「イエズスの愛の本当のありのままの姿をもしも私たちが知ったなら・・・」
2019年12月6日(初金)御聖体降福式にて
聖ピオ十世会司祭 小野田神父
2019年12月6日(初金)御聖体降福式にて
聖ピオ十世会司祭 小野田神父
御聖体の内に真に在し給うイエズスの聖心、私たちを深く愛し、世の終わりまで御聖体の内に閉じ込められ給う愛の聖心、私たちの目の前に、こうして在し給う私たちの天主、救い主、贖い主、王、イエズス様の聖心の前で、礼拝と、感謝と、讃美を御捧げ致しましょう。
全宇宙を、愛を以て支配して、統治されている全能の天主。
天群の天使たち、何万何億何兆の天使たちが目の前に平伏し、讃美し、「聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな」讃美の褒め歌を絶え間なく歌っているその天主、イエズス・キリスト。
私たちを一人一人、愛を以て無から創造された天主。私たちをその御血を以て贖って下さったその天主。
聖父と聖子と聖霊と共に、私たちの霊魂に住まいを築かれている天主、イエズス・キリスト。
無限の愛、全能の王、支配者、その御方が、パンの形をとって、私たちを愛するがあまり、御聖櫃の内に隠れて、私たちの前に、愛を、礼拝を、御待ちでいらっしゃいます。
これほど愛する天主のイエズスの聖心の愛は、多くの人によって無視され、無関心と、冒瀆と、冷淡とによって、お礼をされています。
イエズス様が流されたその御血、苦しまれたその御苦難、担がれたその重い十字架、打たれたその鞭打ち、辱め、屈辱、悪口、暴言、全ては、私を愛する為でした。
永遠があっても、感謝しきるには足りません。
イエズス様の愛の、本当のありのままの姿を、もしも私たちは知ったら、嬉しさと感謝のあまり、私たちはここで、息が絶えてしまうに違いありません。