2021年5月3日(月)秋田巡礼 至聖なるイエズスの聖心の随意ミサ
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父 説教
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。
ドモルネ神父様、そして巡礼者の皆様、
今日、イエズス様の至聖なる聖心の随意ミサで、巡礼を始めようと思いました。それは2つの理由があります。
金曜日でもないのになぜ聖心のミサかというと、まず第1に、イエズス様が私たちの為になさったその愛の神秘に、深く入りたいと思うからです。
イエズス・キリスト、つまり人となった天主の御言葉は、私たちを救う為に、私たちの罪を償う為に、私たちをして天主の命に生み出す為に、人となられました。
イエズス様はただその時に御一人でなさろうと思ったのではなくて、親密な伴侶と一緒に、それをなさろうとなさいました。第2のエヴァ、マリア様です。
そして、マリア様の事をよく理解する為に、イエスズ様の聖心の助けを乞い求めようと思いました。
第2は、イエズス様の御生涯を見ると、イエズスはいつも、マリア様と緊密に一致している、ということが分かりますけれども、いつもそれは、「マリア様の子供」として、マリア様を、「イエズス様の愛する母」として、行動されていました。
イエズスの聖心こそが、マリア様に対する真の信心をお持ちでした。
ですから、マリア様に対する信心と愛を深く理解する為には、イエズス様の聖心に聞くのが一番であると思うからです。
それでは巡礼者の皆さん、今年の巡礼はますます、イエズス様の聖心を通して、マリア様に対する信心を深めるものとなりますように、秋田のマリア様にお祈り致しましょう。
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。