【参考文献】ヴィガノ大司教から「新型コロナ倫理国際医師団」へ。「パンデミックは最初の一歩に過ぎない」
Viganò to Medical Doctors for Covid Ethics International. Pandemic is Only the First Step.
2022年11月22日
マルコ・トサッティ
親愛なるStilum Curiaeの友人と敵の皆さん、「新型コロナ倫理国際医師団」が主催するイベントでカルロ・マリア・ヴィガノ大司教が行ったこの重要な講話に、皆さんが注目していただければと思います。お読みいただいて、広めてください。
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新型コロナ倫理国際医師団 2022年11月20日
「新型コロナ倫理国際医師団」(Medical Doctors for Covid Ethics International、略称MD4CE International)は、カルロ・マリア・ヴィガノ大司教閣下が、現在の世界的危機について私たちと考えを共有してくださったことに感謝申し上げます。この危機は、詐欺的にでっち上げられた新型コロナウイルス感染症のパンデミック緊急事態に始まり、恐怖と恥のプロパガンダを恥じることなく用いた、軍事目的で使えるほどの悪の心理作戦によって支援・維持されています。この緊急事態は、2020年の初めに全世界の疑うことを知らない人々に対して、自国政府によって一斉に放たれ、予想通りの破滅的結果をもたらしました。
同医師団は、世界中の医師、科学者、弁護士、ジャーナリスト、経済学者、歴史家、政治家、哲学者、データ分析家、銀行家、軍事・諜報専門家、その他の人々からなる国際的グループであり、過去3年間に世界中の人々、その家族、地域社会、国に対して起こったことの恐ろしい真実を暴露し、大きな罪を犯した責任者を適切に追及するために、断固たる決意で協力しています。
カルロ・マリア・ヴィガノ大司教閣下は、前駐米教皇大使(2011年10月19日~2016年4月12日)です。
Abp. Viganò: The COVID pandemic farce served as a trial balloon for the New World Order - LifeSite
親愛なる著名な友人の皆さん、
最初に、スティーブン・フロスト博士が、私に講話をするよう招待してくださったことに感謝させてください。フロスト博士と同じく、皆さんにも感謝申し上げます。サイコパンデミックのプロパガンダと闘う皆さんの献身は賞賛に値するものです。私は、皆さんが自分の理念を貫くために直面した困難についてよく承知しております。また、皆さんを差別し、仕事と給料を奪い、危険な反ワクチン運動家というレッテルを貼った人たちによって、皆さんが受けた損害が十分に修復されるように望んでおります。
現在の世界的危機について、私の考えをお話しし、皆さんと共有できることをうれしく思います。この危機は、パンデミックの緊急事態から始まったと考えることができますが、非常に具体的な目的を持って、何十年にもわたって有名な人々によって計画されてきたことが分かっています。このパンデミックだけにとどまって考えてしまうのは、重大な間違いです。なぜなら、そうしてしまうと私たちは、このような事件を完全に首尾一貫して、また相互に関連させて考えることができないため、これらの事件を理解することができず、とりわけその背後にある犯罪的意図を特定することができなくなるからです。皆さんも、医学、科学、法律、その他の分野でそれぞれの専門性をお持ちだと思いますが、極めて特殊な自分の専門分野に限定してしまうと、政府、国際機関、製薬会社が行った特定の選択の根拠を十分に説明できない場合があることに同意していただけると思います。例えば、実験用血清の接種を受けた人の血液から「グラフェンのような」物質が見つかったとしても、ウイルス学者にとっては意味がありません。しかし、グラフェンの用途を理解しているナノマテリアルとナノテクノロジーの専門家にとっては意味があります。また、医療特許の専門家であれば、発明の内容を即座に把握し、他の類似特許との関連付けを行うことも可能です。また、強化人間 enhanced man(英国防省の文書では、トランスヒューマン用語で「拡張人間 augmented man」)の研究を知っている戦争技術の専門家にとっても意味のあることであり、そのため、グラフェン・ナノ構造体に軍人の戦闘能力を増強する技術を認識することができるのです。そして、遠隔医療の専門家は、このナノ構造体の中に、生体パラメーターを患者管理サーバーに送信したり、さらにそのサーバーから特定の信号を受信したりするのに不可欠なデバイスを認識することができるでしょう。
