女優エリザベス・タビシュは、マリア・マグダレナの役を演じて、キリストのもとに戻ってきたと語る
Elizabeth Tabish tells how portraying Mary Magdalen in The Chosen led her back to Christ
アヴェ・マリア・インマクラータ!
愛する兄弟姉妹の皆様、
アメリカ人女優エリザベス・タビシュ(Elizabeth Tabish:36才)は、テレビで連載された The Chosen というキリストの物語で、マグダレナのマリアの役を演じました。
The Catholic Weeklyのインタビューに答えて、タビシュはマグダレナに成りきってこの役を演じることによってイエズス・キリストと近づくことができたと言っています。
The Chosen (選ばれた者)は、イエズス・キリストの公生活と宣教活動を描き、主を取り巻く人々を描いています。ただしプロテスタントによる脚本なのでカトリック教会の見解とは異なる部分があります。
しかし、マリア・マグダレナが悪魔に憑かれていて苦しんでいたところをイエズスによって癒され、それ以後、イエズスを尊敬し、深い愛をもって十字架の足元に至るまで決して主を離れなかったことを演じたエリザベス・タビシュは、自分もイエズス・キリストに対する深い尊敬と愛とを深めることになったと言います。
「イエズスの宣教を見守り、支え、十字架の死と復活の時まで主のそばにいる、ということは、あまりにも特別なことで、信じられない程のこと、押しつぶされそうなほどのことで、私はほとんどそれになりきることができませんでした。私の信仰においても、私のマリア・マグダレナとの絆においても、イエズスとそれほど親しい方の役を演じることができたと言うことは、とても感動的で、聖なる体験でした。」
カトリック信者として育ったエリザベス・タビシュは、イエズスがどなたであるか、イエズスがなにを教えたのかについて学ぶことができたと言っています。
「カトリック教会やカテドラルに入るたびに、目に涙がにじんできます。教会に入って自分の周りを見回したとき、この世界を変えた歴史上の人々全てのことを思い出しますし、深い意味の層があるからです。」
私たちもこの四旬節の間、祈りによってイエズス・キリストの近くに行くことができるように祈りましょう。
天主様の祝福が豊かにありますように!
トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)