2020年5月3日(主日)御復活後第3主日 メッセージ
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父
「5月をマリア様の月としましょう。ロザリオを以って、聖母に自分を奉献して」
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。
愛する兄弟の皆さん、5月、聖母の聖なる月が始まりました。この5月は私たちは非常に特別な月で、特に緊急事態宣言が5月いっぱいまで延長される、とニュースが今あります。ですから、この家にいる時間を使って、この5月を聖母の聖なる月と致しましょう。
その為に今日、いくつか提案をしたいと思っています。
まずニュースによると、フィリピンでは司教様たちが素晴らしいことをされています。
このコロナウィルスの為に国民が非常に危険に晒されていて、特に病気の方々や、医療従事者、また仕事ができない方々がたくさんいる等、「マリア様に今こそお祈りをしなければならない。この5月から最初から、ロザリオを始めよう」と、家族でロザリオを祈って、「5月13日には、全国民がマリア様の汚れなき御心に奉献するように」、フィリピンの司教様方が率先して、リーダシップをとってそうなさっております。特に5月10日から3日間はオンラインで「一体奉献とは何か」という事を深く知りながら、その意味を分かりながら、この奉献が意義あるものと、本物となるようにと、準備されています。
私たちもそのような立派な司教様たちの模範に従いたいと思います。日本の司教様たちもこのようなリーダーシップで、私たちカトリック信徒を導いて下さると、本当に私たちも嬉しいと思いますが、私たちは、「司教様たちがこうするべきだ、何だ」と言うよりはまず、私たち自身から始める事に致しましょう。
そこでこの5月を、ロザリオを以ってマリア様の月としましょう。特に家族で、今子供たちが学校に行かずに家にいる、その機会を使って、子供たちと一緒に家族で、ロザリオを毎日唱えましょう。
カナダでは今オンラインで、クチュール神父様が、この5月の間は一緒にロザリオを唱えようとなさっておられます。
フィリピンだけではありません。3月25日には、ポルトガル・スペイン・その他少なくとも25カ国の司教様たちが、自分の国々あるいは司教区を、聖母の汚れなき御心に奉献しました。
私たちもそれに見倣いましょう。毎日ロザリオを唱えながら、マリア様に私たちの家族を、私たち自身を、奉献致しましょう。
マリア様を母として、私たちの元后として、敬いましょう。マリア様の御像の前に跪いて下さい。マリア様の御像にどうぞお花を捧げて下さい。マリア様の前でロザリオを一緒に唱えましょう。
特に、聖グリニョン・ド・モンフォールの『聖母マリアへのまことの信心』の本を是非お読み下さい。今この時期の為に、この聖人が書かれたものです。
イエズス・キリストは、マリア様を通して、この世に来る事をお望みになりました。天主聖父は、マリア様を通してのみ、聖子イエズス・キリストをこの世に与える事を御望みになりました。他の道を通る事は望みませんでした。聖霊はイエズス・キリストを、マリア様の御胎内においてのみ、形成しようと望まれました。その他一切の場所は望まれませんでした。
三位一体は私たちに、マリア様を通して御恵みを、イエズス・キリストを、信仰を、礼拝を、希望を、愛を与えようとして下さっています。ですから今こそ、このマリア様の前に行って、御恵みを乞い求めましょう。
ファチマでは、「ロザリオを唱えなさい」と言いました。御出現の度に、「ロザリオを唱えなさい」と。
秋田でもマリア様は仰いました、「教皇様、司教、また司祭たちの為にロザリオをたくさん唱えなさい。この世をこの危機を救う事ができるのは私だけです」と仰いました。
ですからロザリオをお祈り致しましょう。
愛する兄弟の皆さん、願わくはこの5月が、本当にマリア様の月となりますように。
そして教会を愛して下さい。
「教会を愛する」という事は、教会が過去2000年間やってきた、愛してきた事を、実践してきた事を批判する事でもなく、「これではない。変えてしまえ」というのではありません。
教会を愛するという事は、「教会が大切にしてきた事、この信仰、御聖体、マリア様、その他の全ての聖なる信心を愛し、実践する」事です。
この事によって多くの、数多くの方々が聖人聖女になりました。マリア様の信心を以って聖人聖女になりました。
ですから私たちもそれを、教会を愛する事によって、マリア様の御恵みによって、聖なる者と、不肖な者ではありますけれども、罪の償いの御恵みを頂き、罪を悔悛する、悔い改める御恵みを頂き、そして聖なる者となる特別の御恵みを乞い求めましょう。
では愛する兄弟の皆さん、5月が聖なる月となりますように、聖なる聖母の月となりますように。
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。
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「2020年聖母聖月、いま私たちがすべきこと」 2020年5月3日、復活後第三主日に東京で録画した小野田神父のメッセージ
