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聖ピオ十世会 聖伝のミサ(トリエント・ミサ)10月21日の報告 SSPX JAPAN Traditional Latin Mass

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アヴェ・マリア・インマクラータ!

愛する兄弟姉妹の皆様、

10月は毎年恒例の司祭黙想会がフィリピンのイロイロで行われたために、大阪でのミッションは今回は行うことが出来ませんでした。申し訳ありません。司祭黙想会のための多くのお祈りを感謝します。

東京では予定通りに聖伝のミサを行いました。今回はミサの時に「正義」の徳に帰属すると考えられる「宗教」の徳について黙想を提案しました。

東京での月曜日のミサはいつもは20名ほど与るのですが、今回は体調・都合が悪く与ることが出来ない方々もおられました。しかし同時に新しく2名の方々がミサに与ることが出来たのでとても嬉しく思いました。

11月のスケジュールは少しイレギュラーになっております。ご注意ください。

天主様の祝福が豊かにありますように!

トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)



【報告】
Dear Fr Onoda:

今日の東京でのミサの参列者数は下記の通りです。

ミサの参列者数
男: 22人(内、子供5人)
女: 30人(内、子供5人)
計: 52人(内、子供10人)


【報告】
アヴェ・マリア・インマクラータ!

聖霊降臨後第22主日の御ミサをありがとうございました。これまで正義とは何か考えることがなかったですが、お話を聴いて人生を歩むうえで大切なことに関係しているとわかりました。

まず、「宗教」とは何かということについて教えていただきました。
負い目を等しく返すということが正義であり、計り知れない良きものを与えてくださいます天主さまに、十分に頂くものに等しく返すことはできずとも、その正義を尽くそうとすることが「宗教」だと、教えられたように思います。

私は、ごミサの中で、捧げるべく礼拝と尽くすべき崇敬を、無上なる天主さまに向かいて、(受けている恩恵にじゅうぶんにふさわしくは返すことのできずとも)お捧げいたしますことを、感謝いたしました。(イエズスさまが受けられてご受難の御苦しみマリア様の御悲しみに、誰が十分に感謝しきれるでしょうか。)

そのほか、正義とは、親や周りの方々へ、どのようにその有形無形の恩を、その恩に見合うほど等しくお返しできるかということでもあることのお話を心に留めました。受けている御恩と負っているものをお返しし尽くすことができないとわかっても、そのお返しできないことを悔み悲しむことは、人の心の常であるということにわずかながら慰めをいただきました。「孝行」と「敬意」のことを教えていただきました。

また、正義ということのもう一つ重要なポイントは、真実を話すことだと教えていただきました。実際のところ誰もが真実を話すわけでなく話せるわけでもありません。だからこそ人は誰でも自分のわかっている範囲で真実を話すことが大切だと思いました。

聖ピオ十世会の創立者のルフェーブル大司教様は、その聖徳と知識と経験の豊かな賜物の中で可能な範囲で真実を話されたことが、カトリック教会を守ったのだと思います。真実を話すというのは、なんと勇気のいることでしょう。(どうしてルフェーブル大司教様以外の方は聖伝のミサを守ろうとしなかったのでしょう?と、質問した時、小野田神父様は他の人には勇気がなかったのだろうとお答えくださいました。)ルフェーブル大司教様はじめ聖ピオ十世会の聖職者の方々が、うち続く攻撃の中、ずっと教会を守るために働かれていることを思います。

お説教の次のお話で、「宗教」においてルターが脅かそうとしたことがカトリック教会の現状にいまだにつながっているということは一つの真実と思いました。冒涜的な嘆かわしい事態を見抜くことができにくように、虚言をうけいれ良いように丸め込まれてしまっている、今のカトリック教会の現状の発端が何か、私にもよくわかってくるようになりました。偽善になっていることの陰がわかってきました。

小野田神父様はそのことに関して一貫して真実を話しつづけてこられていると思います。おかげで、カトリック教会の(第二バチカン公会議後の)新しい路線は恣意的だったとわかり、一方で本来のカトリックの流れはまだ伝統的ミサと司祭の教導権のある教会において守られてあると知ることができました。無知な私ですが、真実を話すことを決して躊躇されない小野田神父様によって、ようやく現状を理解し、聖伝のミサに与ることができ、「宗教」の上での正義を人として果たすことがようやく少しできるようになったのかもしれないということに、感謝申し上げます。

小野田神父様には受けた負債に見合うようなものを何も返すことができず、敬意と敬愛を以て感謝申し上げることしかできません。日本の東京に、司祭が常駐すること、修道院ができ、願わくは、神学校もできますようにとお祈りいたします。日本の各地で聖伝のミサを捧げてくださる多くの司祭が必要で、次の世代に2000年続くちゃんとしたミサのある教会を継承していかなければと思います。この大切な仕事を手伝い支えてくださる方が大勢集まりますようにお祈りいたします。マリア様がどうか助けてくださいますように。困難を乗り越える謙遜で忠実な働き手祈り手が集まってくださいますように聖ヨゼフ様の取次をお願い致します。

聖マリアの汚れなき御心のうちに

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