2017年12月1日(初金)至聖なるイエズスの聖心の随意ミサ
小野田神父 説教
聖母の汚れなき御心聖堂にようこそ。
今日は2017年12月1日、初金のイエズスの聖心のミサを捧げています。いつもの通り今日のミサの直後には聖時間をお捧げ致しましょう。
明日の予定ですが、明日は初土曜日です、ぜひ皆さんには初土の信心をして頂きたいと思っています。なぜかというと、マリア様は初土の信心をなさった方には、「私はその人の救霊を約束する」と言われたからです。
またそれと同時に明日は、待降節の第1主日の前日の土曜日でもあります。それで2010年の待降節の第1主日のその前の土曜日に、ベネディクト十六世が呼びかけた、「堕胎が世界中から無くなりますように」という意向で、「その夜、イエズス様の御誕生を待ち望みながら、特にその夜、お祈りの集いを世界中で設けるように」という事を推進して招待して、そしてそれをするように皆に呼びかけたのを受けて、世界中で特にフランスではそれをやる事が始まりました。
私たちも特に日本で堕胎が無くなりますように、日本の人口はこれからますます減って、このままでいくと、もう子供の日は無くなってしまう、何年後かには子供の日が無くなってしまうというほど、どんどん人口が減っています。神父様になる人もいなくなってしまいます、修道士になる人もいなくなってしまう、天国に行く子供たちもいなくなってしまう。そこでぜひこの子供に対する戦争が終わりますように、公教要理の時間の代わりに、皆さんたちと特に子供の堕胎が終わりますように、教会の意向に合わせて、祈りの集いをしたいと思います。
また緊急のお願いが、聖ピオ十世会のコロンビアのボゴタの修道院長の神父様からメッセージを受けて、「今コロンビアでは、共産主義がコロンビアを今変えようとしている。この最後の手段しかない、ぜひお祈りをお願いしたい、ロザリオのお祈りをお願いしたい」と緊急の呼びかけをも受けました。そこでお祈りの招きに応える為にもコロンビアの為にも、それをお捧げしたいと思います。
レネー神父様は来年の2月付で、オーストラリアのタイノンという学校の聖トマス・アクィナスカレッジの校長先生に任命されました。そこで、今までレネー神父様が大阪では第2主日の夜、主日のミサに来て下さっていたのですけれども、もう今度のクリスマスで最後になります。もしも私たちが初金・初土曜日のミサをする事ができるのも、これはレネー神父様の提案のおかげであって、もしも大阪で主日のミサがあるとしたら、それはレネー神父様がその難しいミッションを快く引き受けて下さったからです。
私たちはレネー神父様に本当に感謝しています。そこで霊的花束をお捧げしたいと思っています。レネー神父様の為に、皆さんの寛大な祈りと犠牲をお願いします。その霊的な花束のカードは入り口に置いてあります。どうぞ皆さん良い、レネー神父様の寛大さに負けないほどの寛大さで、たくさんのお祈りをレネー神父様にお捧げして下さい。聖なる私たちの敬愛する神父様ですから、感謝を込めてどうぞお願い致します。
来年の1月の初土曜日は、皆さんに提案したいと思います。日本の平和の為にも、緊急にファチマのマリア様に、聖母の汚れなき御心に、日本の平和の為にお祈りをしたいと思っています。
北朝鮮はミサイルをどんどん打ちますし、これからこの世の中が新しい年になってどのようになるか分かりません。マリア様の汚れなき御心に対してロシアの奉献がなされないでいる限り、おそらくこの世界はますますきな臭く、あるいは暗闇の方に進んで行ってしまうのではないかと思います。それでぜひその私たちは、避難所であるマリア様の汚れなき御心に助けを求めたいと思っています。
そこで突然と思われるかもしれませんけれども、今の世界情勢を見ると、マリア様にお祈りをする他は私たちに残された道はないと、これこそが最高の道であると思うので、1月の初土には特別に、新年早々マリア様の聖母行列をしたい、マリア様に対する特別の信心を行いたいと思っています。どうぞ皆さん初土曜日にいらして下さい。多くの方が参加する事ができるようにお友達も招いて下さい。
レネー神父様の代わりに、今シンガポールから司祭が来て下さるようにお願いしています。一体どの方が代わりに来て下さるのか詳しくは分かりません。そこで最初の1月、あるいは2月の第2主日のミサがどうしても司祭が足りなくて、皆さんには辛い思いをさせてしまうかもしれませんが、どうぞご了承下さい。早く代わりの神父様が見つかりますように、その為にもマリア様にたくさんのお祈りをお願い致します。
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。
愛する兄弟の皆さん、お知らせがあまりにも長くなりましたが、少しだけイエズス様の聖心の願いを黙想するのを許して下さい。
イエズス様の聖心は一体、私たちに何を求めているのでしょうか?21世紀の私たちにどんな望みがあるのでしょうか?どうしたらイエズス様の聖心をますます愛する事ができて、イエズス様の聖心をお喜ばせする事ができるのでしょうか?イエズス様は私たちが何をすると最も喜ぶのでしょうか?
