アヴェ・マリア!
愛する兄弟姉妹の皆様、
大変遅れてしまいましたが、アメリカ、カンザス・シティでのアンジェルス出版社の会議におけるフェレー司教の講演報告を日本語に訳してくださった方がおられますので、それを愛する兄弟姉妹の皆様にご紹介します。これを訳してくださった方には心から感謝します。また「二〇一三年十月十三日、カンザス・シティでのフェレー司教の説教よりの抜粋」の日本語もできておりますので、後ほど、愛する兄弟姉妹の皆様にお知らせいたします。
また、フェレー司教様は、来年の1月1日から6月8日まで、ロザリオの十字軍を起動させることを発表されました。多くの皆様のご参加をお待ちしております!
さて、日本では明日から聖伝のミサが大阪と東京であります。
また、2014年の典礼カレンダー(カラー)もできあがりました! ミサの会場でお分けいたします。今年は、制作費が昨年よりも安く上がったので、950円でお分けできることになりました。天主様に感謝!
愛する兄弟姉妹の皆様の上に天主様の祝福が豊かにありますように!
トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)
アメリカ、カンザス・シティでの
アンジェルス出版社の会議における
フェレー司教の講演報告
原文はこちら
アメリカ、カンザス・シティでのアンジェルス出版社の会議におけるフェレー司教の講演報告
十月十二日土曜日、フェレー司教はアンジェルス出版社の会議中の講演で、カトリック教会の破壊的状況のあらましと、教皇フランシスコがどのようにしてこの状況を「一万倍も悪くした」かを述べた。
聖ピオ十世会総長、ベルナール・フェレー司教は、十月十二日土曜日、アンジェルス出版社の会議中の講話において、ファチマの第三の秘密と、物質的懲罰と教会内の恐るべき危機の両方についての明らかな預言に焦点を当てた。
DICI編集部は、カトリック・ファミリー・ニュースよりジョン・ヴェナリ氏の報告書を載せる許可を得たことを感謝する。
「教会の現状はまぎれもない悲惨の中にあり、現教皇様はそれを一万倍も悪化させている」
これは、フェレー司教が十月十一日から十三日にかけての、カンザス・シティでのアンジェルス出版社の講演会の講演で述べたことである。
この報告書では、司教の土曜日の講演のさらに劇的な側面を強調する。
フェレー司教は、シスター・ルチア、第三の秘密を読んだ人々、第三の秘密についての知識を持つ人々の言葉を詳しく引用した。司教は、私たちが第三の秘密の内容を知りたいなら、ヨハネの黙示録の第三章第八章から第十三章までを読むようにとのシスター・ルチアの言葉を指摘した(第三の秘密の詳細はカトリック・ファミリー・ニュースの次号、十一月号に載る予定である)。
シスター・ルチアは、(第三の秘密については)黙示録の八章から十三章を参照せよと言うが、これは身も凍るような内容である。十三章の終わりでは反キリストの出現について語られているからである。
フェレー司教は、聖ピオ十世教皇が自分の教皇職の始まりに「滅びの子」はすでに地上にいるかもしれないと述べたこと、また、レオ十三世作の大天使聖ミカエルへの祈りが、悪魔はローマに自らの座を打ち立てることを目的としていることに触れていることをも指摘した。
フェレー司教は、ピオ十二世からヨハネ・パウロ二世までのすべての教皇たちの神学者であったルイジ・チアッピ枢機卿の次の言葉を引用した。「第三の秘密の中には、特に、教会内の大背教は頂点から始まると書かれている」と。
フェレー司教はまた、一九五七年の、有名かつ劇的なフエンテス神父のシスター・ルチアへのインタビューにかなりの時間を費やして話した。その中でルチアは「さまざまな国々が地上から姿を消すでしょう」そして「悪魔は天主に捧げられた霊魂たちを圧倒しようと全力を傾けるでしょう」と繰り返した。
天主に仕える人々が、この混乱と破壊で打たれたが故に、信者たちは自らの救霊を自力でやっていくよう取り残されている。聖職者たちが提供するべき助けの手が存在しない。これが「今だかつて想像し得ない教会にとっての最大の悲劇」である。
この時代は非常に深刻である。私たちの救霊について深刻にならざるを得ない。「そしてこれを成し遂げるための重要な本質、教会権威者たちの援助を私たちは剥奪されています。なんという悲劇であることか」
フェレー司教は、天主は私たちに最後に残された二つの救済手段をくださったという、シスター・ルチアの慰めとなる言葉について語った。すなわち、ロザリオとけがれなき御心への信心である。
フェレー司教は二〇一二年の聖ピオ十世会とローマとの間の困難について以下のことを示唆した。
