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Channel: Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた
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レネー神父様の聖母の御名の祝日の説教(2014年9月12日)大阪にて

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アヴェ・マリア・インマクラータ!

愛する兄弟姉妹の皆様、

 東京からは次のようなご報告を戴きました。最初の9時からのミサ聖祭には3人の子供を連れたご夫婦が与り、次のミサには与ることが出来ず帰宅されたので、この家族を含めると、9月14日の主日には51名の方々がミサ聖祭に与るという新記録を作りました。(それ以前には、2005年10月23日にフェレー司教様が来日されて東京でミサを捧げられたときの50名が記録でした。)

 今回は、主日に大阪でレネー神父様がミサを捧げられたので、同時に3名の聖ピオ十世会司祭が来日したことになります。天主様に感謝!

 月曜日の朝ミサには、16名がミサ聖祭に与りました!天主様に感謝!

 愛する兄弟姉妹の皆様の上に天主様の祝福が豊かにありますように!
トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)

【報告】
Fr Stehlinのミサ(10時半)の参列者数
男: 18人(内、子供3人)
女: 28人(内、子供3人)
計: 46人(内、子供6人)

Fr Stehlinの霊的講話の参加者数
男: 9人(内、子供1人)
女: 18人(内、子供1人)
計: 27人(内、子供2人)

晩課の参加者数
男: 3人(内、子供0人)
女: 6人(内、子供0人)
計: 9人(内、子供0人)


【お便り】
+ アヴェマリア
トマス小野田圭志神父様
 素晴らしい聖伝のごミサに与らせていただきまして、ありがとうございました!
 私は無事に帰ってまいりました。
 神父様方は、次のお務めのためにごミサの後すぐ出発なさり、霊魂たちのために休む暇がありませんね。本当にお疲れさまです。
 私は多くの熱心な信者の方にも驚きました。聖ピオ十世会が日本においてここまで発展して、信者たちもしっかりとラテン語で受け答えしている姿を見て、感服しています。(後略)

【報告】
+アヴェ・マリア・インマクラータ!
小野田神父様、今月のミッションお疲れさまでした。

シュテーリン神父様の力強いお声を聞いて、勇気づけられた思いです。
また、長崎では聖母やコルベ神父様、二十六聖人の御取り次ぎが得られるようお祈りなさったことと思います。日本に聖堂が与えられますように。

【報告】
 大阪では、御ミサの後、マリア様に関してのお話を、聖母の御名の祝日のお説教を用いながらして頂きました。

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9月12日(金曜)聖母の御名の祝日の説教

今日のマリアの尊き御名の祝日は聖母マリアの祝日の一つですが、沢山ある聖母マリアの祝日というのは私たち全ての信者が天主の聖母に対する深い信心を育めるよう、教会が私たちのために定めているものです。聖人達全体に対する信心は必要ですが、個別の聖人に対する信心は義務ではありません。私の生まれた町の近くに聖オーストルベルトという聖人がいますが、皆さんはこの聖人のことをお聞きになったことはないでしょうし、天国に行くためにこの聖人への信心が必要な訳ではありません。それでも、私たちとつながりのある聖人達、例えば私たちの守護の聖人、私たちの国や町や教会などの守護の聖人達への信心を持つことは良いことであって、私たちのためになることです。これらの聖人達のなかでも、とりわけ、聖母マリアに対する信心は必要です。私たちの主イエズス・キリストが抱いておられた聖母への深い愛を私たち自身も持っていないならば、主イエズス・キリストを本当に愛することはできないのです!

これこそ、私たちが聖母に対する信心を持たねばならない第一の理由です。即ちイエズスご自身が聖母に対する愛を持っておられましたし、聖パウロは、「イエズス・キリストの心を心とせよ。」(フィリッピ人への手紙2章5節)と言っています。私たちの主イエズス・キリストは真の天主として、他のいかなる者に与えたお恵みや特権をもはるかに超える至高のお恵みや特権をご自身の母にお与えになりました。私たちの主イエズス・キリストはまた人として、子が母に対して持つ優しい愛をお持ちでした。福音の中で、例えばカナにおいて、私たちはこの愛を見ます。それは、聖母がイエズスに「あの人たちにぶどう酒がなくなりました」(ヨハネ2章3節)とだけおっしゃったとき、イエズスのお答えはこれを拒むような「婦人よ、それが私とあなたとになんのかかわりがありましょう、私の時はまだ来ていません!」(ヨハネ2章4節)というものでした。しかし、その後すぐ何が起こったでしょうか。聖母は下男達に対してなんでも主の言うとおりにするように命じられ、イエズスは聖母が彼に対して今示された信頼を裏切らぬよう、ご自分の母を喜ばせるために、最初の奇蹟を行なわれたのです!同じように、私たちの主が十字架の上で亡くなられる時にも、子としての母への愛を見ます。主はご自分の母が最期まで十字架の下におられることをご覧になります。未亡人となり、ご自分の一人息子があらゆる種類の苦しみの中で死につつあることを見ておられる母です。これをご覧になった主は、ご自身のことよりも母のためを思い、愛する弟子聖ヨハネにご自分の母を託されたのです。「母に『婦人よ、これがあなたの子です』とおおせられ、また、弟子には『これがあなたの母です』とおおせられた。そのときから、その弟子は、マリアを自分の家にひきとった。」(ヨハネ19章26-27節)