ファチマのシスタールチアにイエズス様は現れて仰いました、「私の母、汚れなき御心への信心を求めている。5回の初土曜日にこの信心をする事を求める。」
なぜ5回かというと、その第1の理由は、「マリア様の無原罪の御宿りに対して犯される罪を償う為だ」と仰いました。
イエズス様の聖心にとって、マリア様の無原罪の御宿りの玄義というのは非常に大切な玄義です、神秘です。そこでイエズス様の聖心の望みを叶える為にも、そしてマリア様の御心に対する信心をする為にも、この来たるべき無原罪の御宿りについて、私たちは理解を深めていく事に致しましょう。
これはシュテーリン神父様が私たちにちょっと話して下さった事ですけれども、東方教会では、特にカトリックに帰一した東方教会、東方典礼の教会では、例えばウクライナには、聖ピオ十世会と一緒に共同して聖伝を守っている東方典礼の修道会があります。そこでの出来事などを体験を、私たちに語ってくれた事があるのですけれども、私たちはもちろん無原罪の御宿りを信じています、このドグマを信じています。そしてその為にノベナもします。聖ピオ十世教皇様がきれいなノベナを作って下さいました。そして私たちもロザリオの時にそれを唱えました。
でも東方典礼の方では、離教の、カトリックに帰一していない東方典礼の人々は東方教会の人々は、教皇様のドグマを、ピオ九世教皇様が発表したドグマを信じようとしません。そこで無原罪の御宿りは信仰のドグマではなくて、自由な意見としてしか、信じても信じなくて良いとされています。
そこでカトリックに帰一した東方典礼の人々は、ノベナを唱えて、普通のノベナは教会の中でします。しかし無原罪の御宿りのノベナは教会の外に出て、そしてこのマリア様に関係する御像の方に行列で聖母行列をして、そして御説教をするのです、お祈りをして御説教があるのです。
ある時ウクライナにいる聖伝の東方典礼の神父様が「今日からノベナがある。」と言いました。シュテーリン神父様は「あ、分かりました。じゃあノベナに与ります。」と答えたそうです。
夕方のノベナでした。「ノベナがある」と言ったら、そのノベナが3時間続いたのです。1回が3時間、毎日続いたそうです。聖母行列をしてマリア様の御像の前に行くと、1人の神父様が御説教をします、「無原罪の御宿りはこうだ!」と。
その後でまた行列があって、また別の御像に行って、別の神父様が「無原罪の御宿りはこうだ!」とお話しします。
それが終わるとまた聖母行列をして、別のマリア様の御像の前に行って、別の神父様が「無原罪の御宿りはこうだ!本当だ!聖母マリア様はこうだ!」と話をして、5つのマリア様の御像を回るのです、それが1日目です。
そのようなのを9日間繰り返す、「それが東方典礼だ。そしてもしもマリア様の事を侮辱するような事があったら、その人のもしかしたら命は無いかもしれない」と、それほどの熱烈な情熱で、その「聖母の無原罪の聖母の御宿りを祝う!」とのことでした。
私たちもそれほどの熱烈なマリア様への愛があったら、イエズス様の聖心はどれほどお喜びになる事でしょうか。
なぜかというと、無原罪の御宿りのその最初の瞬間から、三位一体はマリア様の御霊魂を占領してしまったからです。罪の汚れのないマリア様と三位一体は、全く一致してしまったからです。もちろんマリア様が天主となったわけではありませんが、マリア様は罪の汚れがなかったので、お恵みを全て100%そのまま受ける事ができたからです。
天主聖父はマリア様に愛の激流を、その御受胎の瞬間から与えました。マリア様の霊魂はそれを全て受け入れました。聖子も、マリア様に愛の激流を与えました。そして将来の母として、マリア様に特別の愛を注がれました。マリア様はそれを受け入れました。天主聖霊はマリア様を、将来御子を宿すべき、生きる御聖櫃の準備として、マリア様に特別の準備をしました、将来の聖霊の花嫁として。マリア様はそれを全て受け入れました。
ですから聖人たちは、あるいは神学者たちは、「マリア様の霊魂は、三位一体と全く一致していた」と言います。無原罪の御宿りのそのお恵みの結果です。ですからマリア様が聖霊に満たされて、御訪問の時に聖エリザベトの前で歌を歌いました。その時に、「私」は主を崇めるとは言わずに、「我が霊魂」は主を崇め奉る、主を偉大なものと讃え奉ると言いました。なぜかというと、これはマリア様の霊魂というのはすなわち、三位一体の息吹きに満たされたものであったからです。ですから聖人たちは、「これは、マリア様の口を通して出された、三位一体の歌である」と言います。イエズス様の聖心の歌であって、聖霊の歌であって、聖父の歌であります。
