聖母小黙想会【その6】 2017年8月12日(土)
小野田神父様霊的講話 [4]
「私は決してあなたを見放しません。私の汚れなき御心はあなたの避難所となり、天国への道となるでしょう。」
マリア様は「天国からの者です」と仰いました。
するとルチアは、「私は天国に行けますか?」
「はい、行けますよ。」
「ジャシンタは?」
「はい、ジャシンタも行けます。」
「フランシスコは?」
「はい、フランシスコも行けます。でもフランシスコはたくさんロザリオを唱えなければなりません。」
6月13日には、ルチアはもっとお願いしました。もうマリア様があまりにも美しい方だったので、そしてマリア様があまりにもうっとりするような光を見せて下さって、その天主の中に自分たちがいるという事をまざまざと見せて下さったので、もう早く天主様のもとに行きたい、天主が送って下さる全ての苦しみと十字架を喜んで受け入れて、それを耐え忍んで、さぁ早く天国に行きたい、さぁもう今すぐ、と。
そこで、「さぁ、もう今すぐ天国に連れて行って下さい!」とお願いするのです。
するとマリア様は、「はい、ジャシンタとフランシスコはすぐに連れて行きますよ。でもあなたはこの地上に留まって下さい。イエズス様はあなたを使いたいのです。私を知らせて私を愛させる為に、あなたを使う事を望んでいます。イエズス様はこの地上に、私の汚れなき御心への信心を確立する事を望んでおられるのです」と仰るのです。
するとルチアはそれを聞いて、「ええ…私、まだここで一人でいるの?自分だけ一人で地上に留まらなければならないんですか…?」と、ちょっと辛そうに尋ねるのです。
すると、「いや、あなた一人ではありませんよ。あなたは苦しいのですか?そんなにがっかりしないで下さい。私は決してあなたを見離したり捨てたりしません。私はいつも、つまりあなたと一緒にいますよ」と言うのです、「私の汚れなき御心はあなたの避難所で、あなたを天主へと導く道となりますよ」と仰るのです。
5月13日には、マリア様は天国に行く為の手段として、それの方法として道として、苦しみを捧げる事を子供たちに、「できますか?」と求めました。
しかしその苦しみを簡単に捧げる方法があります。ご飯もそのまま食べると、味もそっけもないので食べられないかもしれませんけれども、ちょっとふりかけをかけたり、パンもジャムを付けたりすると簡単に食べられるように、マリア様も、「天主から送られる苦しみを喜んで捧げなさい」と言った時に、簡単に捧げることができる方法を教えてくれました。それが聖母の汚れなき御心への信心です。
祈りと苦しみを捧げ、罪の償いの為に(これは主を愛する為に)、また罪人の回心の為に(これは隣人への愛の為に)、十字架を苦しみを捧げてお祈りをする。でもその天国への道も、簡単に、甘く、優しくやる特別のバターとジャムが、ふりかけが付いている、という事をマリア様は教えて下さいます。そうすると、この味もそっけもなかった苦々しかったこの物も、とってもおいしく、甘く、甘美で味わい深くなる。
そのふりかけ、ジャム、バターは何かというと、「マリア様の汚れなき御心への信心」です。
「私は決してあなたを見放しません。私の汚れなき御心はあなたの避難所となり、天国への道となるでしょう。」
すると5月と同じように、マリア様はまた両手を広げて、光を子供たちにお注ぎになりました。ちょうど私たちが今、御聖体の前で光に包まれて、イエズス様の前にいたような感じに、ルチアの言葉によると、「天主様の中に浸されたように感じた」と言っています。ルチアの言葉によれば、「天主様の中に浸されたようになって、その中に深く入っているというのを感じた」と言います。
その「天主様の中にいる」というのを感じた中で、マリア様がご自分の汚れなき御心を見せて下さいました。聖母の右の手に、この汚れなき御心聖堂の御像を特別注文した時に、イエズス様の聖心とマリア様の御心をお願いしたのです、ちょっとアーティストに。ちょっと人間の体の構造よりちょっと心臓が小さ過ぎちゃってちょっとあれなんですけど、本当は人間の握りこぶしぐらいの大きさがあるのです、本当は。そしてイエズス様の聖心とマリア様の御心を全く同じにして下さいと言ったのですけれども。そしてマリア様がご自分の御心を見せている様子をお願いしたい、と言ったのですけれども。「聖母の右の手の前に茨によってとり囲まれた心臓があって、それをその心臓を茨が突き刺していました。これがマリア様の汚れなき御心であって、人間の罪によって踏みにじられて、償いを求めておられる、という事を理解しました」と言っています。
