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Channel: Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた
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悪に負けてはならない。かえって善をもって悪に打ち勝て。これこそ世に打ち勝った勝利、すなわち信仰である。

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アヴェ・マリア・インマクラータ!
愛する兄弟姉妹の皆様!
ドモルネ神父の御公現後第三主日の短い説教をご紹介いたします。
御公現後第三主日の短い説教

まず、昨日、大阪のチャペルの信徒の皆さんから、日本への歓迎の贈り物として、印象的で大きな霊的花束をいただきました。大変ありがとうございました。主と聖母が皆さんの愛徳に百倍の報いを与えてくださいますように。毎回のミサで皆さんのためにお祈りしています。
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。
愛する信徒の皆さん、聖パウロが書簡で述べていることについて、少し話させてください。
聖パウロは、「悪に悪を返すな」、つまり私たちに害を加える人々に対して憎しみや妬みを持たないようにと勧めています。しかし、もし私たちに対して不正が行われた場合、不正やつまずきを償って罪びとを正しい道に戻すことができる裁判官や法の権威に頼ることは完全に許されており、時には必要なことです。聖パウロがどのようにして不品行なコリント人をサタンに渡したかを思い出してください(コリント前書5章5節)。それは、この罰によって、この男が罪を悔い改めるようにするためでした。
次に聖パウロは「天主の前で」、つまり天主を愛し、イエズスの愛の掟に従うことによって、人に善きものを与えるように、また「人の前で」、つまり人にほめられるのではなく、人に天主をほめたたえさせるように、と勧めています。
それは、私たちの主イエズスが「あなたたちの光を人の前で輝かせよ。そうすれば、人はあなたたちの善い行いを見て、天にましますあなたたちの父を讃美するであろう」(マテオ5章16節)と言われたようにです。
悪に悪を返さず、他人に善を提供することによって、聖パウロは私たちが可能な限りすべての人と平和を保つように望んでいます。すべての人と平和を保つことは、実際にはいつも可能というわけではありません。人々と平和でいる唯一の方法が、人々の悪意と罪深い行動に同意することであるならば、私たちは彼らに抵抗し、反対しなければなりません。このような状況について、私たちの主イエズスは、こう言われました。「私が地上に平和を送るために来たと思うな。平和ではなく、剣を送るために来たのだ」(マテオ10章34節)。
第二バチカン公会議は、異端や罪深い行い、悪行を非難することなく、世界のすべての人との間に平和をもたらそうとしました。その結果は、教会が今、敵によって破壊されているということです。
結論として、聖パウロは「悪に負けてはならない。かえって善をもって悪に打ち勝て」(ローマ12章21節)と言っています。誰かがその人の側に私たちを何とかして引き込むと、私たちはその人に負けるのです。ですから、もし誰かが私たちに悪事を働いて、私たちが同じように報復したとしたら、その人は私たちをその人の側に引き込んだことになります。
しかし、逆に、敵に善を行うことによって、私たちが最終的に敵の悪行を止めさせることができるならば、私たちは敵を私たちの側に引き込んで、勝利したことになります。聖ヨハネが「これこそ世に打ち勝った勝利、すなわち信仰である」(ヨハネ第1書5章4節)と言い、預言者エレミアが「彼らはあなたのところに帰って来る。しかし、あなたが彼らのところに帰るのではない」(エレミア15章19節)と言っているように。
アーメン。



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