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Channel: Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた
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天主様に感謝!2013年11月の日本でのミッションの報告

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アヴェ・マリア!

愛する兄弟姉妹の皆様、

 ご無沙汰しております。10月15日にはセブ島やボホル島での大地震があり、11月8日には台風30号(国際名:ハイヤン、現地名:ヨランダ)がレイテ島のタクロバンを中心にサマール島なども襲いました。早速、レイテ担当の司祭であるヘラ神父様が、ティム神父様と共にレイテ島に直接行って救護活動をしました。ヘラ神父様の不在の間、マニラでの仕事は大変多くなりました。
 そういうわけで、私は、フィリピンの被災地には直接行く機会がありませんでしたが、マニラの教会で、日常の仕事をこなしながらお祈りと仕事をしていました。
 しかし、レイテ島やサマール島での被害があまりにも甚大で、復旧に時間が掛かるので、多くの被災者の方々が空軍によってマニラに運ばれてきました。そこで、空軍基地に行って手伝うように要請を受けた私たちは、11月16日、17日、19日、21日、22日などとフィリピン軍の基地に行ってボランティアとして働きました。多くのボランティアの方々が基地に来ていました。多くのシスター達も来ていました。食料も古着などもどんどん到着していました。

 そうして、着のみ着のままで飛行機に乗ってマニラに着た家族や子供たちと会いました。タクロバンから、サマールのギアンから、オルモックから、またその他の場所から来た方々で、家やその他全てを失った方々、身内を失った方々、あるいは家族をまだ残してマニラに来た方々に会いました。そういう方々と出会って、お話を伺いました。カトリック司祭の存在をとても心強く感じられたようです。ロザリオを差し上げたり、スカプラリオの着衣式や、祝福して差し上げました。そんな中で、私が出会った方々は、皆、この試練をとても肯定的に、超自然的に受け止めていたのが印象的でした。他人についてこう語るのは容易ですが、私たちも、試練をいつも肯定的に超自然的に受け入れて捧げる準備ができていますように! 

 日本では明日から聖伝のミサが大阪と東京であります。また、2014年の典礼カレンダー(カラー)もできあがりました! ミサの会場でお分けいたします。今年は、制作費が昨年よりも安く上がったので、950円でお分けできることになりました。天主様に感謝! 

 さて、大変遅れてしまいましたが、2013年11月の日本でのミッションの報告を申し上げます。

愛する兄弟姉妹の皆様の上に天主様の祝福が豊かにありますように!
トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)


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【大阪】
アヴェ・マリア!
11月の大阪の御ミサの御報告です。
8日金曜日には15人の方が御ミサに預かるお恵みをいただきました。
この日の聖福音にあるぺトロの舟についてお説教をしていただき、
1、イエズス様がいらっしゃる公教会は最後まで絶対に沈まないことを信頼し 
2、教皇様の為にたくさん祈り 
3、聖伝の信仰を守る御ミサに預かる人と、聖なる召命が益々増えるように祈る
ようにしなければならないことがわかりました。

9日土曜日には22人の方が御ミサに預かりました。

御ミサの後、公教要理では「カトリ ック信者としての心得」についてお話しいただきました。
私たちの使命は、「主のみ旨を果たすこと」つまり

1、掟を守り
2、時間を大切にし
3、すべてを天主のために為す

ことであると再確認いたしました。国家、世間の人々が私たちの主をなおざりにしている分、私たちはただただ天主様のためにすべてをおささげしなければならないと感じました。

ハードなスケジュールの中、日本に帰って来て下さった神父様に心から感謝いたします。神父様に天主様がたくさんのご助力とお恵みをお与えくださいますように!!!
聖母の汚れなき御心よ、我らの為に祈りたまえ!


【東京】
11月10日(主日)の東京でのミサの参列者数は下記の通りです。

ミサの参列者数
男: 13人(内、子供0人)
女: 16人(内、子供0人)
計: 29人(内、子供0人)


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11月2日の葬儀ミサでクチュール神父様がなさったお説教をご紹介します。日本語訳をしてくださった大阪の信徒会長様に感謝します。

テレジアさんの葬儀の説教(2013年11月2日)

テレジアさんのご家族の皆さん、
信者の皆さん、
友人の皆さん、

私たちは、マリア・テレジアさんのために祈っています。テレジアさんは木曜日(10月31日)に亡くなられました。私たちは、なぜ亡くなった人々のために祈るのでしょうか。それには多くの理由があります。

第一に、私たちは、亡くなったあとにも命があり、死ぬことですべてが終わるのではないことを信じているからです。私たちの霊魂は霊的であります。死ぬことはなく、体のように腐敗することはありません。体は死んだあと、ちりや灰になってしまいます。霊魂が体から離れたあとも、霊魂は存在し続けます。

