アヴェ・マリア・インマクラータ!
愛する兄弟姉妹の皆様、
今日は10月の初金曜日です。
ただ今、韓国で15名の信徒の方々(「秋夕」のために最初から参加することができず少し遅れて参加した方々を含めると18名)のために聖イグナチオによる「霊操」(韓国語では「霊神修練」)の黙想会をシュテーリン神父様と一緒に指導しております。
1917年10月13日のファチマの聖母のお言葉を思い出しましょう。聖母はますます悲しそうな様子になられて、こう言われました。
「もうこれ以上天主なる私たちの主に罪を犯してはなりません。すでに主はあまりにも多く犯されています。」
聖母はファチマで1917年7月13日にはこう言われました。
「あなたたちはかわいそうな罪人たちが行く地獄を見ました。彼らを救うために、天主はこの世に私の汚れ無き御心に対する信心を確立するように望んでいます。もし私があなたたちにこれから言うことを人が実行するなら多くの霊魂たちは救われ平和になるでしょう。戦争は終わるでしょう。しかし、もし天主を侮辱することを止めないなら、ピオ11世の統治下で別の更にひどい戦争が起こるでしょう。あなたたちが未知の光を見るとき、天主がこの世をその罪のために戦争と飢饉、教会と教皇に対する迫害を使って罰を下そうという大いなる印を天主様があなたたちに下さっているのだと言うことを知りなさい。これを避けるために私はロシアを私の汚れ無き御心に奉献することと、月の初土曜日に償いの聖体拝領をすることとを求めに来るでしょう。もし人が私の要求を聞くなら、ロシアは回心し平和がやってくるでしょう。さもなければロシアはその誤謬を世界中に広め、戦争と教会に対する迫害とをもって挑発するでしょう。多くの善良なものが殉教し、教皇様は多く苦しまねばならないでしょう。無くなってしまう国々もあるでしょう。」
もしも私たちがファチマの聖母の要求を聞かないなら、ロシアは戦争を挑発するでしょう、と。
実際に、暴走する北朝鮮を支援しているのはロシアであるという報道が多くなされています。
ロシアの挑発によって、私たちが望まないにもかかわらず、戦争が起こってしまうかもしれません。
1973年10月13日、秋田の聖母は私たちにこう警告しました。
「前にも伝えたように、もし人々が悔い改めないなら、おん父は、全人類の上に大いなる罰を下そうとしておられます。そのときおん父は、大洪水よりも重い、いままでにない罰を下されるに違いありません。火が天から下り、その災いによって人類の多くの人々が死ぬでしょう。よい人も悪い人と共に、司祭も信者とともに死ぬでしょう。生き残った人々には、死んだ人々を羨むほどの苦難があるでしょう。
その時わたしたちに残る武器は、ロザリオと、おん子の残された印だけです。毎日ロザリオの祈りを唱えてください。ロザリオの祈りをもって、司教、司祭のために祈ってください。
悪魔の働きが、教会の中にまで入り込み、カルジナルは、カルジナルに、司教は司教に対立するでしょう。わたしを敬う司祭は、同僚から軽蔑され、攻撃されるでしょう。祭壇や教会が荒らされて、教会は妥協する者でいっぱいになり、悪魔の誘惑によって、多くの司祭、修道者がやめるでしょう。
特に悪魔は、おん父に捧げられた霊魂に働きかけております。たくさんの霊魂が失われることがわたしの悲しみです。これ以上罪が続くなら、もはや罪のゆるしはなくなるでしょう。
勇気をもって、あなたの長上に告げてください。あなたの長上は、祈りと償いの業に励まねばならないことを、一人ひとりに伝えて、熱心に祈ることを命じるでしょうから」
では、シュテーリン神父様がなさった2017年5月5日(初金)至聖なるイエズスの聖心の随意ミサでの御説教をご紹介します。
2017年5月5日(初金)至聖なるイエズスの聖心の随意ミサ(大阪でのミサ)
シュテーリン神父様御説教
同時通訳:小野田圭志神父
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。
この初金曜日において、イエズス様の至聖なる聖心と汚れなき御心の一致について黙想しましょう。
もしもイエズス様の聖心が存在しているとしたらば、それは汚れなき御心が全てをかけて、その全存在をかけて、「はい」と仰ったからです。天主が人となった時に、イエズス様の聖心は、マリア様の御胎内で形作られました。
永遠の栄光、天主の栄光はマリア様に巨大な感謝を述べるのです。何故かというと、イエズスの聖心はマリア様のおかげで存在する事ができるからです。そしてマリア様の汚れなき御心も、イエズス様の聖心がなければイエズス様がいなければ、存在する事もありませんでした。