もう一度申し上げますが、医学的見地から事象を評価するには、ある種の選択をしたことの法的な意味を考慮する必要があります。たとえば、市民の基本的権利を侵害する形で行われたマスクの押しつけや、さらに悪いことには集団「ワクチン接種」といったものです。また、健康管理の分野では、病気や治療法の分類コードの操作も出てくることでしょう。これは、新型コロナウイルス感染症用の措置による有害な影響を追跡できないように設計されたものであって、集中治療室で人工呼吸器をつけさせることから待機観察プロトコル(watchful waiting protocol)にまで至るものであります。また言うまでもないことですが、欧州委員会(European Commission)によるスキャンダラスな規則違反も同じです。同委員会は、ご存じのように、健康分野では欧州議会から委任を受けておらず、また、公的機関ではなく、むしろ民間の企業連合なのですから。
つい数日前、G20バリ・サミットで、クラウス・シュワブは各国首脳(ほとんどが世界経済フォーラムの「ヤング・グローバル・リーダー」プログラム出身者)に、世界政府の樹立を考慮した将来へのステップについて指示しました。巨大な経済力を持つ非常に強力な民間組織の会長が、世界各国の政府に対して不当な権力を行使し、政治指導者からの服従を得ているのですが、これらの指導者たちは自分の国をエリートの権力妄想に従わせるなどという委託は国民から受けていません。
この事実は、前例のない重大さです。クラウス・シュワブはこう言っています。「第四次産業革命では、勝者がすべてを手に入れます。ですから、もし皆さんが世界経済フォーラムの先発者であれば、皆さんが勝者なのです」(こちら)。
この極めて重大な発言には二つの意味があります。一つ目は、「勝者がすべてを手に入れます」、「勝者」になるということですが、どのような立場で、誰の許可を得てかは不明です。二つ目は、この「第四次産業革命」に適応しない者は、気がつけば追い落とされ、失う――自分の自由を含めて、すべてを失うことになる、ということです。要するに、クラウス・シュワブは、世界の先進20カ国の政府首脳に対して、「グレート・リセット」のプログラム上のポイントを自国内で実行するように脅しているのです。これは、パンデミックの域をはるかに超えています。世界的なクーデターであり、これに対して人々が立ち上がり、まだ健全な国家機関が国際的な法的プロセスを開始することが不可欠です。世界経済フォーラムは破壊転覆的なプロジェクトを実行することができ、国々を統治する人々は皆、この国際マフィアの奴隷になってしまったかあるいは脅迫されているかのどちらかですから、この脅威は差し迫った深刻なものなのです。
これらの発言、そしてシュワブのアドバイザーであるユヴァル・ノア・ハラリに劣らず妄想的な他の人々の発言に照らせば、パンデミックの茶番劇が、統制や強制的な措置、個人の自由の縮小、失業や貧困の増加のための観測気球としていかに機能したかが理解できるでしょう。次のステップは、経済危機とエネルギー危機によって実行されなければなりません。これらの危機は、グローバリスト・エリートの手中にある統率された政府の確立のための道具なのです。
親愛なる友人の皆さん、ここで、私は司教としてお話しさせていただきます。なぜなら、私たちが目撃し、これからも目撃し続けるこの一連の出来事において、その本質的な霊的性質を見ることができていないという事実によって、皆さんの取り組みが妨げられたり、制限されたりする危険性があるからです。
私は、2世紀にわたる啓蒙思想、革命、無神論的唯物論、反宗教的自由主義によって、信仰を個人の問題とみなすこと、あるいは、私たち全員が適合しなければならない客観的真理が存在しないと考えることに慣らされてきたことを知っています。しかし、これは、今日起こっていることのずっと前に起こった、準備としての教え込みの結果であり、18世紀の秘密結社やメーソンなどのグループを動かしていた反キリスト教的イデオロギーが、今日のクラウス・シュワブ、ジョージ・ソロス、ビル・ゲイツのような人々を動かしている反キリスト教的イデオロギーと何の関係もないと信じるのは愚かなことです。動かしている原則は同じです。天主への反逆、教会と人類への憎悪、そして被造物、特に天主の像と似姿として創造されたがゆえの人間に対する破壊的な怒りです。
この明白な証拠から出発すれば、私たちの目の前で起こっていることが、利益追求や権力欲だけの結果であるかのように装うことは不可能であることが理解できるはずです。確かに、世界経済フォーラムにどれだけ多くの人が協力してきたかを考えれば、経済的な部分を無視することはできません。しかし、利益以上に、言及できない目的があるのです。それは、「神学的」な考え方(さかさまになったものですが、それでも確かに神学的な考え方)、つまり、キリストの側と反キリストの側という二つの対立する側を認めるという考え方に由来する目的なのです。
中立はあり得ません。二つの軍隊の間に衝突があるとき、戦わないことを選択する者もまた、戦いの結果に影響を与える選択をすることになるからです。一方、創造主が自然の中に置かれた見事な秩序(星座から原子の粒子に至るまで)を皆さんの高貴で高尚な医療業に認めながら、人間もまた、その道徳観、法律、文化、発見物とともにこの秩序の一部であるということを否定することが、どうしてできるでしょうか? 天主の被造物である人間が、永遠で完全な法に従わないでいると思い込むことが、どうしてできるでしょうか?