「現在[教皇フランシスコのもとで]起きていることを見て、私たちは去年のあらゆる合意協定のたぐいから守られたことを、天主にひたすら感謝しています。私たちがやり遂げたロザリオ十字軍の実りの一つは、このような不運から守られたことであると言えるかも知れません。天主に感謝します。これは、私たちがカトリックでありたくないということではありません。もちろん私たちはカトリックでありたいですし、私たちはカトリック信者です。そして私たちにはカトリック信者であると認められるべき権利があります。ですが私たちの宝をそのために台無しにするつもりはありません。そんなはずはありません」
司教は続けてこう述べた。「想像してみて下さい。私たちがなおもローマと合意協定を得ようと決意していると見せかけている一部の人々のことを。かわいそうな人たちです。彼らの意図を証明するよう、私は心から異議を申し立てます。彼らは私が実行していることから別の何かを考えていると偽っています。私の頭の中にはそんなものはありません」
ローマとの討論については、以下のことを語った。
「教会法的承認へのあらゆる類の指示は、彼ら[訳注:ローマ当局]が二〇一二年六月十三日に私にサインするよう書類を渡したときに終わりました。まさにその日に『私はこの書類を受諾できません』と彼らに告げました。前年の九月の初旬から、私たちはこの "継続の解釈学" を受諾できないと彼らに告げていました。これは正しいことではなく、現実ではないからです。現実に反しているからです。ですから私たちは受け入れません。第二バチカン公会議は聖伝と継続していません。違うのです。ですから、ベネディクト教皇が第二バチカン公会議は聖伝と分かたれていないと受け入れるよう要求してきた時、 『残念ながらそれは現実的ではありません。ですから私たちはサインするつもりはありません。それを認めるつもりはありません』と言っています」
「ミサに対しても同じです。新ミサは有効である、ただし正しく捧げられたらという条件で云々……だけでなく適法でもある、と私たちに認めるよう望んでいます。私は彼らに告げました。『私たちはその言葉を使いません。それはいささかの混乱を招きます。私たちの信者たちは有効性に関して相当に混乱しています。ですから私たちは信者たちに『新ミサは悪いものだ。それは悪しきものです』と告げています。そして信者たちはそれを理解します。これで終わりです!」
言うまでもなくローマ当局は「それを聞いてあまり喜んでいませんでした」
「第二バチカン公会議が良いものであるとみなされ、新ミサが適法であるふりをすることも、二つとも私たちの決して意図しないことです」
「私たちがローマに提出した[二〇一二年四月十五日の]文書は、言ってみれば、正確に理解されるべき細心の注意を払う文書でした。つまり、すべてのことを導いていた大原則とともに読まれるべきでした。この大原則は教会内の新奇さではありませんでした」
「聖霊は聖ペトロとその後継者に、新しい啓示を通して教皇が新しいことを教えるというやり方を約束されたのでは決してない。聖霊のおん助けのもとで、教皇は信仰の遺産を清廉に保ち、忠実に伝える」これは[第一バチカン公会議からの]不可謬の定義に属します。これが原則であり、文書全体の基礎でした。この文書は始めからいかなる新奇さをも排除しています。
「ですから、この原則なしに、この文書からいかなる種類の文章を抜き出すことは、まったく私たちの思想と人生ではない文章を抜き出すことです。文書自体の言い回しの数々は曖昧です。ですから、曖昧さを取り払うため、私たちはこの[第一バチカン公会議]からの原則を挿入したかったのです。残念ながら、おそらくそれは微妙すぎるものでした。ですから、この文書を撤回したのです。この文書が書かれたような充分に明白さがなかったらです」
「私たちの原則は、忠実であり続けるために常に同じであることははっきりしています! 私たちは宝を受け取りました。この宝は私たちの「もの」ではありません。私たちはこの宝を受け取り、そして次世代にこれを手渡さなければなりません。私たちに要求されたことは忠実と貞節です。私たちにはこの宝の数々を台無しにする権利はありません。この宝は私たちの手の中にあり、私たちはこれらを台無しにするつもりはありません」
教皇フランシスコ
フェレー司教はシスター・ルチアが一九五七年に言ったとされる、ロザリオとけがれなき御心への信心は、天主が人類に与え給うた残された最後の二つの治療薬であるとの言葉に戻った。
司教は「間違いなく『物質的な』世界の大懲罰は間近に迫っている」と述べた。「私たちの目前で大事が起きようとしています。どうやって? いつ? 私にはわかりません。ですがすべての物事をまとめあげてみるなら、天主は人間の罪に辟易なさっていることは明白です」
また、司教は、天に向かって復讐を叫ぶ罪の数々、例えば堕胎や自然に反する罪について語った。自然に反する罪は、結婚とそれに関する多くの罪の、不自然な「再定義」への錯覚である。
