アヴェ・マリア・インマクラータ!
愛する兄弟姉妹の皆様、
8月2日(初金)、3日(初土)、4日(主日)には、パリオリンピックの開会式でおこなわれた冒涜の償いの三日間とすることを提案します。
大宮の日本の聖なる殉教者聖堂と、大阪の聖母の汚れなき聖心聖堂で、ミサと聖体降福式が冒涜の償いの意向で行われます。
預言者イザヤの一節(18:2)を解説して、聖ヒエロニモは、冒涜よりも恐ろしいものは何もない。全ての罪は冒涜と比較するならより軽い罪だ。nihil enim horribilius blasphemia, quae ponit in excelsum os suum. ... omne quippe peccatum comparatum blasphemiae, levius est. と言っています。
聖トマス・アクィナスによると、冒涜とはもっとも重い犯罪です。
殺人と冒涜とを比較すると、まず罪の対象に関して、冒涜の方が殺人よりも重い罪であると言います。何故なら、冒涜は直接天主に反するものですが、殺人は隣人に(人間)に関するものだからです。【危害の観点について言えば、隣人を殺害する方が、天主に加える危害よりも大きい。】
しかも、罪の邪悪さは、行動の結果と言うよりは、悪を行おうとする意志によります。冒涜を行う人は天主の名誉に危害を加えようとすることを意図しているので、絶対的な意味では、冒涜者は殺人者よりも重大な罪を犯します。(II, II, q13, art 3 ad 1)
パリオリンピックの開催式には、まさに恐ろしい冒涜が行われました。開会式には、ドラァグクイーン(女装した男性)らによるレオナルド・ダヴィンチの有名な絵画「最後の晩餐」のパロディ、そのパロディの前でほとんど全裸で横になって歌を歌うディオニュソス(酒と祭典の神)が出てきます。
異教の偶像崇拝もあります。黄金の小牛の偶像や、金属製の馬に乗ってセーヌ川を駆ける下る武装した女性もでてきます。開会式を準備した人々によるとこの女性はケルトの神サクァナを象徴するとのことです。
不倫の三人関係を描いた登場人物や、首を切断されたフランス王国最後の王妃マリ・アントワネット(フランス革命によって1793年に37歳でギロチンで殺害された)もでてきます。全ては反キリスト教を意味しています。パリオリンピックの開会式は悪魔的でした。反キリスト的でした。
アメリカのリンカーン司教区のコンリ司教(Bishop Conrey)は
最後の晩餐の描写はキリスト教に対する公然とした直接の攻撃であること、イエズス・キリストが十字架の死を予見してご自分の御体を私たちに御聖体としてお与えになるという最高の愛を、このようなやり方で馬鹿にすることはできない、と言われます。司教は、この嘲笑を償つために、祈りと断食をささげるように招いておられます。
聖パウロはこう言います。「あなたたちも、賞を受けるために走れ。力士はみな、万事をひかえ慎む。それは、朽ちる栄冠のためであるが、私たちは朽ちない栄冠のためである。」
人となった真の天主イエズス・キリスト、私たちのために十字架の苦しみを受け復活されたイエズス・キリストの与える永遠の命を受けるために、私たちは償いを捧げましょう。
日本でも、多くの方々が罪の償いに参加されますように、聖ピオ十世会は多くの愛する兄弟姉妹の皆様をご招待いたします。
大宮の日本の聖なる殉教者聖堂
8月2日(初金)初金のミサ(読誦ミサ)午後06時:引き続いて償いの聖体降福式
8月3日(初土)初土のミサ(読誦ミサ)午前11時:引き続いて償いの聖体降福式
8月4日(主日)午前08時30分(読誦ミサ)、午前10時30分(歌ミサ)、ミサの後の祈りが終わったのちに「償いの聖体降福式」【⇐追加されました。】
大阪の聖母の汚れなき聖心聖堂
8月2日(初金)初金のミサ(歌ミサ)午後06時30分:引き続いて償いの聖体降福式
8月3日(初土)初土のミサ(歌ミサ)午前10時30分:引き続いて償いの聖体降福式
8月4日(主日)午前09時(歌ミサ)【!ミサの時間にご注意ください】
Deus propitius esto nobis peccatoribus!
天主よ、罪人である私たちを憐れみ給え!
天主様の祝福が豊かにありますように!トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)
追記:有志の方々で、8月2日午後3時30分より、(フランス)共和国大使館前(住所:〒106-8514 東京都港区南麻布4-11-44)にて、償いのためにロザリオを5連を唱えます。
皆様お誘い合わせの上、ご参加ください!世界中に償うことを一番早くするのは私たちです。お気軽にお知らせください。すべてのカトリック信者を歓迎します。聖母に、イエズスの聖心に償いの祈りを捧げたい方、だれでも大歓迎です。