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Channel: Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた
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キリストの30年間の私生活が私たちに教えている家族の大切さ

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2021年1月10日(主日)聖家族の祝日のミサ
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父説教(大阪)
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。
今日は聖家族の祝日です。聖家族の模範を黙想致しましょう。
天主の聖子、本性によって、永遠の昔から永遠の未来に至るまで、変わりのない天主、その天主の御言葉、天主の聖子、天主御自身が、この世全てを創った天主が、30年間、聖ヨゼフとマリア様の下で、幼子として、従順に従っておられました。
この世を救う為に、この世を聖化する為に、この霊魂の救いの為に人となったこの世の創造主は、一番私たちにとって何が大切かを教えています。
自分の使った時間の長さで、30年間の時間で、私たちに雄弁に語っています、沈黙の内に語っています。
それは「家族の生活」がどれほど大切か、「家族」がどれほど大切か、そして「従順」が、「謙遜な生活」が、「日常の生活」がどれほど大切か、という事です。
この現代21世紀では、この「家族」を破壊しようとする勢力がたくさんあります。男と男が家族を作る、あるいは女と女が家族を作る等と、天主の作った家族の真似事をしようしています。
あるいは、「従順」というものの徳の大切さが忘れられています。
あるいは、「この世で一番大切なのは、いいねのクリックをたくさん受ける事だ」あるいは「購読者数をたくさん得るユーチューバーになる事だ」等と誤解をしている方もたくさんいます。
しかし、「この世で最も大切な事は、そうではない」という事を聖家族は私たちに教えています。
唯一、イエズス様が教えたもう一つの出来事が、今日の福音です。
それは、「沈黙の従順の生活がどれほど大切であるか。家庭生活がどれほど大切であるか。しかしそれはもちろんだけれども、しかし、もしも天主の召命があるならば、天主から呼ばれるならば、その御旨を果たす為に、時には天主への奉仕の為に、家族を犠牲にしなければならない時がある。天主が第一である」という事を教えています。
願わくは、現代の特に若い人たちが、家族の大切さをよく理解して下さいますように。
それと同時に、もしも「天主から呼ばれる」という名誉を受けたならば、それに寛大に応える力と、そしてその御恵みを、光を受ける事ができますように、多くの若い人々の為にお祈り致しましょう。
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。



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