人類をこれほど愛して、人類の救いをこれほど望んで、愛熱の火に燃えている母の心。しかしこの母の心には、痛々しい棘が刺さっています。たくさんの棘が刺さっていて、それに血をダラダラと流されて、苦しんでおられるのがマリア様の汚れなき御心です。
罪が無い、汚れの無い、純白なこの心が、何でこんなに苦しんでいるかというと、人類がマリア様をあまりにも冷淡に無視し、そして侮辱しているからです。イエズス様を受け入れようとしないからです。このそのような霊魂たちは一体どうなってしまうのでしょうか?
子供たちに天使は教えました、「償いをしなければならない。主を、天主を信じない人々、礼拝しない人々、希望しない人々、愛さぬ人々の代わりに赦しを乞い願いなさい。」
でももしも、もしもその人たちの為に私たちが祈らなかったら、もしもその人たちはその信じないままでいたら、礼拝しないままでいたら、希望しないままでいたら、愛さないままでいたら、どうなってしまうのでしょうか?マリア様の御心をこんなに傷つけている人は、もしも誰かが償いをしなかったら、どうなってしまうのでしょうか?
それは、7月にマリア様が子供たちに見せて下さいました。7月にはやっぱりマリア様が光の中で現れて、樫の木に立って、子供たちのすぐ近くにお現れになります。子供たちは光に包まれました。とっても美しいマリア様です。
ルチアは、「マリア様、ああ、あなた様は一体私に何をお望みになりますか?」
マリア様は、「私は、あなたがここに来月の13日に来る事を望みます。ロザリオの聖母を崇敬する為に、世界の平和の為に、戦争が終わる為に、ロザリオを毎日唱える事を望みます。なぜなら聖母、この方だけがあなたを助ける事ができるからです。」
「あなたは一体どなたでいらっしゃるのですか?私たちに仰って下さい。だれもが信じる事ができるように奇跡を行って下さい。お願いします。」
「毎月ここに来続けなさい。10月には私が誰か言いましょう。何を望んでいるか言いましょう。皆が見て信じる事ができるように、奇跡を行います。」
するとマリア様は仰るのです、「罪人たちの為に犠牲をしなさい。たくさんこう言いなさい、特に何か犠牲をする時にこう言いなさい、『イエズス様、これは御身を愛する為、罪人の回心の為、マリアの汚れなき御心に対して犯される罪を償う為です』と。」
マリア様の汚れなき御心に対する信心はここにあります。犠牲をする時に、「イエズス様の為、罪人の回心の為、マリア様の汚れなき御心に対して犯される罪を償う為です」と。「マリア様の御心に刺さっている茨を取り除きたい、それを償いたい、慰めたい」というその為に犠牲を捧げる、喜んで犠牲を捧げるという事です。
そして5月には、「天主の光の中に子供たちがいる」という事を見せて、天国というものはどういうものであるか、というその状態を見せました。
次に、天国に行く為の一番の安全で簡単で甘い手段を見せました、「マリア様の汚れなき御心」です。私たちの避難所であり、天国への道です。
今度は、「もしもマリア様の汚れなき御心を無視するような事があれば、償いを果たさなかったらどうなってしまうか」という事を見せてくれます。恐ろしい現実が子供たちに示されました。この世界中、多くの人々がそうなってしまうという、本当に起こっている現実です。
こういう話をしていると、マリア様が2ヶ月前と同じように、2ヶ月間なさったのと同じようにもう一度、最後に両手を広げます。すると光線が大地を貫いたように見えました。最初の1回、2回目は、子供たちが光の中に包まれて、天主の中に浸されたようになっていましたけれども、3回目は大地を貫きます。