聖母は聖なる婦人達の集団と一緒に主とその弟子達を物質的に助け(ルカ8章3節)ながら確かに私たちのイエズス・キリストに付き従っておられ、十字架の下ではその集団の頭として行動されました。このように使徒達は私たちの主が第四戒を守り、ご自分の母を敬っていらっしゃったのを目の当たりにすることができました。私たちの主イエズス・キリストが聖母を敬い、また聖母に献身的な愛をお持ちであり、一方私たちがイエズス・キリストの心を心とすべきであるのなら、当然私たちも聖母を敬い、聖母に献身的な愛を持たねばならないことになります。

使徒達や初期の教会はこのことを実践し、聖母の名を唱える度、大いなる敬意、尊敬、名誉をもってしていました。聖母について書かれた最初の文献のいくつか、たとえば聖ユスチヌスや聖イレネウスの著作では、聖母の信仰がエワの不信仰と対比され、聖母は最初のエワの不信仰を正す信仰をもった新しいエワとして、新しいアダムである私たちの主イエズス・キリストと結ばれた新しいエワとして、示されています。これら初期の著作で、既に聖母は『代願者』の称号で呼ばれておられました。初期の教会は聖母が私たち全てのために取り成してくださることを認めていたのです。

私たちが私たちの聖母に敬意を示すべき第二の理由は、キリストの神秘体の教理に基づいています。聖パウロは、洗礼によって私たちは私たちの主イエズス・キリストの体である、と大変明確に述べています。母は体なしの頭だけの子を産みはしません!ですから、聖母は頭と体を含んだキリストの母、つまり『キリストの体』全ての母であるのです。聖母はキリストの体である教会の最も崇高な一員であると同時に、私たちの主イエズス・キリストの母であるという特殊な立場のため、教会の母でもあるのです!

この第二の理由と関連したこととして、救いのため絶対必要な徳、即ち謙遜の徳があります。「神は高ぶる者にさからい、へりくだる者に恵みをお与えになる。」(ペトロの前の手紙5章5節)天主がさからわれれば、誰が天国に行けましょうか?私たちが天国に行くためには、必ず天主のお恵みが必要であり、お恵みを受けるのに必要な条件は謙遜です。福音では、私たちの主イエズス・キリストはこの謙遜の必要性を色々な形で教えてくださいますが、特に、「まことに、私はいう。あなたたちが、子どもの状態に立ちかえらないなら、天の国には、はいれないだろう。」(マテオ18章3節)とおっしゃいました。主がこのように大変重要な事実をおっしゃる時は、「まことに、私はいう」という聖なる誓いの言葉で御言葉をお始めになります。ところで、子どもの状態に立ちかえり、改心するためには母が必要です!ですから私たちの主イエズス・キリストは母の中で最も素晴らしい母、主ご自身の母を私たちに下さいました。主は、「最愛の弟子」に対して、「これがあなたの母です」(ヨハネ19章26節参照)とおっしゃったのです。つまり、イエズスは聖ヨハネだけにこれをおっしゃったのではなく、イエズスに愛されたいと願う全ての弟子に対して「これがあなたの母です」とおっしゃったのです!私たちが聖母を真に私たちの母とすれば、私たちがイエズスに愛されることがこれによって保証されているのです。謙遜の必要性について言えば、聖母はまったく素晴らしい立場におられます:「主が、いやしいはしためにおん目をとめてくださったから」で、「これからのち、代々の人々は、私を、さいわいな女と呼ぶ」(ルカ1章48節)こととなったからです。

高慢な異端者達は、自分たちには聖母は必要なく、「イエズスに直接行ける」と主張して、聖霊によって祝福され、聖霊のかげがおおった(ルカ1章35節)その聖母に敬意を表することを拒むのです。この高慢な異端者達は「子どもの状態にたちかえ」ってはおらず、天国に行くためにはまさにそのような改心が必要です。

私たちが聖母を必要としているもう一つの理由は、私たちが今、「権勢と能力、この世の闇の支配者、天にある悪霊」(エフェゾ6章12節)との恐ろしい霊的な戦いのただ中にあるからです。この戦いでは、私たちは「暁のように広がり、月のように美しく、太陽のように輝き、軍勢のように恐るべきもの」(雅歌6章9節)を必要としています。教会は、この雅歌の賢人の言葉が聖母のことを指していることを認めました。それ以外にあり得るでしょうか?