「私たちは何をなすべきか? バニックにならないで下さい。パニックは何の役にも立たないからです。必要なことは自分の職務──毎日の義務を果たすことです。これが準備のための最善の方法です」
司教は続けて「私たちは『非常に恐るべき時代』にいますが、無力ではありません」と述べた。「教会の現状はまぎれもない破壊のうちにあります。現教皇様はそれを一万倍も悪化させています」と指摘した。
「ベネディクト十六世の教皇職の始まりに、私は『教会内の危機は続くでしょうが、教皇様はブレーキをかけようとなさっています』と言いました。言うなれば、教会は落下し続けるだろうが、パラシュートとともにであると。そして現在の教皇フランシスコの教皇職の始まりには、私は『教皇様は糸を切って、落下するロケットを持ち込んだ』と言います」
「現教皇様がご自分の教皇職を開始したやり方で続けていくなら、教会を分裂させていくことでしょう。すべてのことを爆発させるでしょう。ですから人々はこう言うでしょう。『あの方は教皇ではあり得ない。私たちは彼を拒絶しよう……」私はこう言います。「お待ちなさい、あの方を教皇様だとみなして下さい、でもあの方の言動には従ってはなりません。教皇様は(良き信徒たちの)怒りを挑発しています。多くの人々は教会内の人々の行いに失望するでしょう』そして『(宗教生活の)すべてを投げ捨てる』誘惑を受けるでしょう。」
だが、天主は「私たちよりもずっとずっと巨(おお)きな存在です。天主は教会を存続させることがおできになります」と司教は喚起した。また、こういった不完全な聖職者たちを通じて[天主は]働くことさえ可能だとも述べた。「ですが、もう一度言います」と司教は繰り返す。「彼らに従ってはなりません。彼らが真実を述べる時、従って下さい。でも彼らが馬鹿げたことを言うなら、その論点には従ってはなりません。真実へのあらゆる従順は天主に関連していなければなりません。私がある方に従うと言う時、その方は『天主の鏡』であるべきです。ですが、鏡が天主に反することを告げるなら、もはや鏡ではありません。私はその人には従いません」
私たちは疑うことなく現教皇様に単純に従うことはできない、とフェレー司教は指摘した。自分たちを破壊するかも知れず、信仰を危険にさらすかも知れないからである。
シスター・ルチア、レオ十三世及びピオ十世教皇の警告に従って、フェレー司教はさらに、私たちは反キリストの時代に突入しているのかも知れないが、このことがどれほど先のことなのか知ることはできない、とさらなる警鐘を鳴らした。
(Source : Catholic Family News/sspx.org – 10/18/13)
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また、2014年の典礼カレンダー(カラー)もできあがりました! ミサの会場でお分けいたします。今年は、制作費が昨年よりも安く上がったので、950円でお分けできることになりました。天主様に感謝!
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アメリカ、カンザス・シティでのアンジェルス出版社の会議におけるフェレー司教の講演報告
十月十二日土曜日、フェレー司教はアンジェルス出版社の会議中の講演で、カトリック教会の破壊的状況のあらましと、教皇フランシスコがどのようにしてこの状況を「一万倍も悪くした」かを述べた。
聖ピオ十世会総長、ベルナール・フェレー司教は、十月十二日土曜日、アンジェルス出版社の会議中の講話において、ファチマの第三の秘密と、物質的懲罰と教会内の恐るべき危機の両方についての明らかな預言に焦点を当てた。
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「教会の現状はまぎれもない悲惨の中にあり、現教皇様はそれを一万倍も悪化させている」
これは、フェレー司教が十月十一日から十三日にかけての、カンザス・シティでのアンジェルス出版社の講演会の講演で述べたことである。
この報告書では、司教の土曜日の講演のさらに劇的な側面を強調する。
フェレー司教は、シスター・ルチア、第三の秘密を読んだ人々、第三の秘密についての知識を持つ人々の言葉を詳しく引用した。司教は、私たちが第三の秘密の内容を知りたいなら、ヨハネの黙示録の第三章第八章から第十三章までを読むようにとのシスター・ルチアの言葉を指摘した(第三の秘密の詳細はカトリック・ファミリー・ニュースの次号、十一月号に載る予定である)。
シスター・ルチアは、(第三の秘密については)黙示録の八章から十三章を参照せよと言うが、これは身も凍るような内容である。十三章の終わりでは反キリストの出現について語られているからである。