すると、あっという間に大地が火の海を見せるようになります。大地があっという間に見えなくなって、その下に火の大海原を見せるようになります。本当にある、本当の現実の姿を、私たちが今この目では見る事ができない現実の、たとえ私たちが信じようと信じまいと、好きであろうが好きでなかろうが、そう思おうが思わまいが、それに関わらず、本当に存在している現実を、子供たちは見ます。火の中に浸かり込んでいるのです、多くの霊魂たちが、悪魔と一緒に。
霊魂たちは、透き通る炭火のようで、皆真っ黒か褐色のようでした。雲のような煙と共に、自分自身から湧き出る炎によって持ち上げられて、大火事の中に漂っていました。
つい最近、東京のどこかでラーメン屋かどこかから火が出て大変だったとかという話を聞きました。たとえ大江戸八百八町が大火事になったとしても、それで焼けてしまったとしても、地獄の火と比べれば何でもありません。なぜかというと、地獄の火は決して消える事がないからです。
彼らは人間の霊魂たちは、恐ろしくて、恐怖のあまり震えおののかせる苦痛と、絶望の叫びと、うめきの真っ只中で、重さも平衡感覚もなく、大海原の炎の火の粉のように、あちこちに下に落ちて行きました。
悪魔は、燃えさかる黒い炭のように透き通っていましたけれども、汚らしい見た事のない動物の恐ろしい嫌な形をして、地獄に落ちた霊魂たちとは区別されていました。
もしもマリア様が子供たちに、「あなたたちは天国に行きますよ」と約束して下さらなかったならば、もうあまりにも恐ろしくて、おののきと恐れのあまり、おそらくそのまま死んでしまっていた事でしょう。
お化け屋敷に行った事を思って下さい。お化け屋敷で何かいきなりお面を被った人が出てきて、「ワッ!ドロドロ〜」その時に心臓が止まるほどびっくりするかもしれません。しかし地獄の恐ろしさと比べれば何でもありません。
ビルに行ったら火事になってしまった、周りはもう火がボウボウ燃えている、周りの人がもう焼け焦がれてただれているのを見て下さい。逃げようにも逃げられない、煙がボウボウとしている、熱い、皆「助けてー!!」と言っている。それでも、地獄の火と比べれば何でもありません。
多くの霊魂たちが今、地獄に落ちている。そして苦しんでいます。
するとマリア様は子供たちに言うのです、「あなたたちはかわいそうな罪人たちが行く地獄を見ました。彼らを救う為に、天主はこの世に私の汚れなき御心に対する信心を確立する事を望んでいます。もしも私があなたたちに言う事を実行するなら、多くの霊魂が救われて、平和が訪れるでしょう、戦争は終わるでしょう。しかしもしも天主を屈辱する事をやめないなら、ピオ十一世の統治下で別の更に酷い戦争が起こるでしょう。」
もしも、「北朝鮮がハワイに向かって大陸弾道爆弾をミサイルを発射する」とか、すると「アメリカの大統領は非常に怒り狂って、この国を挑発する事は、その国は破滅に落ちる。」するとロシアの外務省は、「あぁ、この米朝の衝突はもう避けられないかもしれない」と言ったり。
でももしも、「もしも聖母の汚れなき御心に対する信心が確立できたら、多くの霊魂が救われて平和が訪れる。さもなければ酷い、第一次世界大戦、第二次世界大戦よりも更に酷い別の戦争が起こるでしょう。天主はこの世をその罪の為に、戦争と飢餓と、教会と教皇に対する迫害とで、罰を下そうとしています。もしも人間が私の要求を聞くなら、ロシアは回心して平和がやって来るでしょう。さもなければロシアはその誤謬を世界中に広めて、戦争と教会に対する迫害をもって挑発するでしょう。多くの善良な人々は殉教し、教皇様は苦しまなければならないでしょう。無くなってしまう国々もあるでしょう。」
私たちは天国に行く為に生まれて、その為にイエズス様は全てをなさっておられます。マリア様もその為に大変苦しんでおられます。それにもかかわらず人類は、主の愛と憐れみをまったく無にしています。「何とか、何とかして人類を目覚めさせなければならない。霊魂が地獄に落ちないようにしたい」と思っています。
ルチアは言います、「私の使命は、この世に物質的な何か災害が起こるかどうか、という事を告げ知らせる為ではない。私が今言うのは、霊魂が永遠に地獄に落ちてしまう、という事を警告する為にあるのだ」と言います。
一体では、そのような事を見るとどうしたら良いのでしょうか?
