2021年4月23日(金)殉教者聖ジョルジオのミサ
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父説教(大阪)
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。
愛する兄妹の皆さん、今日は聖ジョルジオ殉教者の祝日です。
イエズス様の言葉を聞いて下さい。
「私はぶどうの木である。私の聖父は農夫である、栽培する者である。」
「栽培する者」というのは、ギリシャ語で“ゲオルゴスγεωργός ”と言います。今日の殉教者の名前、聖ジェオルジェウス Georgius です。
イエズス様は言葉を続けます、「私に留まれ、私がお前たちに留まっているように。もしも私に留まらなければ、お前たちは何も実を付ける事ができない。もしも私がいなければ、お前たちは何もする事ができない。」
ですから私たちの関心はいつも、「イエズス様に留まっている事」でありますように、お祈り致しましょう。
イエズス様にどうやったら留まる事ができるでしょうか?
成聖の恩寵、罪のない霊魂でいるという事、そして特に何かをする時に、「これは御身を愛する為に、イエズス様への愛の為に、これは霊魂の回心の為に、罪人の回心の為にお捧げする」という意向を持って捧げる事によって、イエズス様に留まる事ができます。
イエズス様にいつも留まる事ができますように、マリア様にお祈り致しましょう。
「私はぶどうの木である。お前たちは枝である。」
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。
2021年4月24日(土)殉教者シグマリンゲンの聖フィデリスのミサ
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父説教(大阪)
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。
「私はぶどうの木である。お前たちは枝である。」
イエズス様は今日の福音で、「もしも私に留まっているなら、私の御言葉も留まり、そしてお前たちが何を望んでも、それが叶えられるだろう。」非常に慰めの言葉を仰って下さっています。
聖父は栽培主なので、もしもイエズス様に付いていないのならば、そのような枯れた木は捨てて焼いてしまいますが、しかし付いている枝が、それがもっと実る事ができるように、それに手入れをして、いらない木は取り払って、いらないものは取り払って、そして多くの実が結ぶように、その実りが多くあるように、枝が望むものは全て与えられる。
私たちも、イエズス様にいつも留まっている事ができますように、お祈り致しましょう。
そしてイエズス様に大胆にお祈り、お願い致しましょう。
まず、イエズス様に最後まで留まって、豊かな実りを結ぶ事ができるように、聖徳の実りを結ぶ事ができるように。そして、多くの方々が、イエズス様を知り、愛し、永遠の命まで導かれますように、お祈りしましょう。
大阪では大司教区では、緊急事態宣言の為に、公のミサが捧げられなくなってしまうと聞きました。ですから、私たちの聖堂は公のミサが捧げられる唯一の場所となっています。
イエズス様に、特別の御憐みと御恵みを乞い求めましょう。このような事態が一刻も早く終わりますように、そしてカトリック教会が、自由にミサを捧げて、イエズス様を讃美する事ができますように、そして聖伝のミサが日本中に、世界中に広まりますように、お祈り致しましょう。
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。