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聖ピオ十世会の召命に関する情報

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アヴェ・マリア・インマクラータ!

愛する兄弟姉妹の皆様、
 私たちの主イエズス・キリストの御降誕が近づいてきました。いかがお過ごしでいらっしゃいますか?
 聖ピオ十世会の召命に関する情報をご紹介します。

愛する兄弟姉妹の皆様の上に天主様の祝福が豊かにありますように!
トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)

原文はこちら

SSPX vocational information
聖ピオ十世会の召命に関する情報


聖ピオ十世会を構成している修道者共同体をここに簡単に紹介します。アメリカで召命についてのコンタクトを取りたい方は、こちらをどうぞ。(日本の方は、どうぞ担当司祭である小野田神父にご連絡ください。)


聖ピオ十世会の創立者

 一九〇五年十一月二十九日、マルセル・ルフェーブル大司教様は、フランスはリール教区のトゥルクワンで生まれました。





 一九二九年九月二十一日司祭に叙階され、フランスでの教区で一年過ごしたのち、宣教師となっていた兄の熱烈な誘いにより、一九三一年に聖霊修道会の修練院に入会しました。

 一九三二年にガボンに派遣され、ダカールの司教代理に任命され、一九四七年九月十八日、司教に聖別されました。その後、一九五五年九月十五日、ダカールの大司教に着座しました。

 一九四八年から一九五九年までフランス語圏アフリカ諸国の教皇使節を務め、それから一九六二年にチュールの司教に指名されました。その同じ年に修道会の同僚司祭たちから聖霊修道会総長として選ばれ、公会議の教会によって始められたアジョルナメント(現代化)のために、総長職から退きました。

 ルフェーブル大司教様は聖ピオ十世会を創立し、一九七一年から一九八三年まで総長としての管理責任を引き受け、一九九一年三月二十五日、王たる司祭、イエズス・キリストの司祭職を受け取った記念の日、聖週間の月曜日に帰天するまで、賢明な助言で聖ピオ十世会を支え続けました。

聖ピオ十世会

 聖ピオ十世会は、第二バチカン公会議の後、教会の聖伝にのっとったまことの司祭になることを熱烈に望んでいた神学生たちの要請により誕生しました。その後、教区の教会の環境に従うなら、正真正銘の司祭であり続けることは不可能だという視点から、司祭兄弟会の構想は、在俗司祭とまったく同じ職務を全うしながら、司教たち(例えば教区に任命される修道会の司教)によって受け入れられ、司祭職を守るための最も適した解決法だと見なされるようになりました。

 一九七〇年十一月一日、聖ピオ十世会はスイス、フリブールのシャリエール司教によって正式に承認されました。その設立は聖職者聖省長官ライト枢機卿によって、翌年二月に好意的に認可されました。

 エコン神学校で成し遂げられた聖伝に基づく司祭職養成が知られるようになり、フランスの司教たちは、聖伝式に養成された若い司祭たちの到着をうとましく不愉快に思うようになりました。そこからローマに圧力がかかり、神学校の非合法な禁止処分(一九七五)と、聖ピオ十世会創立者に対するまったく合法的でない制裁措置(一九七六)を招く結果となりました。

 聖ピオ十世会は急成長を遂げ、現在(二〇〇〇年八月)では六五〇名以上の会員を含んでいます。そのうち四〇一名が司祭、一七〇名が神学生です。司祭たちは五大陸の三十ヶ国にある六つの神学校、約一二五の共同体と教会に散らばっています。

 メンツィンゲン総本部と総長の住居は同じであり、一九九四年以降、総長はベルナール・フェレー司教様であり(現在、二期目の総長職を務めています)、聖ピオ十世会の他の司祭たちが総長を支えています。聖ピオ十世会は、聖スルピス会やWhite Fathersなどのように、無誓願の共同生活を送る会です(つまり修道者の誓願を立てないということです。聖ピオ十世司祭兄弟会は在俗修道会であり、正式な禁域生活を送る修道会ではないからです)。

聖ピオ十世会の会員たち

 聖ピオ十世会会員は主に司祭たちで構成されていますが、修道士、修道女、奉献修道女、そして第三会会員として所属している会員たちがいます。

聖ピオ十世会の司祭職

 神学生たちと司祭たちは、一年間の霊的生活ののち、毎年十二月八日に公に誓約の宣言をし、十年間それを繰り返した会員たちは、終生誓約を求めることができます。

聖ピオ十世会の修道士

 聖ピオ十世会の修道士たちは、一年間の志願期と一年間の修練期ののち、司祭たちの使徒職への障害を取り除くために、さまざまな職務、つまり、公教要理のような使徒的事業や物質面の業務で司祭たちを助けます。彼らは修道誓願を立て、聖務日課を唱え、その他霊的義務を負っています。現在(二〇一〇年一月)、聖ピオ十世会には誓願を立てた修道士たちが一〇四名います。

聖ピオ十世会の修道女

 聖ピオ十世司祭兄弟会は、修道女たちの会とも協力しています。すなわち、ルフェーブル大司教様が、大司教様の妹、マリー・ガブリエル修母の協力のもと創立された聖ピオ十世修道女会です。修道女会は教会法上の自治権を有しており、修道女の総長(Mother Superior)をいただいていますが、聖ピオ十世会と親しく一致して働いています。