「マリア様の汚れなき御心に対する信心をする、という一番簡単な、一番優しい方法をすれば良い」という事が分かります。
マリア様は言います、「最後には、私の汚れなき御心が勝利を収め、凱旋するでしょう。教皇様は私にロシアを奉献するでしょう。ロシアは回心するでしょう。そして世界には平和の一時期が与えられるでしょう。」
「また、あなたたちがロザリオを唱える時にはこう言いなさい、『あぁイエズスよ、我らの罪を赦し給え。我らを地獄の火より守り給え。また全ての霊魂、殊に主の御憐れみを最も必要とする霊魂を、天国へ導き給え。』」
ここでマリア様がお願いしたのは、私たちが「天国に行くか、地獄に行くか。」ここです。
「私は天からの者です。天に連れて行く為に来ました。」
「さぁさぁ!早く連れて行って下さい!」
「あなたは残って。私の汚れなき御心を伝える為にここへ残って下さい。」
「えぇ…。」
「でも私はあなたを決して見捨てません。避難所であり、天国への道となるでしょう。この世を多くの霊魂を救う為に、汚れなき御心の信心を実行しなさい、その事を話なさい、教えなさい。そうしないと多くの霊魂が地獄に落ちてしまいます。」
8月もそう言います、「多くの霊魂は地獄に落ちている。なぜならば、誰も彼らの為に祈り犠牲を払う人がいないから。」
「あぁイエズスよ、我らの罪を許し給え。我らを地獄の火より守り給え。特に最も必要とする、今、今地獄に落ちようとしている人々を天国へ導き給え。」
「『天国に行く』というこの大事業を私たちが果たす事ができるように、そしてそれが他の人たちもする事ができるように助けなさい。その為に一番良い手段が、簡単なのが、最高の手段が、マリア様の汚れなき御心ですよ」と教えて下さっています。
ルチアは聞きます、「あなた様が私に望む事はまだありますか?他にありますか?」これは7月13日です。
「いいえ、私は今、今日はもう、今日はこれ以上何も望みません」と言ってマリア様は姿をお消しになります。
では残る20分ほど、マリア様の前で光に包まれ、汚れなき御心について黙想なさって下さい。そしてもしも御望みであれば、マリア様の御心から出る光線が、この床を貫きますので、そこにいるたくさんの、地獄に落ちたたくさんの霊魂たちを見て下さい。今、多くの霊魂は地獄に落ちようとしています。なぜかというと、誰もこの霊魂を救おうと祈りと犠牲をする人がいないからです。
マリア様はこれをぜひ助けたいと思って、その為に私たちにお願いに来ました、「お願いだから、汚れなき御心の信心を実践しなさい。もしも私が言う事をするなら、多くの霊魂が救われて、この地上に平和がやって来ます。さもなければ、多くの霊魂が失われて、恐ろしい戦争が、飢饉が、迫害が待っています。」
ではお祈りして下さい。
小野田神父様霊的講話 [4]
「私は決してあなたを見放しません。私の汚れなき御心はあなたの避難所となり、天国への道となるでしょう。」
マリア様は「天国からの者です」と仰いました。
するとルチアは、「私は天国に行けますか?」
「はい、行けますよ。」
「ジャシンタは?」
「はい、ジャシンタも行けます。」
「フランシスコは?」
「はい、フランシスコも行けます。でもフランシスコはたくさんロザリオを唱えなければなりません。」
6月13日には、ルチアはもっとお願いしました。もうマリア様があまりにも美しい方だったので、そしてマリア様があまりにもうっとりするような光を見せて下さって、その天主の中に自分たちがいるという事をまざまざと見せて下さったので、もう早く天主様のもとに行きたい、天主が送って下さる全ての苦しみと十字架を喜んで受け入れて、それを耐え忍んで、さぁ早く天国に行きたい、さぁもう今すぐ、と。
そこで、「さぁ、もう今すぐ天国に連れて行って下さい!」とお願いするのです。
