アヴェ・マリア・インマクラータ!
愛する兄弟姉妹の皆様、
2019年2月3日は御公現後第四主日(二級祝日 緑)です。
この日は、元アジア管区長のシュテーリン神父様が来日され、聖マキシミリアノ・コルベの精神に従った「無原罪の聖母の騎士会」について、汚れなき聖母の道具になるとはどれほど素晴らしいことかをお話してくださいます。愛する兄弟姉妹の皆様のご参加をお待ちしております。
では以下に御公現後第四主日のミサ聖祭の固有文をご紹介いたします。
本日のミサの<集禱文>は、五・六世紀ごろ、ローマが占領されたり掠奪されたりしていたころの、悲惨な状態を暗示する。<書簡>には、隣人愛が社会義務であるばかりでなく、キリストの掟の中心であることをものべている。<聖福音>では、嵐をおさめ、大自然を従える力をもつイエズスを紹介する。ここに出る舟は、公教会を象る。イエズスは、時としてねむっておられるように見えても、常に舟の中にあって、舟を保護し、安全な港へとみちびき給うのである。
Dominica Quarta post Epiphaniam
御公現後第四主日
II Classis
二級祝日
Ant. ad Introitum. Ps. 96, 7-8.
入祭文 詩篇、96ノ7-8
Adoráte Deum, omnes Angeli eius : audívit, et lætáta est Sion : et exsultavérunt fíliæ Iudæ.
主の全ての天使らよ、天主を礼拝せよ。シオンは[これを]聞いて喜んだ、そしてユダの娘たちは喜び踊った。
Ps. ibid., 1
詩篇、96ノ1
Dóminus regnávit, exsúltet terra : læténtur ínsulæ multæ.
主は支配した。地は喜びおどれ、多くの島々は喜ばんことを。
V/.Glória Patri.
V/. 願わくは、聖父と・・・(栄誦)
Adoráte Deum, omnes Angeli eius : audívit, et lætáta est Sion : et exsultavérunt fíliæ Iudæ.
主の全ての天使らよ、天主を礼拝せよ。シオンは[これを]聞いて喜んだ、そしてユダの娘たちは喜び踊った。
Oratio.
集祷文
Deus, qui nos, in tantis perículis constitútos, pro humána scis fragilitáte non posse subsístere : da nobis salútem mentis et córporis ; ut ea, quæ pro peccátis nostris pátimur, te adiuvánte vincámus. Per Dóminum.
天主よ、御身はかくも多くの危険において成り立つ我らが人間的なもろさゆえに自存しえぬことを知り給う。我らに心と肉体の健康を与え給え。そは、我らの罪ゆえに我らが苦しむことを、御身が助け給うことによりて我らが打ち勝たんがためなり。天主として(…)
Léctio Epístolæ beáti Páuli Apóstoli ad Romános.
使徒聖パウロの、ローマ人への書簡の朗読。
Rom. 13, 8-10.
ローマ 13ノ8-10
Fratres : Némini quidquam debeátis, nisi ut ínvicem diligátis : qui enim díligit próximum, legem implévit. Nam : Non adulterábis, Non occídes, Non furáberis, Non falsum testimónium dices, Non concupísces : et si quod est áliud mandátum, in hoc verbo instaurátur : Díliges próximum tuum sicut teípsum. Diléctio próximi malum non operátur. Plenitúdo ergo legis est diléctio.
兄弟たちよ、たがいに愛を負う以外には、だれにも負い目をもつな。人を愛するものは、律法を果たすからである。「姦通するな、殺すな、盗むな、偽証するな、むさぼるな」、そしてその他のすべての掟は、「隣人を、自分とおなじように愛せよ」という言葉に要約される。愛は隣人をそこなわない。したがって、愛は律法の完成である。
Graduale. Ps. 101, 16-17.
昇階誦 詩篇、101ノ16-17
Timébunt gentes nomen tuum, Dómine, et omnes reges terræ glóriam tuam.
主よ、異邦の民は御名を畏れるだろう、そして地の全ての王たちは御身の光栄を[畏れるだろう]。
V/. Quóniam ædificávit Dóminus Sion, et vidébitur in maiestáte sua.
V/. なぜならば主はシオンを建て、その御稜威(みいつ)において見られ給うだろうが故に。
Allelúia, allelúia. V/.Ps. 96,1.
アレルヤ、アレルヤ V/. 詩篇、96ノ1
Dóminus regnávit, exsúltet terra : læténtur ínsulæ multæ. Allelúia.
主は支配した。地は喜びおどれ、多くの島々は喜ばんことを。アレルヤ。
+ Sequéntia sancti Evangélii secundum Matthǽum.
マテオによる聖福音の続誦
Matth. 8, 23-27.
マテオ 8ノ23-27
In illo témpore : Ascendénte Iesu in navículam, secúti sunt eum discípuli eius : et ecce, motus magnus factus est in mari, ita ut navícula operirétur flúctibus, ipse vero dormiébat. Et accessérunt ad eum discípuli eius, et suscitavérunt eum, dicéntes : Dómine, salva nos, perímus. Et dicit eis Iesus : Quid tímidi estis, módicæ fídei ? Tunc surgens, imperávit ventis et mari, et facta est tranquíllitas magna. Porro hómines miráti sunt, dicéntes : Qualis est hic, quia venti et mare obédiunt ei ?
そのとき、イエズスが舟におのりになると、弟子たちは主に従った。すると見よ、海がひどく荒れだし、舟は波にのまれそうになったが、イエズスはねむっておられた。弟子たちが近づいて起し、「主よ、お助けください!私たちは死にそうです!」といった。イエズスはかれらに向かって、「なぜ、おそれているのか。信仰うすい者よ」とおおせられ、起き上がり、風と海とをいましめられると、すぐ、大なぎになった。人々は感嘆して「この人はなんだろう?風も海も服従しているこの人は!」といった。
Credo
信経
Ant. ad Offertorium. Ps. 117, 16 et 17.
奉献文 詩篇 117ノ16、17
Déxtera Dómini fecit virtutem, déxtera Dómini exaltávit me : non móriar, sed vivam, et narrábo ópera Dómini.
主の右手は力を行い給うた、主の右手は私を高め給うた、私は死なぬ、いや生きる。そして主の御業を語るだろう。
Secreta.
密誦
Concéde, quǽsumus, omnípotens Deus : ut huius sacrifícii munus oblátum fragilitátem nostram ab omni malo purget semper et múniat. Per Dóminum.
全能の天主よ、願わくは、このいけにえの捧げられたるものが、われらのもろさを、全ての悪より常に浄め、助けんことを。天主として。
Praefatio de sanctissima Trinitate
三位一体の序誦
Ant. ad Communionem. Luc. 4, 22.
聖体拝領誦 ルカ、4ノ22
Mirabántur omnes de his, quæ procedébant de ore Dei.
全ての人々は、天主の御口から出ていた事々に感嘆していた。
Postcommunio.
聖体拝領後の祈
Múnera tua nos, Deus, a delectatiónibus terrenis expédiant : et cæléstibus semper instáurent aliméntis. Per Dóminum.
天主よ、御身の賜がわれらをして、この世の快楽らからとき放たんことを。また、常に天の糧(かて)らにおいて養わんことを。天主として(…)。