【参考情報】団体「EXSURGE DOMINE」がベルゴリオの粛清の犠牲者である司祭や修道者の支援のために誕生
2023年7月3日(月曜日)
カルロ・マリア・ヴィガノ
報道発表
2023年7月1日
団体「EXSURGE DOMINE」が
ベルゴリオの粛清の犠牲者である
司祭や修道者の支援のために誕生
教会は、世俗の政府の危機と同じように、非常に深刻な危機を経験しています。権力の座に就いている者たちが、自らが監督する組織と、自らの権威を行使する人々の敵であることを示しています。この破壊転覆的な行動は、裏切りを受け入れようとしない人々を迫害の対象へと導きます。パンデミックの間、患者を治療することを選んだ医師たちが免許を失い、給料を剥奪されたように、ベルゴリオ革命に適応しない司祭や修道者たちは、教会から追い出され、修道院から追放され、支援の手段を失っていきます。そして最も不愉快なのは、善良な人々への迫害が平然と拡大する一方で、それを実行する人々が教会の敵に対して融和的で「包括的」であることを示していることです。異端者、変質者、堕落した人々はその地位にとどまり、実際、彼らは、キリストが強欲な狼から群れを守るように命じられたまさにその人々によって、罪と悪において昇進し、励まされているのです。一方、サンタ・マルタ館の驚嘆すべき世界では、修道院や宗教施設を、リゾート施設や儲かる移民「歓迎センター」に変えるために売却しなければなりません。あるいはもっと単純に言えば、堕落した聖職者の犠牲者のため、そして信者の離反から生じた財政的穴埋めのため、各教区が支払わなければならない数百万ドルの賠償金を補填するために売却されるのです。
ベルゴリオの子分たちが平然と支配しているバチカンによる迫害は、教会の法と、それらの法が正当性を持つ目的そのものに違反する懲戒処分にも現れています。教区や修道団体を教皇庁の役人の下に置くこと、威圧的な査察、まやかしの使徒的訪問、司教の解任、その一方で、カトリック信仰を棄てたくなかったことだけが過ちである司祭は、聖職停止(suspended a divinis)処分を受けたり、平信徒の身分に格下げされたりするという事例が数え切れないほどあります。イタリアのピエンツァのベネディクト会修道院とテキサスのアーリントンのカルメル会修道院という最近の事例は、あまり知られていない多くの事例に加え、カトリシズムの最後の名残を歪め、破壊しようとする意図的な意志が確認されるものです。
この目的のために、私の個人的な後援のもと、市民団体「Exsurge Domine」(主よ立ち上がり給え)が設立されました。この団体の社会的目的は、「経済的、物流的に特に困難な状況にある聖職者、修道者、奉献された信者に援助、支援、物的援助を提供すること。カトリック信仰の不変にして腐敗し得ない聖伝を擁護すること。聖伝の典礼を保存し、促進させること。キリスト教の膨大な宗教的、歴史的、芸術的遺産の研究、神学的かつ文化的認識を奨励すること。カトリック教会の永続的な聖伝の中で活動するさまざまな団体、経験、グループ間の対話と出会いの機会を促進すること」です。
「Exsurge Domine」は最終的には財団となる可能性がありますが、すでに国際的なレベルで活動しており、聖伝に忠実であるがゆえに迫害されている修道者の支援に従事しています。この趣旨に賛同される方は、どなたでも支援者としてご寄付いただけます。
ウェブサイト(www.exsurgedomine.org)が開設されており、現在進行中のプロジェクトを確認したり、支援したりすることができます。
私のスピーチを収録した英語のビデオは下記からご覧いただけます。
この真のキリスト教的兄弟愛の精神と、信仰と希望と愛の絆における新たな一致の中で、私たちは迫害されている兄弟姉妹に啓発的な模範を、不誠実な牧者たちに警告を、そして私たちの子どもたちに希望を与えることができるのです。なぜなら、聖なる司祭たち、福音に忠実な司祭たち、キリストを愛する司祭たちだけが、私たちがあまりにも長い間破壊するのを許してしまったものを、明日、いやすでに今日から再建することができるからです。
+カルロ・マリア・ヴィガノ(大司教、教皇大使)
2023年7月1日
われらの主イエズス・キリストのいと尊き御血の祝日
Pretiosissimi Sanguinis Domini Nostri Jesu Christi