次に、死の瞬間ののち審判があります。霊魂は審判を受けるため、天主のもとへ行きます。テレジアさんも、生涯の中で行った良いことと悪いことについて裁かれました。私たちは、私たちが自覚して行ったすべてのこと、思い、言葉、行い、怠りによるすべてを天主の前で説明しなければなりません。私たちが天主の十戒に従い、天主を信じ、洗礼によって恩寵を受け、霊魂における天主の命であるこの恩寵を保ったならば、霊魂は救われるでしょう。つまり、天国へ行けます。天国は天主の国であり、天主とともに永遠に幸福でいられるでしょう。天国の幸福は大変素晴らしいため、人間の言葉で表現することはできません。 「目がまだ見ず、耳がまだ聞かず、人の心にまだ思い浮ばず、天主がご自分を愛する人々のために準備された」(コリント前書2:9)。しかし、霊魂が天主を信じることを拒絶し、天主の命令に従うことや恩寵を保つことを拒絶するならば、決して天国へは行けません。地獄へ行くのです。

信じている人が亡くなったとき、よくあることですが、魂に小さな汚れが残っています。小さなちりのように。この場合、この人は天国に入ることができません。なぜなら、完全に清められた人だけが天国に入れるからです。しかし、地獄へ送られるのでもありません。この人の心に天主の恩寵があるからです。この人は、どこかで小さな汚れを清めてもらわなければなりません。その場所は、煉獄と呼ばれます。天国の玄関のようなものです。聖書は言っています。死んだ人々のために、罪から解き放たれるよう祈ることは聖なる考えだと。

それが、きょう私たちが行っていることです。亡くなった人々の霊魂に汚れがあり、まだ天国に行っていない場合、私たちは彼らの霊魂のために祈ります。私たちは彼らを見ることはできません。しかし、私たちは「念のために」に祈ります。聖アウグスチヌスが言うように、亡くなった霊魂のために十分祈らないよりは、多すぎるほど祈るほうが良いのです。もし亡くなった人々がもう天国にいるならば、私たちの祈りは助けが必要なほかの霊魂に与えられるでしょう。

亡くなった人々のご遺体に敬意を表すのは重要ですが、最も重要というわけではありません。実際、私たち自身のために重要なのです。私たち自身の慰めになるのです。なぜなら、霊魂は体を離れ、物質的なものは必要なくなるからです。にもかかわらず、亡くなった人々への愛のためにご遺体に敬意をあらわすのです。

皆さん、テレジアさんのために聖なるミサを続けましよう。ミサにおいては、私たちは天主の御子の御体、御血、霊魂、そして神性を天主のために捧げます。私たちは父なる天主、永遠の御父に申し上げます。これは、あなたの御子のいけにえ、御子は私たちのために、私たちがきょう祈っている霊魂のために亡くなられました。彼女のあらゆる罪、霊魂にまだ残っている汚れを赦し、速やかに天国へ連れて行ってください。聖なるミサは、人が亡くなったときに私たちが捧げるもののうち、最上のものです。

ミサののち、「赦祷式」と呼ばれる儀式を行います。亡くなった人への特別な祈りです。亡くなった人のご遺体に聖水をかけ、香をたきます。なぜなら、体は洗礼において聖香油が塗られ、聖体拝領で聖なるものとなります。そして、全能の天主の神殿になるからです。

最後に、イエズスの御母、童貞聖マリアに祈りましょう。マリア様がエステル王妃のように、王の中の王である御子に対し、テレジアさんと、煉獄にいるすべての霊魂のためにとりなしてくださいますように。アーメン。

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2013年11月3日(主日) 大阪での説教
煉獄について

信者の皆さん、

(逝去され、葬儀ミサを行うことになったことで)マリア・テレジアさんに感謝しましょう。諸聖人の祝日、死者の日、そして聖霊降臨後第24の主日のミサにあずかることができたのですから。今度は私たちが、彼女のために祈りを続け、本日のミサおよび聖体拝領を彼女のために捧げることで、感謝しましょう。

昨日の葬儀では、死者のためにミサを捧げる理由をお話ししました。今朝は、煉獄について詳しくお話しします。私たちは、この教えをよく知っておく必要があります。なぜなら、今の時代は多くの方法でこの煉獄の教えが攻撃を受けているからです。

第一のポイント:煉獄に関する誤り

まず、この煉獄に対する攻撃に関し、少し説明します。煉獄を信じていない人々を喜ばせるために、カトリック教会で多くのことが変更されました。たとえば、もう黒い祭服は使われず、紫色の祭服が使われるようになり、白い祭服が使われることさえあります。哀悼の日でなく、祝日を表すように祭壇に花が飾られ、アレルヤさえ歌われます。

もっと深刻なのは、死者のための時間、ミサ、祈りが、死者をたたえ、煉獄ではなく天国に入っているのを祝っていることです。葬儀ミサにおいて、煉獄に言及することはほとんどありません。地獄についても煉獄についても触れません。はっきり言いましょう、なぜなら、もはや罪はないからです。罪はもう、天主を攻撃しないのです。