するとマリア様は、「はい、ジャシンタとフランシスコはすぐに連れて行きますよ。でもあなたはこの地上に留まって下さい。イエズス様はあなたを使いたいのです。私を知らせて私を愛させる為に、あなたを使う事を望んでいます。イエズス様はこの地上に、私の汚れなき御心への信心を確立する事を望んでおられるのです」と仰るのです。
するとルチアはそれを聞いて、「ええ…私、まだここで一人でいるの?自分だけ一人で地上に留まらなければならないんですか…?」と、ちょっと辛そうに尋ねるのです。
すると、「いや、あなた一人ではありませんよ。あなたは苦しいのですか?そんなにがっかりしないで下さい。私は決してあなたを見離したり捨てたりしません。私はいつも、つまりあなたと一緒にいますよ」と言うのです、「私の汚れなき御心はあなたの避難所で、あなたを天主へと導く道となりますよ」と仰るのです。
5月13日には、マリア様は天国に行く為の手段として、それの方法として道として、苦しみを捧げる事を子供たちに、「できますか?」と求めました。
しかしその苦しみを簡単に捧げる方法があります。ご飯もそのまま食べると、味もそっけもないので食べられないかもしれませんけれども、ちょっとふりかけをかけたり、パンもジャムを付けたりすると簡単に食べられるように、マリア様も、「天主から送られる苦しみを喜んで捧げなさい」と言った時に、簡単に捧げることができる方法を教えてくれました。それが聖母の汚れなき御心への信心です。
祈りと苦しみを捧げ、罪の償いの為に(これは主を愛する為に)、また罪人の回心の為に(これは隣人への愛の為に)、十字架を苦しみを捧げてお祈りをする。でもその天国への道も、簡単に、甘く、優しくやる特別のバターとジャムが、ふりかけが付いている、という事をマリア様は教えて下さいます。そうすると、この味もそっけもなかった苦々しかったこの物も、とってもおいしく、甘く、甘美で味わい深くなる。
そのふりかけ、ジャム、バターは何かというと、「マリア様の汚れなき御心への信心」です。
「私は決してあなたを見放しません。私の汚れなき御心はあなたの避難所となり、天国への道となるでしょう。」
すると5月と同じように、マリア様はまた両手を広げて、光を子供たちにお注ぎになりました。ちょうど私たちが今、御聖体の前で光に包まれて、イエズス様の前にいたような感じに、ルチアの言葉によると、「天主様の中に浸されたように感じた」と言っています。ルチアの言葉によれば、「天主様の中に浸されたようになって、その中に深く入っているというのを感じた」と言います。
その「天主様の中にいる」というのを感じた中で、マリア様がご自分の汚れなき御心を見せて下さいました。聖母の右の手に、この汚れなき御心聖堂の御像を特別注文した時に、イエズス様の聖心とマリア様の御心をお願いしたのです、ちょっとアーティストに。ちょっと人間の体の構造よりちょっと心臓が小さ過ぎちゃってちょっとあれなんですけど、本当は人間の握りこぶしぐらいの大きさがあるのです、本当は。そしてイエズス様の聖心とマリア様の御心を全く同じにして下さいと言ったのですけれども。そしてマリア様がご自分の御心を見せている様子をお願いしたい、と言ったのですけれども。「聖母の右の手の前に茨によってとり囲まれた心臓があって、それをその心臓を茨が突き刺していました。これがマリア様の汚れなき御心であって、人間の罪によって踏みにじられて、償いを求めておられる、という事を理解しました」と言っています。
人類をこれほど愛して、人類の救いをこれほど望んで、愛熱の火に燃えている母の心。しかしこの母の心には、痛々しい棘が刺さっています。たくさんの棘が刺さっていて、それに血をダラダラと流されて、苦しんでおられるのがマリア様の汚れなき御心です。
