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Channel: Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた
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2015年7月12日主日ミサ 聖ピオ十世会レネー神父様 大阪 SSPX Traditional Latin mass

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アヴェ・マリア・インマクラータ!

愛する兄弟姉妹の皆様、

 先週から私は、イロイロのサンタ・バルナバというところにある聖ベルナルド修練院(Saint Bernard Novitiate)に来ています。ここは、修練院長のダニエルス神父様とカチョ神父様がおられ、4名の修道士、1名の修練士、3名の志願者、志願準備期間者(pre-postulants)などで12名の共同体となっています。修練院の教会を建設中で、高い壁が立ち上がりつつあります。

 ダニエルス神父様は、2013年に秋田に巡礼に来られたことを良く覚えておられて、パウロはどうしているか、あの方はどうしているか、よろしく伝えてほしいと、日本の話に花が咲きました。

 私は、今週末にはミンダナオ島のジェネラル・サントスに向かいミンダナオのミッションをお手伝いする予定です。

 先日の主日には、レネー神父様が大阪で主日のミサを捧げて下さいました。深く感謝いたします。次のようなご報告を頂いたのでご紹介します。


【報告】
アヴェ・マリア・インマクラータ!

7月の主日の御ミサの報告です。今回もレネー神父様が来日してくださいました。
7月12日 聖霊降臨後第七主日 の歌ミサには18名が、
7月13日 (月) カルメル山の聖母の記念の随意ミサ(歌ミサ)には10名の方が御ミサに与る御恵みを頂きました。 デオグラチアス!!
12日の御ミサ後には、公教要理で旧約の「ダヴィド」について勉強いたしました。

大男ゴリアテを倒した少年ダヴィドの持っていた武器はわずかに木の杖と、五つの石と石投げだけでしたが、この木の杖はイエズス様の十字架の、五つの石はイ エズス様の五つの御傷の前表であったそうです。
ダヴィドの竪琴によって心を和まされていたサウロ王でしたが、妬みからダヴィドを殺そうと追いかけます。しかし逃げるダヴィドはサウロの命を奪うチャンスが二度もありながら、彼を殺しませんでした。それは、慈悲と、油を注がれた者への敬意によってだったそうです。

ダヴィドが傲慢から行った人口調査を悔いて、天主から罰を受けることを告げられた時、「敵の手におちるより、天主の手に落ちたほうがよい。主は慈悲深いから」というダヴィドの言葉は、一見ずうずうしく思えましたが、裏返すと天主様の大きな慈悲を信じるゆえのことだったのかなと思いました。

天主に家を建てたいと思ったダヴィドに対して、天主様は反対に、ご自身がダヴィドのためにその子孫によって永久に堅固な王座を建てると仰っいました。このダヴィドの子孫がまさしくイエズス・キリストであり、この家とは霊的な家、王国であったのでした。

新約の前表としての色々な事柄を旧約聖書で見ることができて大変興味深かったです。
なかなか旧約聖書の勉強は出来ませんが、神父様が色々ポイントで教えて下さったことで旧約、詩篇、御ミサ、天主様の大きな憐みを今日は勉強出来ました。

12日の月曜日には、三日後に迎えるカルメル山の聖母の随意ミサを前倒し(?)で捧げて頂けました。今日この御ミサに与った信徒は全員茶色のスカプラリオの着衣をすでに受けていたので大変嬉しかったです。

この度も大きな犠牲を払って日本へミッションへ来て下さったレネー神父様に天主様が大きく報いてくださいますように、これからもマリア様が神父様を守り、お助けくださいますよう祈りしつつ

【報告】
アヴェ・マリア・インマクラータ!

今月もごミサにあずかれたことを天主様に感謝致します。
祭壇の十字架が大きくて立派なものに変わっていることに驚きました。
お説教の内容は忘れっぽい私はよく記憶していないのですが、きっと動画と書き 起こしでアップしてくださると期待しています。(^_^;)

講話は、旧約の偉大な王、ダヴィドについてでした。
レネー神父様はホワイトボードに St.Davidと 書かれましたが、旧約の義人たち はヨゼフ様のように聖をつけて呼んでも構わないのでしょうか?(そういえばヨ ゼフ様はいつ列聖されたのでしょうか?) 例えばカルメル会では 創立の起源と霊性を預言者エリアにさかのぼるということで聖エリアと呼んでいるようです。

それでは、8月のごミサでお会いできますように。

【お返事】
旧約時代の聖人たちについては、聖ピオ十世の典礼改革でその多くが全世界用の普遍典礼暦から外されました。以前には、聖ダヴィドとか、聖アブラハム、などの祝日を全教会で祝っていました。ただし、地方の教会になると(たとえばエルサレムでは、ナザレトでは、など)旧約の聖人たちの地方固有の祝日があり、祝います。
旧約の聖人で今でも全世界で祝うのは、1962年版のミサ典書では、洗者聖ヨハネと聖マカベオ兄弟ぐらいです。ところで、聖ヨゼフは、新約時代の聖人だと考えられています。

 聖ヨゼフの「列聖」については、現代のやり方で為されたのではありません。「列聖調査」というやり方でする列聖は、ウルバノ8世が1625年3月13日と10月2日に発布した勅令と、1634年7月5日の教書 Caelestis Jerusalem cives によって、唯一教皇様だけが列福、列聖を執り行うことが出来ると言うことが確立しました。
これにより、教皇は列聖の前に、教皇の賢明を照らすために特別に設置した機関、列聖審査のための特別組織によって調査する、という現代の列聖調査のやり方が始まりました。

 列聖について詳しくは、
http://www.immaculata.jp/mag2003/manila171.html
をご覧下さい。

天主様の祝福が豊かにありますように!

トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)


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