7月3日(日)に大阪では、そして7月18日(月)の海の日には東京で「マーチ・フォー・ライフ(いのちのための行進)」が開催されます。
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父様メッセージ
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聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。
愛する兄弟の皆様、
7月3日(日)に大阪では、そして7月18日(月)の海の日には東京で「マーチ・フォー・ライフ(いのちのための行進)」が開催されます。この大切なイベントに皆さんをお招きしたいと思っております。
人間の命は天主様からの贈り物です。たとえ親であっても、母親の胎内にいる罪のない赤ちゃんの命をなきものにする権利はありません。なぜならば、親は天主から命を授かり、その世話をする義務を受けたからです。私たちは、命を守る義務があるのです。天主の十戒による掟はそうはっきりとしています。「汝、殺すなかれ」
ところで日本では、2020年には14万5340人の罪のない赤ちゃんの命が母親の胎内で奪われています。これは公式の統計で明らかになっていることです。(令和2年1-12月の累計人工妊娠中絶数は145,340件でした。)1日あたり398人の赤ちゃんが堕胎されたということです。
外科的な手術だけではなくて、避妊薬として知られている、人間の命を奪う堕胎の薬もあります。生命は受精の瞬間に始まります。着床の瞬間ではありません。避妊薬には、お母さんの母体の体を病気にさせて、受精卵が着床できないようにさせたり、あるいは着床しても卵子が餓死させてしまうような効果があります。このような薬を服用することは、罪のない生命と母体の健康を冒す犯罪的行為です。
統計によると、更に2020年には、1万1,058件の中絶が20歳未満の母親によって行われたそうです。
中絶は、天主の第五戒である「汝、殺すなかれ」に反するだけではありません。堕胎は生命の伝達を守るべき第六戒に対する究極の罪でもあります。何故ならば中絶は、命の伝達を最終的に拒否することだからです。ですから、今、貞潔ということの重要性を思い出す必要が非常に重要です。貞潔こそが生命の伝達のために適切な場所である「結婚」を守ってくれるからです。
私たちは、これらの罪のない生命の名前において、胎児たちの代わりに、赤ちゃんに代わって、命のための行進マーチ・フォー・ライフを行いたいと思っています。赤ちゃんたちは助けを求めることはできません。私たちのマーチは声をあげることのできない子供たちのSOSです。行進をしながら、命の危険にさらされている赤ちゃんのために、天主様に祈りましょう。ファティマのマリア様に、赤ん坊たちのために、そしてあわれな罪人である私たちのために祈ってくださるようお願い致しましょう。
私たちはまた、若者たちのためにも祈りたいと思っています。私たちの若い世代は、純潔、貞操についての重要性を自覚する必要があります。ですからこそ、マリア様に祈る必要性があるのです。何故かというと、マリア様は「忠実なる童貞」Virgo fidelis,「いと潔き童貞」Virgo purissima,また聖霊の力によって「子供を産むべき童貞女」Virgo parituraだからです。
天主の御母にして、私たちの母である聖母マリア様に、私たちを憐れんで、私たちの為に祈ってくださるようにお願い致しましょう。
私たちがマーチでするお祈り、行ないは、私たちが癒されるべき状況と比較すると、とても小さなものですけれども、私たちはマリア様のお祈りがとても力強いということを知っています。ですから安心して、マリア様と一緒にマーチを致しましょう。
マーチ・フォー・ライフ(いのちのための行進)に参加しませんか?
大阪では、7月3日(日)午後3時、大阪市役所でお会いしましょう。
東京では、7月18日(月)海の日、築地カトリック教会に集合、午後4時に出発です。
皆様のご参加をお待ちしております。ありがとうございます。
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。