罪が無い、汚れの無い、純白なこの心が、何でこんなに苦しんでいるかというと、人類がマリア様をあまりにも冷淡に無視し、そして侮辱しているからです。イエズス様を受け入れようとしないからです。このそのような霊魂たちは一体どうなってしまうのでしょうか?
子供たちに天使は教えました、「償いをしなければならない。主を、天主を信じない人々、礼拝しない人々、希望しない人々、愛さぬ人々の代わりに赦しを乞い願いなさい。」
でももしも、もしもその人たちの為に私たちが祈らなかったら、もしもその人たちはその信じないままでいたら、礼拝しないままでいたら、希望しないままでいたら、愛さないままでいたら、どうなってしまうのでしょうか?マリア様の御心をこんなに傷つけている人は、もしも誰かが償いをしなかったら、どうなってしまうのでしょうか?
それは、7月にマリア様が子供たちに見せて下さいました。7月にはやっぱりマリア様が光の中で現れて、樫の木に立って、子供たちのすぐ近くにお現れになります。子供たちは光に包まれました。とっても美しいマリア様です。
ルチアは、「マリア様、ああ、あなた様は一体私に何をお望みになりますか?」
マリア様は、「私は、あなたがここに来月の13日に来る事を望みます。ロザリオの聖母を崇敬する為に、世界の平和の為に、戦争が終わる為に、ロザリオを毎日唱える事を望みます。なぜなら聖母、この方だけがあなたを助ける事ができるからです。」
「あなたは一体どなたでいらっしゃるのですか?私たちに仰って下さい。だれもが信じる事ができるように奇跡を行って下さい。お願いします。」
「毎月ここに来続けなさい。10月には私が誰か言いましょう。何を望んでいるか言いましょう。皆が見て信じる事ができるように、奇跡を行います。」
するとマリア様は仰るのです、「罪人たちの為に犠牲をしなさい。たくさんこう言いなさい、特に何か犠牲をする時にこう言いなさい、『イエズス様、これは御身を愛する為、罪人の回心の為、マリアの汚れなき御心に対して犯される罪を償う為です』と。」
マリア様の汚れなき御心に対する信心はここにあります。犠牲をする時に、「イエズス様の為、罪人の回心の為、マリア様の汚れなき御心に対して犯される罪を償う為です」と。「マリア様の御心に刺さっている茨を取り除きたい、それを償いたい、慰めたい」というその為に犠牲を捧げる、喜んで犠牲を捧げるという事です。
そして5月には、「天主の光の中に子供たちがいる」という事を見せて、天国というものはどういうものであるか、というその状態を見せました。
次に、天国に行く為の一番の安全で簡単で甘い手段を見せました、「マリア様の汚れなき御心」です。私たちの避難所であり、天国への道です。
今度は、「もしもマリア様の汚れなき御心を無視するような事があれば、償いを果たさなかったらどうなってしまうか」という事を見せてくれます。恐ろしい現実が子供たちに示されました。この世界中、多くの人々がそうなってしまうという、本当に起こっている現実です。
こういう話をしていると、マリア様が2ヶ月前と同じように、2ヶ月間なさったのと同じようにもう一度、最後に両手を広げます。すると光線が大地を貫いたように見えました。最初の1回、2回目は、子供たちが光の中に包まれて、天主の中に浸されたようになっていましたけれども、3回目は大地を貫きます。
すると、あっという間に大地が火の海を見せるようになります。大地があっという間に見えなくなって、その下に火の大海原を見せるようになります。本当にある、本当の現実の姿を、私たちが今この目では見る事ができない現実の、たとえ私たちが信じようと信じまいと、好きであろうが好きでなかろうが、そう思おうが思わまいが、それに関わらず、本当に存在している現実を、子供たちは見ます。火の中に浸かり込んでいるのです、多くの霊魂たちが、悪魔と一緒に。
