新年のあいさつ
ドモルネ神父さま
親愛なる信者の皆さん、
今日は、2022年1月1日です。2021年が完全に終わり、2022年が始まりました。この二つの点について、少しお話ししたいと思います。
1.昨年について
昨年2021年を通して、天主が私たちに与えてくださったすべての善いものに対して、天主に感謝しましょう。衣食住や、仕事での成功など、物質的な善きものに対して、また知識や友人関係など、霊的な善きものに対して、さらに、超自然的な善きもの、つまり、善き主が私たちに授けてくださったすべての恩寵に対して、感謝しましょう。一年を通して受けた、すべてのミサ、すべての聖体拝領、すべての告解、すべての祝福に対して、天主に感謝しましょう。
次に、それが物質的な贈り物であれ、あるいは、どんな種類の援助、または祈りや犠牲であれ、私たち司祭の日常生活や、使徒職を助けてくださった、すべての方々に感謝したいと思います。特に、東京、大阪、名古屋の各ミサ会場における、次の方々に感謝したいと思います。各ミサ会場の信徒会長、侍者、聖歌隊のメンバー、そして花や会報、インターネットでの発表の世話をしてくださる方々、そして、カテキスタのみなさんに。ここ東京では、毎週、ミサのために、祭壇や部屋の準備、また後片付けを、すすんでしてくださる信者の皆さんに、特別に大きな「ありがとう」を、言いたいと思います。司祭がいなければ、信者はチャペルを成長させることができませんが、信者の助けがなければ、司祭も多くのことをすることはできません。
2.新しい年について
新年を迎えるにあたり、二つのポイントを思い出していただきたいと思います。第一のポイントは、その年の間に皆さんが行うことをすべて、あらかじめ天主にお捧げしておくことです。精神の清らかさを持つようにしてください。言い換えれば、どんな状況でも、常に、天主のみ旨を探し求める決心をしてください。心の清らかさを持つようにしてください。言い換えれば、すべてのものごとを、天主への愛のために行う決心をしてください。
第二のポイントは、特に今年、自分にふりかかる苦しみを、受け入れて、お捧げすることです。完全な幸福がこの世に存在しないことを、私たちはよく知っています。私たちの主イエズスが、私たちのために天国を開いてくださったのは、苦しみの道を通じてであることを、私たちは知っています。 天国に到達するためには、その同じ苦しみの道を歩まなければならないことを、私たちはよく知っています。主はこう言われました。「私のあとに従おうと思うなら、自分を捨て、自分の十字架を担って、私に従え」(マテオ16章24節)。善き主は、私たちが聖性において進歩するのをお助けくださるために、私たちの人生に苦しみが存在することを、お許しになるのです。苦しみを通じて、私たちは自分の罪を償い、より高い段階へと聖徳を実践することによって、天国でのより大いなる栄光を得ることができるようになるのです。
結論
私たちの主が、私たちを祝福してくださいますように。この一年間、私たちが天主に忠実であり続けるために、また、天主の愛において成長するために、必要なすべての恩寵を、童貞聖マリアを通じて、天主が私たちに与えてくださいますように。