善と悪との戦いには、純潔の戦いも含まれます。現代社会では、以前にも増して悪魔が不純の洪水とあらゆる種類の倒錯をもって、すべてを腐敗させようとしています。私たちの主イエズス・キリストのお恵みで、私たちはこれを拒み、純潔でいることができます。この戦いでは、私たちには、聖マキシミリアノ・コルベが「インマクラータ」と呼ぶことを好んだ、無原罪の聖母の美しい見本があるのです。無原罪の聖母の見本は私たちを鼓舞し、力づけるものです。私たちの主イエズス・キリストのお恵みをもってすれば、本当に純潔でいることができるのです!主がご自身の母に与えられた美しさをご覧ください!天主は純潔を愛され、私たちの主イエズス・キリストは子どものよう な無邪気さを愛されます。私たちの主イエズス・キリストのお恵みをもってすれば、子どものような無邪気さを失わないことができるのです。また純潔の徳を取り戻し、童貞を奉献して完全なる貞潔を守るというより高次元の実践も可能です。天主のお恵みの力によって聖母が完全に無原罪であることが可能となったのであれば、私たちの地位に応じた貞潔を実行することは可能なだけでなく、喜ばしいことであることを信じなくてはなりません。即ち、婚姻の前に純潔であること、結婚にかんして貞潔であること、また天主が修道生活にお呼びになったのであれば、更に貞潔であることです。

純潔の戦いよりも更に深刻な戦いは、信仰のための戦いです。特にこの五十年、私たちは「信仰の守護者、真実なる童貞、あらゆる異端を打ち負かす御方」を必要としています。教会が聖母の交唱で唱えるように、「御身のみが全世界のあらゆる異端に打ち勝たれた!」。

しかし、この戦いにおいて私たちはこの二つの真実を忘れてはなりません。すなわち、私たちの主の助けをもってすれば戦いに勝つことが出来るが、私たち自身のみでは戦いに勝つことが出来ない、ということを。この天主の助けの必要性、私たちの主イエズス・キリストのお恵みの必要性、いや絶対的な必要性こそが祈りの根源なのです。私たちは祈らなくてはなりません。祈りは霊魂にとって最も根源的に必要なものです。私たちが祈るときには、聖人達に祈ること、そして誰よりも天の母、聖なる童貞マリアに祈ることが必要です。聖母が、特に被昇天によって力強い者とされたのは、私たちの必要のため、私たちの助け手となってくださるため、いつも私たちを守って くださる代願者となってくださるため、私たちを助けるため、私たちを救ってくださるためなのです。

今日の祝日もこの真実を実証するもののひとつです。マリアの尊き御名の祝日は、オーストリアのウィーンでのイスラム教徒に対する勝利に際して、聖母の御保護への感謝のしるしとして、福者インノケンチウス11世教皇が定められたものです。今日イスラム教徒は教会に対して更に残忍で暴力的になっており、私たちは聖母を必要としています!私たちが聖母を必要とするのはこの世での戦いのためばかりではなく、もっと重要なイスラム教徒の改心のためです。これは更に難しいことですが、聖母の助けがあれば極めて可能なことなのです!

親愛なる兄弟のみなさん、ですから子どもが最も素晴らしい母を愛するよう、私たちも聖母をやさしく愛しましょう!毎日聖母に信心をもって祈り、聖母の例にならい、聖母がイエズスを心から愛されたように私たちも心からイエズスを愛すように努めましょう。特に純潔という美しい徳を守り、永遠の信仰を汚れもなく一点の妥協もなく守るようにしましょう。そして聖母の助けによって数多くの霊魂が私たちの主イエズス・キリストの下に戻って救われることを信じて、聖母への信心、とりわけ聖母の御心に対する信心を広めましょう。アーメン。

聖伝のミサ(いわゆる「トリエント・ミサ」と呼ばれているローマ式典礼様式のミサ)にようこそ!

ローマ・カトリックの聖伝のミサ vs エキュメニカルな新しいミサ(第二バチカン公会議のミサ)




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