マリア様は、「主を崇め奉る」と言い、そして「主を偉大なものとする」マニフィカト、マリア様の霊魂は、「主を偉大なものとする」と言いましたが、これはつまり、「何よりも主を、天主を優先させる」という事です。これは「何よりも天主の聖名を非常に大切なものとする。聖なるものとする」という事です。「何よりもまず天主の御旨を自分の考えよりも大切なものとして、それを優先させる」という事です。「何よりも天主の栄光と天主の御国を最優先させる」という事です。
それにひきかえ私たちは、どれほど天主の聖名よりも、自分の都合や、天主の御旨よりも自分のやりたい放題や、あるいは自分のわがままや、あるいは欲望のままにしてきた事でしょうか。マリア様は全てを主が栄光を受けるようにしてきましたが、そしてその事を歌いますけれども、私たちはどれほどマリア様の霊魂から離れている事でしょうか。
では、私たちはイエズス様の聖心をますます讃美する為に、ますますお喜ばせする為に、イエズス様の聖心の大傑作であるマリア様の汚れなき御心を、マリア様の霊魂を讃美致しましょう。そしてマリア様と共に主を讃美して、私たちではなく主の御旨と、主の聖名と、その御国がよりよく大切にされるように、優先されますように、マリア様の御心の御助けを乞い求めましょう。
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。
小野田神父 説教
聖母の汚れなき御心聖堂にようこそ。
今日は2017年12月1日、初金のイエズスの聖心のミサを捧げています。いつもの通り今日のミサの直後には聖時間をお捧げ致しましょう。
明日の予定ですが、明日は初土曜日です、ぜひ皆さんには初土の信心をして頂きたいと思っています。なぜかというと、マリア様は初土の信心をなさった方には、「私はその人の救霊を約束する」と言われたからです。
またそれと同時に明日は、待降節の第1主日の前日の土曜日でもあります。それで2010年の待降節の第1主日のその前の土曜日に、ベネディクト十六世が呼びかけた、「堕胎が世界中から無くなりますように」という意向で、「その夜、イエズス様の御誕生を待ち望みながら、特にその夜、お祈りの集いを世界中で設けるように」という事を推進して招待して、そしてそれをするように皆に呼びかけたのを受けて、世界中で特にフランスではそれをやる事が始まりました。
私たちも特に日本で堕胎が無くなりますように、日本の人口はこれからますます減って、このままでいくと、もう子供の日は無くなってしまう、何年後かには子供の日が無くなってしまうというほど、どんどん人口が減っています。神父様になる人もいなくなってしまいます、修道士になる人もいなくなってしまう、天国に行く子供たちもいなくなってしまう。そこでぜひこの子供に対する戦争が終わりますように、公教要理の時間の代わりに、皆さんたちと特に子供の堕胎が終わりますように、教会の意向に合わせて、祈りの集いをしたいと思います。
また緊急のお願いが、聖ピオ十世会のコロンビアのボゴタの修道院長の神父様からメッセージを受けて、「今コロンビアでは、共産主義がコロンビアを今変えようとしている。この最後の手段しかない、ぜひお祈りをお願いしたい、ロザリオのお祈りをお願いしたい」と緊急の呼びかけをも受けました。そこでお祈りの招きに応える為にもコロンビアの為にも、それをお捧げしたいと思います。
レネー神父様は来年の2月付で、オーストラリアのタイノンという学校の聖トマス・アクィナスカレッジの校長先生に任命されました。そこで、今までレネー神父様が大阪では第2主日の夜、主日のミサに来て下さっていたのですけれども、もう今度のクリスマスで最後になります。もしも私たちが初金・初土曜日のミサをする事ができるのも、これはレネー神父様の提案のおかげであって、もしも大阪で主日のミサがあるとしたら、それはレネー神父様がその難しいミッションを快く引き受けて下さったからです。
私たちはレネー神父様に本当に感謝しています。そこで霊的花束をお捧げしたいと思っています。レネー神父様の為に、皆さんの寛大な祈りと犠牲をお願いします。その霊的な花束のカードは入り口に置いてあります。どうぞ皆さん良い、レネー神父様の寛大さに負けないほどの寛大さで、たくさんのお祈りをレネー神父様にお捧げして下さい。聖なる私たちの敬愛する神父様ですから、感謝を込めてどうぞお願い致します。
来年の1月の初土曜日は、皆さんに提案したいと思います。日本の平和の為にも、緊急にファチマのマリア様に、聖母の汚れなき御心に、日本の平和の為にお祈りをしたいと思っています。