これは本当に大きな神秘です。マリア様の汚れなき御心の偉大さというのは、十字架に架けられたイエズス様の開かれた聖心から出てきた、という事です。教父たちは、「十字架の上で聖心の脇が開かれたイエズス様」を「眠っておられるアダムの脇からエヴァが出た」と比較しています、と「同じ事だ」と言っています。
何故かというと、マリア様のその偉大さ、マリア様のその全ての特権、素晴らしさというものはみな、十字架のイエズス様の犠牲から来ているからです。まず新しいアダムがあり
、次に新しいエヴァマリア様が来られました。新しく生まれた新しいエヴァは、新しいアダムと共に一致して、そして新しい贖われた人類、つまり私たちを生み出したのです。
そこで、イエズス様の至聖なる聖心とマリア様の汚れなき御心は、互いに依存し合っているという事が分かります。つまりイエズス様の至聖なる聖心とマリア様の汚れなき御心は、1つだという事です。
では一体何が、この2つを1つにするのでしょうか?それは聖霊です。
何故かというと、聖霊がマリア様の汚れなき御心を形成し、そして同じ聖霊がイエズス様の聖心をも形成するからです。
では聖霊とは一体どなたでしょうか?聖霊というのは、天主の愛、その人格を持った愛です。イエズス様の至聖なる聖心の御像を見た時に、この御像は私たちに天主の限りのない愛の神秘を私たちに見せています。
同じ聖霊が、マリア様の汚れなき御心をも形作り、マリア様のその「作った」という事は汚れなき御心の祝日のミサの集祷文にそう書かれています。
“Omnipotens sempiterne Deus,qui in Corde beatae Mariae Virginis dignum Spiritus Sancti habitaculum praeparasti”
「童貞聖マリアの御心において、聖霊にふさわしい住居を準備し給う全能永遠の天主よ」
この汚れなき御心に一体私たちは何を見出す事ができるでしょうか?天主への愛のみです。天主への愛のみであり、天主への愛、そして人類への愛です。
この至聖なる聖心と汚れなき御心が1つになった時に、ここに最高の愛の相和があります。
イエズス様の至聖なる聖心の愛というのは、天主の、創造主の全人類に対する愛です。汚れなき御心の愛というのは、被造物の最も純粋で清らかな、天主に対する愛です。この2つの聖心はいつも1つで一致しています。
何故この事が私たちにとってそんなに重要なのでしょうか?
何故かというと、私たちの心は小さな花のようです。私たちがこの小さな花の私たちの心を、花のような心を贈り物としてマリア様に捧げる時に、マリア様はそれをイエズス様に捧げて下さいます。
1ヶ月に一度、マリア様とイエズス様との間で、美しい愛の交換があります。
初金曜日にはマリア様の方に行きます、「おぉ汚れなき御心よ、私の心を取って下さい。私の小さな心をあなたの心と交換して下さい。イエズスの至聖なる聖心をあなたの心で愛させて下さい。おぉマリア様、あなたの心を私に下さい。そしてそうする事によって、イエズス様を完璧に愛する事ができますように。」
明日、初土曜日にはイエズス様の至聖なる聖心に行きます、「あぁイエズス様、私の小さな心をあなたの聖心と交換して下さい。私の心を聖心の近くに置いて下さい。私の小さな心にイエズス様の聖心に燃え立つ愛の火を移して下さい。御身の愛の心で、私をしてあなたの御母、汚れなき御心を愛させて下さい。あぁイエズス様、御身の聖心を私に下さい。そうする事によって御身の御母、汚れなき御心を完璧に愛する事ができますように。」
この天と地において、この2つの一致した聖心以外に完璧な愛はありません。特に月の初金・初土には、この愛の中に深く入る事ができます。
成聖とは何でしょうか?つまりこれは、天主の掟を完璧に遵守する事、守る事です、実践する事です。日本全国津々浦々の中で、皆さんは特別に聖人になる為の一番簡単な手段を与えられています。
初金にはマリア様の御心、汚れなき御心を持ってイエズス様の聖心に行って下さい。初土にはマリア様の汚れなき御心の方に、イエズス様の聖心を持って行って下さい。毎日100回以上、「イエズス、マリア、御身を愛し奉る。霊魂を救い給え」と射祷を唱えて下さい。これは私が言うのではないのです、イエズス様がこう言っています。そうする事によって、この射祷によって、皆さんは聖人になります。
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。
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2017年5月5日(初金)イエズスの聖心の随意ミサでのシュテーリン神父様の説教
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