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聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父
「5月をマリア様の月としましょう。ロザリオを以って、聖母に自分を奉献して」
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。
愛する兄弟の皆さん、5月、聖母の聖なる月が始まりました。この5月は私たちは非常に特別な月で、特に緊急事態宣言が5月いっぱいまで延長される、とニュースが今あります。ですから、この家にいる時間を使って、この5月を聖母の聖なる月と致しましょう。
その為に今日、いくつか提案をしたいと思っています。
まずニュースによると、フィリピンでは司教様たちが素晴らしいことをされています。
このコロナウィルスの為に国民が非常に危険に晒されていて、特に病気の方々や、医療従事者、また仕事ができない方々がたくさんいる等、「マリア様に今こそお祈りをしなければならない。この5月から最初から、ロザリオを始めよう」と、家族でロザリオを祈って、「5月13日には、全国民がマリア様の汚れなき御心に奉献するように」、フィリピンの司教様方が率先して、リーダシップをとってそうなさっております。特に5月10日から3日間はオンラインで「一体奉献とは何か」という事を深く知りながら、その意味を分かりながら、この奉献が意義あるものと、本物となるようにと、準備されています。
私たちもそのような立派な司教様たちの模範に従いたいと思います。日本の司教様たちもこのようなリーダーシップで、私たちカトリック信徒を導いて下さると、本当に私たちも嬉しいと思いますが、私たちは、「司教様たちがこうするべきだ、何だ」と言うよりはまず、私たち自身から始める事に致しましょう。
そこでこの5月を、ロザリオを以ってマリア様の月としましょう。特に家族で、今子供たちが学校に行かずに家にいる、その機会を使って、子供たちと一緒に家族で、ロザリオを毎日唱えましょう。
カナダでは今オンラインで、クチュール神父様が、この5月の間は一緒にロザリオを唱えようとなさっておられます。
フィリピンだけではありません。3月25日には、ポルトガル・スペイン・その他少なくとも25カ国の司教様たちが、自分の国々あるいは司教区を、聖母の汚れなき御心に奉献しました。
私たちもそれに見倣いましょう。毎日ロザリオを唱えながら、マリア様に私たちの家族を、私たち自身を、奉献致しましょう。
マリア様を母として、私たちの元后として、敬いましょう。マリア様の御像の前に跪いて下さい。マリア様の御像にどうぞお花を捧げて下さい。マリア様の前でロザリオを一緒に唱えましょう。
特に、聖グリニョン・ド・モンフォールの『聖母マリアへのまことの信心』の本を是非お読み下さい。今この時期の為に、この聖人が書かれたものです。
イエズス・キリストは、マリア様を通して、この世に来る事をお望みになりました。天主聖父は、マリア様を通してのみ、聖子イエズス・キリストをこの世に与える事を御望みになりました。他の道を通る事は望みませんでした。聖霊はイエズス・キリストを、マリア様の御胎内においてのみ、形成しようと望まれました。その他一切の場所は望まれませんでした。
三位一体は私たちに、マリア様を通して御恵みを、イエズス・キリストを、信仰を、礼拝を、希望を、愛を与えようとして下さっています。ですから今こそ、このマリア様の前に行って、御恵みを乞い求めましょう。
ファチマでは、「ロザリオを唱えなさい」と言いました。御出現の度に、「ロザリオを唱えなさい」と。
秋田でもマリア様は仰いました、「教皇様、司教、また司祭たちの為にロザリオをたくさん唱えなさい。この世をこの危機を救う事ができるのは私だけです」と仰いました。
ですからロザリオをお祈り致しましょう。
愛する兄弟の皆さん、願わくはこの5月が、本当にマリア様の月となりますように。
そして教会を愛して下さい。
「教会を愛する」という事は、教会が過去2000年間やってきた、愛してきた事を、実践してきた事を批判する事でもなく、「これではない。変えてしまえ」というのではありません。
教会を愛するという事は、「教会が大切にしてきた事、この信仰、御聖体、マリア様、その他の全ての聖なる信心を愛し、実践する」事です。
この事によって多くの、数多くの方々が聖人聖女になりました。マリア様の信心を以って聖人聖女になりました。
ですから私たちもそれを、教会を愛する事によって、マリア様の御恵みによって、聖なる者と、不肖な者ではありますけれども、罪の償いの御恵みを頂き、罪を悔悛する、悔い改める御恵みを頂き、そして聖なる者となる特別の御恵みを乞い求めましょう。
では愛する兄弟の皆さん、5月が聖なる月となりますように、聖なる聖母の月となりますように。
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。

「2020年聖母聖月、いま私たちがすべきこと」 2020年5月3日、復活後第三主日に東京で録画した小野田神父のメッセージ