 六ヶ月の志願期と、二年間の修練期のち、さまざまな種類の仕事で司祭たちを支援します。小学校、公教要理、病者の訪問、香部屋の仕事、共同体の特に洗濯に関する家事業務、必要な場合は料理もします。修道女たちも司祭たち、修道士たちと聖務日課を唱え、毎日一時間の聖体礼拝の時間を持ちます。現在(二〇〇九年七月)では一五〇人の立誓願修道女たちが、本部修道院、四つの修練院、七つの学校、八つの修道院、神学校、黙想の家、老人ホーム、宣教地の十九の共同体に散らばっています。

聖ピオ十世会のイエズスとマリアの宣教修道女

 聖ピオ十世会は、最近になって、世界中の宣教地で聖ピオ十世会の使徒職を支援する宣教女たちの修道会を設立させました。このイエズスとマリアの宣教修道女会の外的な事業は、子どもたちと女性たちに公教要理を教え、学校では事務と経理の仕事を果たし、看護師や看護助手として医療支援を提供し、裁縫、家事、農業など、使徒職が要求することならなんでもするよう指示されています。

 十六歳から三十五歳までの女性たちに対して志願者の道が開かれており、志願期は一年間、続いて二年間の修練期、その後修道誓願を立てます。詳しくはこちらのページを読むか、問い合わせるかして下さい。

聖ピオ十世会の奉献修道女

 聖ピオ十世会は、第二バチカン公会議ののち、奉献生活を続けるための場所を改革されてしまったがために、それぞれの修道会を離れることを余儀なくされた修道女たちの求めに手を差し伸べることに賢明な理解を示しました。聖ピオ十世会はまた、修道生活に入る熱烈な望みを持ちながらも、一定の年齢を超えてしまったことや、未亡人であることが原因で修道会に受け入れられない女性たちのためにも居場所を差し出そうという望みを持っていました。この目的のために、聖ピオ十世会には、本会の司祭たちの権威のもと、本会の霊的環境で生活する奉献修道女たちも存在します。

 聖ピオ十世会の奉献修道女たちは、修道院、神学校、黙想の家や学校の司祭たちを、さまざまな仕事──家事、香部屋の管理、公教要理を教えること、事務や会計仕事から、料理──通して司祭たちを助けます。現在(二〇一〇一月)、世界中の聖ピオ十世会のさまざまな共同体には七十四名の奉献修道女たちがいます。

 修道女としての生活を送ったことがない場合、志願期の一年間と、それに続いて修練院で一年間を過ごします。共同体で一年間過ごしたのち、修練女たちは奉献女として入会を認められます。

聖ピオ十世会の第三会

 最後に、世間にとどまりつつ、聖ピオ十世会の霊的生活を共有したいと熱望する人々のために「第三会」が設立されました。聖ピオ十世会との彼らのつながりを通して、第三会会員たちは霊的恩恵のうちに分かち合い、彼らの祈りを通して会員たちを助け、その一方で自分自身の聖性を高めていこうと努力しています。

聖ピオ十世会の霊性

 聖ピオ十世会が打ち込んでいる霊性は、次のようにまとめあげることができます。「聖主イエズス・キリストによって打ち立てられたままの聖なる司祭職と司祭の使徒職を、教会の二千年の聖伝にのっとって続けること」です。ですが、この設立とこの聖伝は、司祭たちの存在理由は聖主の贖いの犠牲を永続させること、全世界の国々にその実りを施すことである、と教えています。聖主の刺し貫かれた聖心から教会と聖なる七つの秘跡が生まれ出で、これらを通して、ご自身の天主的生命を霊魂たちに伝え、その罪を洗います。こうしてミサの犠牲は教会の生命の不滅の源、信仰の偉大な神秘、啓示された全真理の統合体、あらゆる聖寵であると理解されています。生贄と秘跡、聖なるミサは主イエズス・キリストのまことの現存を私たちに間にもたらし、超自然の栄養を伝えるのです。

 この司祭の気高い役割こそ、聖ピオ十世会が永続させようと努力し続けてきたものであり、この役割はまた、私たちの霊魂、私たちの家庭、私たちの社会における聖主の統治の源泉であるとも意識しています。この「キリストにおいてすべてを復興させる」というモットーに対してこそ、聖ピオ十世会は、神学校、大学、教員たち、高校や中学校を通して、教会や黙想会、特に聖イグナチオの霊操が開かれる共同体を通して、使徒的宣教のまことの中心なる修道院を通して、そのすべての熱意を傾けています。この熱意を養うために、聖ピオ十世会は聖主イエズス・キリストの偉大な神秘(特に至聖なる聖心)である教会の典礼を、幸いなる童貞マリア(具体的には共贖者なる聖母)を、聖ヨゼフ(霊的、物質的事業での私たちの賢明な導き手)を、聖なる天使たち(あらゆる悪魔的影響に立ち向かう私たちの保護者)を、そして言うまでもなく、聖ピオ十世(私たちを信仰と聖性のうちに保ち、現代世界の誤謬と悪徳に反対させ続ける)を慕っています。


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この映画のダビングのために日本語訳を作り、録音してくださった声優の方々や、字幕を作ってくださった方々、すべての関係者の方々に感謝します。


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先日、シュテーリン神父様から日本語の良い公教要理のウェブ・サイトのリンク先を尋ねられましたので、次をご紹介しました。愛する兄弟姉妹の皆様にもご紹介します。


公教要理図解(ワグネル訳)
カトリック中央協議会編集の公教要理(1958年)
聖ピオ十世 公教要理詳解
ローマ公教要理 【使徒信経の部】



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