霊魂たちは、透き通る炭火のようで、皆真っ黒か褐色のようでした。雲のような煙と共に、自分自身から湧き出る炎によって持ち上げられて、大火事の中に漂っていました。
つい最近、東京のどこかでラーメン屋かどこかから火が出て大変だったとかという話を聞きました。たとえ大江戸八百八町が大火事になったとしても、それで焼けてしまったとしても、地獄の火と比べれば何でもありません。なぜかというと、地獄の火は決して消える事がないからです。
彼らは人間の霊魂たちは、恐ろしくて、恐怖のあまり震えおののかせる苦痛と、絶望の叫びと、うめきの真っ只中で、重さも平衡感覚もなく、大海原の炎の火の粉のように、あちこちに下に落ちて行きました。
悪魔は、燃えさかる黒い炭のように透き通っていましたけれども、汚らしい見た事のない動物の恐ろしい嫌な形をして、地獄に落ちた霊魂たちとは区別されていました。
もしもマリア様が子供たちに、「あなたたちは天国に行きますよ」と約束して下さらなかったならば、もうあまりにも恐ろしくて、おののきと恐れのあまり、おそらくそのまま死んでしまっていた事でしょう。
お化け屋敷に行った事を思って下さい。お化け屋敷で何かいきなりお面を被った人が出てきて、「ワッ!ドロドロ〜」その時に心臓が止まるほどびっくりするかもしれません。しかし地獄の恐ろしさと比べれば何でもありません。
ビルに行ったら火事になってしまった、周りはもう火がボウボウ燃えている、周りの人がもう焼け焦がれてただれているのを見て下さい。逃げようにも逃げられない、煙がボウボウとしている、熱い、皆「助けてー!!」と言っている。それでも、地獄の火と比べれば何でもありません。
多くの霊魂たちが今、地獄に落ちている。そして苦しんでいます。
するとマリア様は子供たちに言うのです、「あなたたちはかわいそうな罪人たちが行く地獄を見ました。彼らを救う為に、天主はこの世に私の汚れなき御心に対する信心を確立する事を望んでいます。もしも私があなたたちに言う事を実行するなら、多くの霊魂が救われて、平和が訪れるでしょう、戦争は終わるでしょう。しかしもしも天主を屈辱する事をやめないなら、ピオ十一世の統治下で別の更に酷い戦争が起こるでしょう。」
もしも、「北朝鮮がハワイに向かって大陸弾道爆弾をミサイルを発射する」とか、すると「アメリカの大統領は非常に怒り狂って、この国を挑発する事は、その国は破滅に落ちる。」するとロシアの外務省は、「あぁ、この米朝の衝突はもう避けられないかもしれない」と言ったり。
でももしも、「もしも聖母の汚れなき御心に対する信心が確立できたら、多くの霊魂が救われて平和が訪れる。さもなければ酷い、第一次世界大戦、第二次世界大戦よりも更に酷い別の戦争が起こるでしょう。天主はこの世をその罪の為に、戦争と飢餓と、教会と教皇に対する迫害とで、罰を下そうとしています。もしも人間が私の要求を聞くなら、ロシアは回心して平和がやって来るでしょう。さもなければロシアはその誤謬を世界中に広めて、戦争と教会に対する迫害をもって挑発するでしょう。多くの善良な人々は殉教し、教皇様は苦しまなければならないでしょう。無くなってしまう国々もあるでしょう。」
私たちは天国に行く為に生まれて、その為にイエズス様は全てをなさっておられます。マリア様もその為に大変苦しんでおられます。それにもかかわらず人類は、主の愛と憐れみをまったく無にしています。「何とか、何とかして人類を目覚めさせなければならない。霊魂が地獄に落ちないようにしたい」と思っています。
ルチアは言います、「私の使命は、この世に物質的な何か災害が起こるかどうか、という事を告げ知らせる為ではない。私が今言うのは、霊魂が永遠に地獄に落ちてしまう、という事を警告する為にあるのだ」と言います。
一体では、そのような事を見るとどうしたら良いのでしょうか?