フェレー司教は、聖ピオ十世教皇が自分の教皇職の始まりに「滅びの子」はすでに地上にいるかもしれないと述べたこと、また、レオ十三世作の大天使聖ミカエルへの祈りが、悪魔はローマに自らの座を打ち立てることを目的としていることに触れていることをも指摘した。
フェレー司教は、ピオ十二世からヨハネ・パウロ二世までのすべての教皇たちの神学者であったルイジ・チアッピ枢機卿の次の言葉を引用した。「第三の秘密の中には、特に、教会内の大背教は頂点から始まると書かれている」と。
フェレー司教はまた、一九五七年の、有名かつ劇的なフエンテス神父のシスター・ルチアへのインタビューにかなりの時間を費やして話した。その中でルチアは「さまざまな国々が地上から姿を消すでしょう」そして「悪魔は天主に捧げられた霊魂たちを圧倒しようと全力を傾けるでしょう」と繰り返した。
天主に仕える人々が、この混乱と破壊で打たれたが故に、信者たちは自らの救霊を自力でやっていくよう取り残されている。聖職者たちが提供するべき助けの手が存在しない。これが「今だかつて想像し得ない教会にとっての最大の悲劇」である。
この時代は非常に深刻である。私たちの救霊について深刻にならざるを得ない。「そしてこれを成し遂げるための重要な本質、教会権威者たちの援助を私たちは剥奪されています。なんという悲劇であることか」
フェレー司教は、天主は私たちに最後に残された二つの救済手段をくださったという、シスター・ルチアの慰めとなる言葉について語った。すなわち、ロザリオとけがれなき御心への信心である。
フェレー司教は二〇一二年の聖ピオ十世会とローマとの間の困難について以下のことを示唆した。
「現在[教皇フランシスコのもとで]起きていることを見て、私たちは去年のあらゆる合意協定のたぐいから守られたことを、天主にひたすら感謝しています。私たちがやり遂げたロザリオ十字軍の実りの一つは、このような不運から守られたことであると言えるかも知れません。天主に感謝します。これは、私たちがカトリックでありたくないということではありません。もちろん私たちはカトリックでありたいですし、私たちはカトリック信者です。そして私たちにはカトリック信者であると認められるべき権利があります。ですが私たちの宝をそのために台無しにするつもりはありません。そんなはずはありません」
司教は続けてこう述べた。「想像してみて下さい。私たちがなおもローマと合意協定を得ようと決意していると見せかけている一部の人々のことを。かわいそうな人たちです。彼らの意図を証明するよう、私は心から異議を申し立てます。彼らは私が実行していることから別の何かを考えていると偽っています。私の頭の中にはそんなものはありません」
ローマとの討論については、以下のことを語った。
「教会法的承認へのあらゆる類の指示は、彼ら[訳注:ローマ当局]が二〇一二年六月十三日に私にサインするよう書類を渡したときに終わりました。まさにその日に『私はこの書類を受諾できません』と彼らに告げました。前年の九月の初旬から、私たちはこの "継続の解釈学" を受諾できないと彼らに告げていました。これは正しいことではなく、現実ではないからです。現実に反しているからです。ですから私たちは受け入れません。第二バチカン公会議は聖伝と継続していません。違うのです。ですから、ベネディクト教皇が第二バチカン公会議は聖伝と分かたれていないと受け入れるよう要求してきた時、 『残念ながらそれは現実的ではありません。ですから私たちはサインするつもりはありません。それを認めるつもりはありません』と言っています」
「ミサに対しても同じです。新ミサは有効である、ただし正しく捧げられたらという条件で云々……だけでなく適法でもある、と私たちに認めるよう望んでいます。私は彼らに告げました。『私たちはその言葉を使いません。それはいささかの混乱を招きます。私たちの信者たちは有効性に関して相当に混乱しています。ですから私たちは信者たちに『新ミサは悪いものだ。それは悪しきものです』と告げています。そして信者たちはそれを理解します。これで終わりです!」
言うまでもなくローマ当局は「それを聞いてあまり喜んでいませんでした」
「第二バチカン公会議が良いものであるとみなされ、新ミサが適法であるふりをすることも、二つとも私たちの決して意図しないことです」
「私たちがローマに提出した[二〇一二年四月十五日の]文書は、言ってみれば、正確に理解されるべき細心の注意を払う文書でした。つまり、すべてのことを導いていた大原則とともに読まれるべきでした。この大原則は教会内の新奇さではありませんでした」
