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Channel: Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた
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ラテン語による聖伝のミサ典書の序誦のコンマの位置の違い

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アヴェ・マリア・インマクラータ!
愛する兄弟姉妹の皆様!
お元気でいらっしゃいますか?先日、ラテン語による聖伝のミサ典書の序誦に、次のような違いがあることを発見しました。
(1)Dómine, sancte Pater, omnípotens ætérne Deus : 【大阪の祭壇上のミサ典書】日本語の意味は、「主よ、聖なる父、全能永遠の天主よ」
(2)Dómine sancte, Pater omnípotens, ætérne Deus : 【バルバロ訳ミサ典書】日本語の意味は「聖なる主、全能の父、永遠の天主よ」
コンマの打つ場所の違いという小さなことです。
私は、もともとは、最初の(1)だったと思いました。なぜなら、オフォルトリウムで、ホスチアの時に、次の祈りを唱えるが、「聖なる父、全能永遠の天主よ」となっているからSuscipe, sancte Pater, omnipotens ætérne Deus, hanc immaculátam hóstiam,
普通祈りの時に単に「主よ」となっていて、「聖なる主よ」ではないからDomine,
これについて、オンラインで入手可能な下記のバチカンのMissale Romanumを調べてみた下さった方が教えて下さったのですが、全てのpraefatioについて、Domine, sancte Pater, omnipotens...となっていました。
Missale Romanum ... Editio typica...Romae, ex aedibus Sacrae Rituum congregationis, die 23 iunii 1962
また、ある本からこのような記述を見つけてくださって、教えてくれました。
"The Voice of the Church at Prayer: Reflections on Liturgy and Language"Uwe Michael Lang of the Oratory2012 by Ignatius Press, San Francisco
In the Missale Romanum of 1570 and its subsequent editions, this was printed as "Domine sancte, Pater omnipotens, aeterne Deus". However, it has been shown conclusively that this punctuation is not correct, and so this has been changed in the editio typica of 1962; cf. C. Mohrmann, "Problemes de ponctuation dans la preface", in Botte and Morhmann, Ordinaire de la messe, 105.
ということなので、これによると1570年から1962年の間のMissale Romanumは「間違っていた」ので、1962年版から「直した」ということのようです。
そこで、私たちもそのようにコンマの位置を訂正しております。

四旬節第四主日(一級大祝日バラ色または紫)ミサ聖祭:四旬節の半ばに行われるこの主日は、バラの主日ともいわれ、ローマにおいては、教皇によって、黄金のバラが祝福され、公教会のすぐれた功労者におくられる。本日、真実な心からのよろこびをもてと典礼はすすめる。四旬節において、われらの心は喜ばねばならぬ。聖ベネディクトは、聖霊のよろこびをもって復活をまてと修道者にいいきかせていた。こういう意味において、本日は、祭壇にも花をかざり、オルガン伴奏でうたい、バラ色の祭服をつける。われらの喜びは、聖なるよろこびである。われらには、天主の子としての自由<書簡>があり、また天のエルザレムなる公教会に属しているからである。<入祭文、聖体拝領誦>DominicaQuartainQuadragesima四旬節第四主日IClassis一級St...四旬節第四主日(一級大祝日バラ色または紫)聖伝のミサの羅和テキスト






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