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Channel: Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた
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カトリック教会の聖職者たちがイエズス・キリストの教えをはっきりと教えなくなると、別の宗教がカトリック教会の代わりに場所を占めようとする

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2021年6月19日(土)童貞聖ユリアナ・ファルコニエリのミサ聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父 説教(大阪)
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。
愛する兄弟姉妹の皆様、今日は6月19日土曜日、聖ユリアナ・ファルコニエリの祝日です。


この聖女は御聖体の聖女であって、また、6月はイエズス様の聖心の月、19日は聖ヨゼフの日、土曜日はマリア様の日ですから、イエズス様とマリア様とヨゼフ様と聖ユリアナとに祈りましょう。私たちの祖国日本、そして全世界のカトリック教会の為を思って、このミサの直後に御聖体降福式を御捧げ致しましょう。特に罪の償いの為に、カトリック教会の為に、教皇様の為に、日本の司教様や司祭、聖職者たちの為に御捧げ致しましょう。
思ってみれば、今から約1年半ぐらい前、2019年10月に、バチカンでパチャママという異教の母なる大地の女神が、教皇様の前で、崇敬の異教の儀式をした事がありました。パチャママの女神像を持って、枢機卿や司教たちが聖ペトロ大聖堂に行列で入堂して、宗教行事を異教の行事を行なった事がありました。
それ以後、教会は全世界で門を閉じられてしまって、公式のミサも捧げられなくなってしましました。信徒はミサにも与る事ができずに、秘跡にも与る事ができずに、終油の秘跡を受ける事もできずに、告解もできずに、あるいはミサを立てていると警察が来て、罰金を払わなければならない、という事態になりました。復活祭も、公式のミサはローマで行われなかった、という2000年カトリック教会始まって以来の出来事が起こりました。聖ペトロ大聖堂では、教皇様のミサが行なわれなくなりました。おかしな事が行なわれるように、私たちの目の前で起こるようになってしまいました。
今までカトリック教会を非難していた人は「地獄などは中世のおとぎ話だ。『地獄がある』と言って人々を恐れさせて、人々を民衆をコントロールしようとしているのだ」と言っていました。
しかし、今度は、マスコミなどで教会を非難していた人たちが、「さぁ、疫病がうつるぞ。さぁ、恐ろしいぞ。感染者は何名出た。陽性が何名出た」などと言って、民衆を恐れさせているではないでしょうか。
教会が、イエズス様の仰った通りに、「全世界に行って、聖父と聖子と聖霊との御名によって洗礼を授けて、洗礼の水によって天主の子供となる。清められる」と教え、「天国に行く」という事を教会が教えていることを非難していた人が、今度は口を揃えて、「ファイザーとモデルナの名前によってワクチンを受けなければ、全世界に行ってワクチンを受けなければ、私たちは救われない。」とさえ言っているようです。
カトリックの司教様でさえ「あぁ、これで、ワクチンが日本に来たので、これで私たちも安心だ」とさえ言っているほど、おかしな時代になっているのではないでしょうか。
御聖体は、私たちはイエズス様の真の体であるから、跪いて、礼拝して、口で拝領してきました。しかし、「感染があるから」と、おかしなやり方で聖体拝領をしなければならないとなっています。
私たちは「人間は、天主の似姿とそしてその象に従って創造されたのであるから、そして天主から頂いた命は誰も、天主以外には手をつける事ができない。私たちは、『汝、殺すなかれ』と、たとえどんな胎内に、お母さんの胎内にいる子供であっても、人間であるから、誰も手をつける事ができない」と教えてきました。
ところが、新しい世界統一宗教を作ろうとしている人々は、「今、環境問題だから、地球温暖化があるから、二酸化炭素が多すぎるから、人口を削減しなければならない。人口は多すぎる。だから何としてでも人口を減らす。その手段は選ばない」とでも言っています。
あるいは今まで、「人間の自由が大切だ。なぜカトリック教会は子供に洗礼を授けるのだ。子供が大きくなるのを待たなければならないではないか」などと言った人が、乳幼児にも、必要とはないと思われるような子供たちにも、「ワクチンを受けなければならない」と主張しています。
これらのことは新しい「宗教」のようです。何故ならドグマがあって、それを信じなければならないからです。イエズス・キリストが天主であること、御聖体、聖母については、どのような冒涜も許されています。しかし、コロナやワクチンに関することについて、それが科学的なデータであっても、すこしでも疑いを挟むことは許されておらず、異端審問を受け、ソーシャルメディアから抹殺され、信仰箇条として信じなければならないからです。そのようなおかしな話はまだまだたくさんあります。そうした色々ありますけれども、ここでは私は申し上げません。
しかしこれを見ると、カトリック教会がその教えをはっきりと言わなくなればなるほど、あるいは教会の聖職者たちがイエズス・キリストの教えを伝えようとしなくなればなるほど、別の宗教がその代わりに、そのカトリック教会の代わりに、場所を占めようとしているかのようです。
私たちは一体、どうすれば良いでしょうか?
私たちは、カトリックのままで留まらなければなりません。信仰を、教会の為に、そのまま保持しなければなりません。そしてイエズス様に、ひたすら御憐れみを乞い願いましょう。イエズス・キリストは真の天主、マリア様は真の天主の御母、聖ヨゼフはその天主の御養父であります。
御聖体の中において、真の創造主が私たちと共におられます。私たちにとって何も恐れるものはありません。天主が私たちの傍にこうやって、愛して傍におられるのであれば、地獄から鎖を放たれて悪魔がうじゃうじゃしていようと、天主が守ってくださるからです。イエズス様が「フッ」とやれば、あっという間にろうそくが消えるように消えてしまうからです。
ですから、私たちはこのままイエズス様をお愛しし、御聖体を礼拝し続け、カトリックの教えを信じ続けましょう。
そしてこの災難がより短く縮められるようにお祈り致しましょう。それによって多くの方々が、永遠の命に、信仰に、目を覚ましてくださるように祈りましょう。「あぁ、やっぱりカトリック、やっぱりイエズス・キリストだ。やはりイエズス・キリストが王でなければ、私たちは悪魔を王として支配してしまう事を許してしまうのだ」と、気が付く日が来ると、多くの方々が目覚めて下さる日が来ると、信じております。
イエズス様の聖心の無限の功徳、マリア様の汚れなき御心の無限の功徳によって、多くの主を知らない人々が、主を知る恵みを頂きますように、お祈り致しましょう。
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。

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