私たちの戦うのは、血肉でできた被造物ではなく、権勢と能力、この世の闇の支配者、天界の悪霊だからです(エフェゾ6章12節)。
一方には、聖アウグスティヌスが書いているところの「天主の国」(City of God)があり、他方には「悪魔の国」(city of the devil)があります。私たちは、次のように言うことができるでしょう。この時代、悪魔の国とは、新マルサス主義のグローバリズム、新世界秩序、国連、世界経済フォーラム、欧州連合、世界銀行、国際通貨基金、そして死と病気と破壊と専制政治の思想に従ういわゆる「慈善財団」と明確に特定できる、と。また、ディープ・ステートやディープ・チャーチと呼ばれる組織に潜入している勢力とも特定できる、と。
他の面では、「天主の国」を特定することは、もっと困難であることを認識しなければなりません。宗教の権威者たちでさえ、信者を導くという役割を裏切って、権力に奉仕し、嘘を広めることを好んでいるように見えます。霊魂を保護し聖化すべき人々が、善きキリスト教徒を硬直した原理主義者と呼んで、霊魂を散らし、つまずかせているのです。お分かりのように、攻撃はいくつかの面に及んでいるため、肉体と霊魂の両方を攻撃する、人類にとって致命的な脅威となっているのです。
しかし、宗教的な領域でも現世的な領域でも、権威ある基準点を見いだすことが困難な時であるからこそ、事件の展開の背後にある犯罪心理を理解し、目を開き、認識する人々がますます増えているのです。「陰謀論者」と呼ぶ人々を退けるまでもなく、すべてがつながっていることは明らかです。陰謀はすでにそこにあります。私たちは、その陰謀を考え出しているのではなく、ただそれを非難し、人々がこの自殺的な麻薬中毒から目を覚まして、誰かが世界的なクーデターに終止符を打つよう要求するよう願っているだけなのです。
この社会工学と大衆操作の作戦が疑う余地なく証明しているのは、この犯罪が計画的なものであること、またこの犯罪が現在展開されている紛争についての「霊的な」考え方といかに一致しているかということです。天主の属性である真理は、誤謬によって取り消されることはあり得ず、命は死によって打ち負かされることはあり得ません。思い起こしてください。ご自身のことを「私は道であり、真理であり、命である」と言われた主が、すでにサタンを打ち負かしておられることを。また、残りの戦いはただ、正しい選択をする機会、キリストの御旗の下に、善の側に立つ行動をするように選択する機会を私たちに与えるだけある、と思い起こしてください。
皆さんの行っておられるこの偉大な仕事がやがて期待通りの実を結ぶことを私は信じております。もしもこのまま私たちがキリストに立ち返らないならば、もしもこのまま悪や嘘や自己崇拝と共存できると思い続けるならば、この世がどれほど悲惨になってしまうかを私たちは見ることになるでしょう。しかし、そのような試練の時は、皆さんの仕事の実りで終止符を打つだろうと信じます。
結局のところ、天主の国とは、天主への愛において生き、自制し、この世を軽蔑する人々のモデルであり、悪魔の国とは、自己愛に生き、この世に迎合し、天主を侮る人々のモデルなのです。
皆さんのご清聴に感謝するとともに、皆さん全員に祝福をお送りします。
+大司教カルロ・マリア・ヴィガノ