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2017年聖母小黙想会【5】 8月12日「マリア様の御姿、その光の中の天主」を黙想する

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聖母小黙想会【その5】 2017年8月12日(土)
小野田神父様霊的講話 [3]
「あなた様はどこから来られたのですか?」「私は天からの者です。」
では、ファチマのマリア様が私たちに、「天国から来た」という事を仰って下さったので、そのマリア様の声をよく聞く事にします。

ルルドでも聖ベルナデッタが、パリでもカタリナ・ラブレが、ラサレットでもメラニーとマキシムがマリア様を見たのですけれども、非常に美しくて、イエズス様と同じように今、天国で、肉体と霊魂をもって、復活体をもって天に上げられたマリア様が、もう一度天から降りて来られた、その御姿でした。

共通して、ファチマでもそうでしたけれども共通して、マリア様が非常に若い少女として、高校生くらいの御姿で現れました。ルチアによると、「15、6歳の女の子だった、少女のように現れた。」驚くべきほどの若さで現れます。マリア様が天主の御母となった時もやはり、15、6歳の時でしたので、また、天主の愛される永遠の娘でもあるので、非常に若々しく、そして美しくお現れになります。ここにいらっしゃる方の一人がニュージーランドに行った時の、まだ高校生くらいの写真を見ると、幼い、あどけない顔をしているのを思い出しますけれども、マリア様は非常に若い姿で現れました。

ルチアによると、マリア様は非常に背が小さくて、ルルドもベルナデッタによると、「背が小さかった。」おそらくこんなに小さな若いマリア様によって、悪魔が投げ倒されるのは非常に屈辱だった、それほどの小さな小柄な方でした。するとこの地上での偉大さという事は、見かけではあまり分からない、という事が分かります。

マリア様は子供たちの近くに、非常に近くに現れました。樫の木の上で、すぐ近くでお現れて、ルチアは言います、「私たちはマリア様のすぐ近くにいたので、マリア様を囲んでいる光が、私たちはその中に入っていました。ほんの1メートルかそこらの距離しかなかった」と言っています。そして「マリア様のお声はとってもソフトで、快かった。」 ますますマリア様の近くに行きたいと思わせるような現存でした。

マリア様は私たちの近くに来たいと思っています。

そしてマリア様は太陽よりも輝いていました。「私は天からの者です。」 栄光体、復活した栄光のある体は、光を輝かして、そしてどこでも壁をも貫かして移動する事ができるし、瞬時に移動する事ができるし、そして苦しむ事も、悲しむ事も、死ぬ事もない、その御体で現れました。

マリア様は仰います、「恐れないで。私はあなた方に害を加えませんから。」

「あなた様はどこから来られたのですか?」
「私は天からの者です。」

「あなた様は私が何をする事を望みですか?」
「これから続けて6ヶ月間、13日に、同じ時間にここに来る事を求める為に来ました。後に私が誰であり、何を望んでいるかを言いましょう。後になって7度目にもここに戻って来るでしょう。」

「私は天国に行けますか?」
「はい、行けます。」

「ではジャシンタは?」
「彼女も行けます。」

「フランシスコは?」
「彼も天国に行くでしょう。しかし彼はロザリオをたくさん唱えなければならないでしょう。」

それからルチアは聞きます、「マリア・ダス・ネヴェスは天国にいますか?」
「はい、います。」

「では、アメリアは?」
「彼女は世の終わりまで煉獄にいるでしょう。」

するとマリア様は、天国に行く為の方法を教えて下さいます。今日のこの今の講話では、光の中に包まれて、マリア様のすぐ近くに行って、その美しいマリア様の御姿と、極みのないその御声によって私たちに、「天国に行くにはどうやったら良いか、その天国に行く手段はどうするのか」そのそれを教えて下さるので、それをよく聞いて下さい。

この「アメリアが世の終わりまで煉獄にいる」という事を聞いた後に、マリア様はこう尋ねるのです、これが天国に行く為の道だという事です。

「あなたは、天主に背く罪の償いと、罪人たちの回心への懇願の行いとして、喜んであなた自身を天主に捧げ、天主があなたにお与えになる全ての苦しみを耐え忍びますか?」

ルチアは答えます、「はい、望みます。」

「それでは、あなたは多くを苦しむ事になるでしょう。しかし天主の恩寵があなたの慰めとなるでしょう。」

今日この今、今日はここのマリア様の質問を黙想する事に致しましょう。

ルルドでもベルナデッタに言いました、「私はこの世では幸せを約束しませんが、来世では約束します。」

ファチマでも同じ事を聞きます、「あなたは、天主に背く罪の償いの為、もう1つは罪人たちの回心の懇願として、罪の償いと罪人の回心、この2つの為に、喜んで自分自身を天主に捧げ、天主があなたにお与えになる全ての苦しみを耐え忍びますか?」と尋ねました。

