を出るときにはすべきではありません。なぜなら、お御堂を出るときは、私たちはすでに清められているからです。

司祭が聖なるミサを始めるとき、世に多くの恵みをもたらすことになるこの最も重要な行為に、天主の御助けがあるよう願って十字架のしるしをします。聖なるミサは十字架のしるしによる祝福で終わります。聖なるミサには、33の十字架のしるしがあります。もちろん、聖伝のミサのことを言っています。なぜなら、新ミサでは、ほとんどが削除されており、ほぼ三つしか残っていません。十字架のしるしの一つ一つは、ミサの特別な場面で行われ、特別な意味を持っています。たとえば、聖福音の始まりには、額と口と胸で十字架のしるしをしますが、これは、聖なる十字架の力によって、私たちの精神が聖福音の光で照らされるように祈り、私たちのくちびるが預言者イザヤのくちびるように清められるように祈り、私たちの心がエマオの弟子たちのように燃え上がるように祈ることを意味しています。

ミサの典文では、三つまたは五つからなる一連の十字架のしるしがあります。五つの十字架のしるしは通常、十字架上のイエズスの五つの御傷によって聖なるミサを捧げることを表しています。聖パウロがヘブライ人への手紙(7章25節)の中で、主が天に「常に私たちのために取り次いでおられる」と言っていることを思い起こしましょう。これは、主は私たちのために、御父に五つの御傷を常に見せておられることを意味しているのです。

十字架のしるしは力を与えます。これは疑いありません。すべての世紀にわたって見られた殉教者の伝記を、皆さんは読まなければなりません。殉教者たちは牢獄の壁に十字架を描きました。自分たちの苦しみを私たちの主の苦しみと一致させなければならないことを思い起こすためです。強制収容所に入れられたカトリック信者の話に似た例があります。偉大であり、かつ素晴らしい神秘であります。また、体に痛みがあるとき、病院に入院しているとき、十字架は天主の祝福をもたらします。

聖ピオ十世会のスイス人の司祭の一人であったアンリ・ラ・プラ神父は1993年に亡くなりましたが、司祭として7年過ごし、130回以上の手術を受けました。スイスの10の異なる病院で約1000日過ごしました。あるとき、ある司祭がラ・プラ神父を訪問しました。そのとき、神父は集中治療を受けており、非常の多くのチューブにつながれて病院のベッドにまさに「くぎ付け」にされていました。神父は、大変な苦しみであるため、天使祝詞を一回唱えるのに集中することもできないと説明しました。彼に慰めと力を与える唯一のものは、親指で他の指の上に小さな十字架のしるしをすることだけでした。

信者の皆さん、十字架のしるしを愛しましょう。十字架のしるしをすることを好きになりましょう。十字架のしるしを上手することを好きになりましょう。尊敬を欠くやり方でなく、またすることを恥ずかしく思うことないようにしましょう。十字架のしるしが、私たちを創造し、私たちのためにあの救いの十字架の上で亡くなられた愛の天主を表すということを、私たちが思い起こすために、十字架のしるしを愛徳の業(わざ)としましょう。

ルルドで1858年、最初に聖母が御出現になったときのことです。聖ベルネデッタはポケットからロザリオを取り出して、急いで十字架のしるしをしようとしました。すると聖母がお止めになり、ご自分がゆっくりと十字架のしるしをなさいました。そして、この若い農家の羊飼いに正しい方法をお教えになりました。それ以来ずっと、聖ベルナデッタは聖母のまねをしていました。私たちが十字架のしるしをするとき、そのことを思いましょう。ゆっくりと、上手に、大きな愛をもって、無原罪の御宿りである聖母のことを思いましょう。

聖父と聖子と聖霊との御名によりて。アーメン


聖伝のミサ(いわゆる「トリエント・ミサ」と呼ばれているローマ式典礼様式のミサ)にようこそ!

ローマ・カトリックの聖伝のミサ vs エキュメニカルな新しいミサ(第二バチカン公会議のミサ)




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