「聖霊は聖ペトロとその後継者に、新しい啓示を通して教皇が新しいことを教えるというやり方を約束されたのでは決してない。聖霊のおん助けのもとで、教皇は信仰の遺産を清廉に保ち、忠実に伝える」これは[第一バチカン公会議からの]不可謬の定義に属します。これが原則であり、文書全体の基礎でした。この文書は始めからいかなる新奇さをも排除しています。
「ですから、この原則なしに、この文書からいかなる種類の文章を抜き出すことは、まったく私たちの思想と人生ではない文章を抜き出すことです。文書自体の言い回しの数々は曖昧です。ですから、曖昧さを取り払うため、私たちはこの[第一バチカン公会議]からの原則を挿入したかったのです。残念ながら、おそらくそれは微妙すぎるものでした。ですから、この文書を撤回したのです。この文書が書かれたような充分に明白さがなかったらです」
「私たちの原則は、忠実であり続けるために常に同じであることははっきりしています! 私たちは宝を受け取りました。この宝は私たちの「もの」ではありません。私たちはこの宝を受け取り、そして次世代にこれを手渡さなければなりません。私たちに要求されたことは忠実と貞節です。私たちにはこの宝の数々を台無しにする権利はありません。この宝は私たちの手の中にあり、私たちはこれらを台無しにするつもりはありません」
教皇フランシスコ
フェレー司教はシスター・ルチアが一九五七年に言ったとされる、ロザリオとけがれなき御心への信心は、天主が人類に与え給うた残された最後の二つの治療薬であるとの言葉に戻った。
司教は「間違いなく『物質的な』世界の大懲罰は間近に迫っている」と述べた。「私たちの目前で大事が起きようとしています。どうやって? いつ? 私にはわかりません。ですがすべての物事をまとめあげてみるなら、天主は人間の罪に辟易なさっていることは明白です」
また、司教は、天に向かって復讐を叫ぶ罪の数々、例えば堕胎や自然に反する罪について語った。自然に反する罪は、結婚とそれに関する多くの罪の、不自然な「再定義」への錯覚である。
「私たちは何をなすべきか? バニックにならないで下さい。パニックは何の役にも立たないからです。必要なことは自分の職務──毎日の義務を果たすことです。これが準備のための最善の方法です」
司教は続けて「私たちは『非常に恐るべき時代』にいますが、無力ではありません」と述べた。「教会の現状はまぎれもない破壊のうちにあります。現教皇様はそれを一万倍も悪化させています」と指摘した。
「ベネディクト十六世の教皇職の始まりに、私は『教会内の危機は続くでしょうが、教皇様はブレーキをかけようとなさっています』と言いました。言うなれば、教会は落下し続けるだろうが、パラシュートとともにであると。そして現在の教皇フランシスコの教皇職の始まりには、私は『教皇様は糸を切って、落下するロケットを持ち込んだ』と言います」
「現教皇様がご自分の教皇職を開始したやり方で続けていくなら、教会を分裂させていくことでしょう。すべてのことを爆発させるでしょう。ですから人々はこう言うでしょう。『あの方は教皇ではあり得ない。私たちは彼を拒絶しよう……」私はこう言います。「お待ちなさい、あの方を教皇様だとみなして下さい、でもあの方の言動には従ってはなりません。教皇様は(良き信徒たちの)怒りを挑発しています。多くの人々は教会内の人々の行いに失望するでしょう』そして『(宗教生活の)すべてを投げ捨てる』誘惑を受けるでしょう。」
だが、天主は「私たちよりもずっとずっと巨(おお)きな存在です。天主は教会を存続させることがおできになります」と司教は喚起した。また、こういった不完全な聖職者たちを通じて[天主は]働くことさえ可能だとも述べた。「ですが、もう一度言います」と司教は繰り返す。「彼らに従ってはなりません。彼らが真実を述べる時、従って下さい。でも彼らが馬鹿げたことを言うなら、その論点には従ってはなりません。真実へのあらゆる従順は天主に関連していなければなりません。私がある方に従うと言う時、その方は『天主の鏡』であるべきです。ですが、鏡が天主に反することを告げるなら、もはや鏡ではありません。私はその人には従いません」
私たちは疑うことなく現教皇様に単純に従うことはできない、とフェレー司教は指摘した。自分たちを破壊するかも知れず、信仰を危険にさらすかも知れないからである。
シスター・ルチア、レオ十三世及びピオ十世教皇の警告に従って、フェレー司教はさらに、私たちは反キリストの時代に突入しているのかも知れないが、このことがどれほど先のことなのか知ることはできない、とさらなる警鐘を鳴らした。
(Source : Catholic Family News/sspx.org – 10/18/13)
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