すでに1年前天使から、「特に、天主様があなたにお送りになる苦しみを喜んで受け入れて、耐え忍びなさい」という事を言っていましたけれども、マリア様はその事をもう一度尋ねます。でも今回ははっきりと意向を与えます、「罪の償いの為、また罪人の回心の為、捧げますか?」

マリア様は、罪人の回心の為、罪の償いの為に、子供たちに「ミサに与りなさい」とか、あるいは「断食をしなさい」とか、あるいは何か、何か特別な事をするようにと聞いたのではなくて、「天主がお与えになる全ての苦しみを受け入れて、耐え忍びますか?」と聞きました。「喜んで自分自身を天主に捧げて、天主の送る苦しみを耐え忍びますか?」

そこでマリア様は、この「何よりも、この天主から与えられる苦しみを受け入れる、天主に捧げるという事が、一番価値のあるものである」という事を教えています。

天主に対して犯される罪の償いの為に、天主を愛するが為に、そして隣人の回心の為に、隣人愛の為に、天主が与える十字架を受け入れる事ができるか?

すると子供たちは言います、「はい、できます。そうします。」するとマリア様は「それじゃあ」と言って、「たくさん苦しまなければならないでしょう」と答えます。でも同時に、「でも天主様のお恵みは、あなたたちの慰めとなるでしょう」と励まして下さいます。

そしてこの時にマリア様は手を広げて、子供たちが天主である光の中に、天主の中にいるという事を、天主の現存の中に生きているという事をまじまじと見せました。非常に強い光線が子供たちを照らし出します。この光線が天主の光であるという事を、マリア様から来る天主の光である事をよく理解していました。

そのあまりにも「天主様の中にある」という事を強く感じたので、すぐに子供たちは跪いてこうお祈りします、「いとも聖なる三位一体よ、至聖なる三位一体よ、我御身を讃美し、いとも祝せられた聖体の秘跡において御身を愛し奉る」という祈りを繰り返しました。
天主様の聖寵は、私たちの慰めとなるでしょう。

後にフランシスコは言います、「あぁ、天使を見るのはすごく好きだ」と。「天使はとっても美しい。」「でもマリア様を見るのはもっと好きだ。」「でも僕が一番好きなのは、マリア様から来る光の中にある天主を見る事だ。私たちの心に貫く天主を見る事だ。あぁ、私は天主様が大好きだ。」天主の光の中にいる自分を見て、もう我を忘れてフランシスコは、天主を愛する事、礼拝する事だけを考えていました。

この天主の光の中に満たされているのを見た後に、3人の人生は、天主に対する愛の人生になりました。天主の現存の中に生きている、天主を喜ばせる事だけを望む人生となっていきました。

マリア様は、罪の償いと罪人の回心の為に、次になすべき事を教えてくれます。こうやって光の中に子供たちがいるのを見せて、しばらくしてこう語られるのです、「世界の平和と、戦争が終結するように、毎日ロザリオの祈りを唱えなさい。」

「祈り。特にロザリオの祈りを毎日唱えるという事は、とても天国に行く為に必要な手段である」という事を教えています。犠牲と苦しみを、送られた犠牲と苦しみを捧げるというのと同時に、その次に祈りを捧げる事。天使が教えてくれた射祷、「わが天主よ、われ信じ、礼拝し、希望し、御身を愛し奉る。」この祈りと、ロザリオの祈り。

こうやって3人の子供たちは、霊的生活をマリア様から学ぶ事になります。

どうぞ私たちも光の中に、マリア様の両手から出される光の中に浸り込む事に致しましょう。私たちの黙想会は、新しい事を、新しい知識を何か知るというよりは、むしろそれを味わって、本当に今、マリア様が私たちを愛で包んで下さっている、天主が私たちをお恵みと聖寵と愛で憐れみで、私たちを取り囲んで下さっている、という事をよく理解して、それを味わう事にあります。

今日私たちは祈りと犠牲を捧げる為に、今日集まって来ました。では今から30分間ほどお祈りを致しましょう。

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