第二のポイント:煉獄の教え

しかし、これらはすべて、しっかりと打ち立てられた煉獄に関する聖伝の教えに反しています。煉獄について言うべきことはたくさんありますが、私たちの信仰、カトリック信仰の一部をなす二つの点についてだけお話しします。一つ目は、煉獄が存在すること、二つ目は、私たちが煉獄の霊魂を助けることができるということです。

聖書にないから煉獄は存在しないという人々は、聖書をよく知っていません。また、プロテスタントの人々がするように、聖書を自分勝手に解釈しています。聖書には、死後の清めの場所が存在することを述べている聖句が、少なくとも三つあります。「煉獄」という言葉は使われていませんが、清めとそのための場所のことが確かにあります。

まずは、マカベオ書下の第12章です。(マカベオ書下は旧約聖書の最後の巻で、聖マテオ福音書の直前)戦いの後、ユダ・マカベオは、エルサレムにお金を送って死んだ兵士たちのためにいけにえを捧げさせます。聖霊はこう記しています。
(実に死んだ人たちのよみがえりを希望していなかったなら、死者のために祈ることは無益な空しいことであったろう。)彼は、敬虔に眠りに入った人たちに素晴らしい報いが準備されていると考えていた。これは聖い信心深い考えである。そのために彼は死者のための償いのいけにえを捧げ、罪から解き放とうとした。

次の聖句は、マテオ福音書第五章25―26節です。ここでは、イエズスご自身が生きている間に清い心を持つように仰せられました。さもないと、死んだ後、
「牢に入れられる。まことに私は言う、一厘残らず返すまで、あなたはその牢を出られない」。
これが意味するのは、私たちが罪のせいで天主に対して負い目があるのなら、死んだ後、天国に入ることはできないということです。

もう一つの聖句は、聖霊に逆らう罪についての有名な聖句です。
言葉で聖霊に逆らう者は、この世においても来世においても赦されることはない(マテオ12章31―32)。
このことは、来世において赦される罪が存在するということを意味しています。この来世は、天国でも地獄でもありません。ですから煉獄なのです。

トレント公会議は、煉獄についてのカトリックの信条、私がさきほど述べた二つのポイントを明確に表現した公会議です。煉獄は存在し、私たちは煉獄の霊魂のために祈ることができる。私たちは、「とりなし」によって煉獄の霊魂を助けることができる。トレント公会議はそう言っています。とりなしとは、私たちが霊魂のために天主に対して何かを捧げることです。私たちは、彼らを直接助けることはできません。私たちが捧げるものを、この霊魂に与えてくださいと、天主にお願いするのです。煉獄についての疑問、つまり煉獄にいる時間の長さ、煉獄の火、煉獄のいろいろな段階については、トレント公会議は定めていません。

ですから、煉獄は存在し、私たちはその霊魂を助けることができます。最上の方法は、彼らのためにミサを捧げることです。彼らのために、ミサ、ノベナ(九つのミサ)を捧げることができます。特に、グレゴリオ・ミサと呼ばれるものがあります。これは、特定の霊魂のために30日間中断せずに毎日連続でミサを捧げることです。グレゴリオ・ミサは、生きている人のために捧げることはできません。また、多くの死者のために同時に捧げることもできません。一人の死者だけです。

また、聖体拝領やロザリオの祈り、他の祈りや償いの業を捧げることもできます。そうすれば、死者のために贖宥(免償)を獲得します。贖宥とは、罪による罰を減らすことです。ご存じのように、贖宥には二種類あります。部分贖宥と全贖宥です。部分贖宥は苦しみの一部を減らし、全贖宥は罪による罰をすべてなくします。天国へのフリーチケットのようなものです。ところで、11月1日から9日まで毎日、お墓参りをしたり、霊魂のために祈ることで、全贖宥を獲得できます。

最後に、私たちは煉獄の霊魂のために、徳の行いを捧げることもできます。たとえば、怒りそうになる場合、こう考えましょう。いや、怒らずにいよう、そうすれば、怒りの罪のために煉獄にいる霊魂を助けることができる。また、試みに抵抗することができます。食べ過ぎないようにしよう、そうすれば、食べ過ぎたために煉獄にいる霊魂を助けることができる。このテレビ番組や、その危険なウェブサイトを見ないようにしよう、そうすれば、目の罪のために煉獄にいる霊魂を助けることができる。

信者の皆さん、皆さんは煉獄についての聖伝の信仰を知りました。さあ、実践しましょう、特に今月の残りの間に。多くの霊魂を天国に送り届けましょう、そうすれば彼らは、私たちのこれからの人生において、最上の友人になるでしょう。

あわれみの御母である聖母を通して、そう願いましょう。アーメン。


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