「マリア様の汚れなき御心に対する信心をする、という一番簡単な、一番優しい方法をすれば良い」という事が分かります。
マリア様は言います、「最後には、私の汚れなき御心が勝利を収め、凱旋するでしょう。教皇様は私にロシアを奉献するでしょう。ロシアは回心するでしょう。そして世界には平和の一時期が与えられるでしょう。」
「また、あなたたちがロザリオを唱える時にはこう言いなさい、『あぁイエズスよ、我らの罪を赦し給え。我らを地獄の火より守り給え。また全ての霊魂、殊に主の御憐れみを最も必要とする霊魂を、天国へ導き給え。』」
ここでマリア様がお願いしたのは、私たちが「天国に行くか、地獄に行くか。」ここです。
「私は天からの者です。天に連れて行く為に来ました。」
「さぁさぁ!早く連れて行って下さい!」
「あなたは残って。私の汚れなき御心を伝える為にここへ残って下さい。」
「えぇ…。」
「でも私はあなたを決して見捨てません。避難所であり、天国への道となるでしょう。この世を多くの霊魂を救う為に、汚れなき御心の信心を実行しなさい、その事を話なさい、教えなさい。そうしないと多くの霊魂が地獄に落ちてしまいます。」
8月もそう言います、「多くの霊魂は地獄に落ちている。なぜならば、誰も彼らの為に祈り犠牲を払う人がいないから。」
「あぁイエズスよ、我らの罪を許し給え。我らを地獄の火より守り給え。特に最も必要とする、今、今地獄に落ちようとしている人々を天国へ導き給え。」
「『天国に行く』というこの大事業を私たちが果たす事ができるように、そしてそれが他の人たちもする事ができるように助けなさい。その為に一番良い手段が、簡単なのが、最高の手段が、マリア様の汚れなき御心ですよ」と教えて下さっています。
ルチアは聞きます、「あなた様が私に望む事はまだありますか?他にありますか?」これは7月13日です。
「いいえ、私は今、今日はもう、今日はこれ以上何も望みません」と言ってマリア様は姿をお消しになります。
では残る20分ほど、マリア様の前で光に包まれ、汚れなき御心について黙想なさって下さい。そしてもしも御望みであれば、マリア様の御心から出る光線が、この床を貫きますので、そこにいるたくさんの、地獄に落ちたたくさんの霊魂たちを見て下さい。今、多くの霊魂は地獄に落ちようとしています。なぜかというと、誰もこの霊魂を救おうと祈りと犠牲をする人がいないからです。
マリア様はこれをぜひ助けたいと思って、その為に私たちにお願いに来ました、「お願いだから、汚れなき御心の信心を実践しなさい。もしも私が言う事をするなら、多くの霊魂が救われて、この地上に平和がやって来ます。さもなければ、多くの霊魂が失われて、恐ろしい戦争が、飢饉が、迫害が待っています。」
ではお祈りして下さい。