北朝鮮はミサイルをどんどん打ちますし、これからこの世の中が新しい年になってどのようになるか分かりません。マリア様の汚れなき御心に対してロシアの奉献がなされないでいる限り、おそらくこの世界はますますきな臭く、あるいは暗闇の方に進んで行ってしまうのではないかと思います。それでぜひその私たちは、避難所であるマリア様の汚れなき御心に助けを求めたいと思っています。
そこで突然と思われるかもしれませんけれども、今の世界情勢を見ると、マリア様にお祈りをする他は私たちに残された道はないと、これこそが最高の道であると思うので、1月の初土には特別に、新年早々マリア様の聖母行列をしたい、マリア様に対する特別の信心を行いたいと思っています。どうぞ皆さん初土曜日にいらして下さい。多くの方が参加する事ができるようにお友達も招いて下さい。
レネー神父様の代わりに、今シンガポールから司祭が来て下さるようにお願いしています。一体どの方が代わりに来て下さるのか詳しくは分かりません。そこで最初の1月、あるいは2月の第2主日のミサがどうしても司祭が足りなくて、皆さんには辛い思いをさせてしまうかもしれませんが、どうぞご了承下さい。早く代わりの神父様が見つかりますように、その為にもマリア様にたくさんのお祈りをお願い致します。
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。
愛する兄弟の皆さん、お知らせがあまりにも長くなりましたが、少しだけイエズス様の聖心の願いを黙想するのを許して下さい。
イエズス様の聖心は一体、私たちに何を求めているのでしょうか?21世紀の私たちにどんな望みがあるのでしょうか?どうしたらイエズス様の聖心をますます愛する事ができて、イエズス様の聖心をお喜ばせする事ができるのでしょうか?イエズス様は私たちが何をすると最も喜ぶのでしょうか?
ファチマのシスタールチアにイエズス様は現れて仰いました、「私の母、汚れなき御心への信心を求めている。5回の初土曜日にこの信心をする事を求める。」
なぜ5回かというと、その第1の理由は、「マリア様の無原罪の御宿りに対して犯される罪を償う為だ」と仰いました。
イエズス様の聖心にとって、マリア様の無原罪の御宿りの玄義というのは非常に大切な玄義です、神秘です。そこでイエズス様の聖心の望みを叶える為にも、そしてマリア様の御心に対する信心をする為にも、この来たるべき無原罪の御宿りについて、私たちは理解を深めていく事に致しましょう。
これはシュテーリン神父様が私たちにちょっと話して下さった事ですけれども、東方教会では、特にカトリックに帰一した東方教会、東方典礼の教会では、例えばウクライナには、聖ピオ十世会と一緒に共同して聖伝を守っている東方典礼の修道会があります。そこでの出来事などを体験を、私たちに語ってくれた事があるのですけれども、私たちはもちろん無原罪の御宿りを信じています、このドグマを信じています。そしてその為にノベナもします。聖ピオ十世教皇様がきれいなノベナを作って下さいました。そして私たちもロザリオの時にそれを唱えました。
でも東方典礼の方では、離教の、カトリックに帰一していない東方典礼の人々は東方教会の人々は、教皇様のドグマを、ピオ九世教皇様が発表したドグマを信じようとしません。そこで無原罪の御宿りは信仰のドグマではなくて、自由な意見としてしか、信じても信じなくて良いとされています。
そこでカトリックに帰一した東方典礼の人々は、ノベナを唱えて、普通のノベナは教会の中でします。しかし無原罪の御宿りのノベナは教会の外に出て、そしてこのマリア様に関係する御像の方に行列で聖母行列をして、そして御説教をするのです、お祈りをして御説教があるのです。
ある時ウクライナにいる聖伝の東方典礼の神父様が「今日からノベナがある。」と言いました。シュテーリン神父様は「あ、分かりました。じゃあノベナに与ります。」と答えたそうです。
夕方のノベナでした。「ノベナがある」と言ったら、そのノベナが3時間続いたのです。1回が3時間、毎日続いたそうです。聖母行列をしてマリア様の御像の前に行くと、1人の神父様が御説教をします、「無原罪の御宿りはこうだ!」と。
その後でまた行列があって、また別の御像に行って、別の神父様が「無原罪の御宿りはこうだ!」とお話しします。
それが終わるとまた聖母行列をして、別のマリア様の御像の前に行って、別の神父様が「無原罪の御宿りはこうだ!本当だ!聖母マリア様はこうだ!」と話をして、5つのマリア様の御像を回るのです、それが1日目です。
そのようなのを9日間繰り返す、「それが東方典礼だ。そしてもしもマリア様の事を侮辱するような事があったら、その人のもしかしたら命は無いかもしれない」と、それほどの熱烈な情熱で、その「聖母の無原罪の聖母の御宿りを祝う!」とのことでした。
私たちもそれほどの熱烈なマリア様への愛があったら、イエズス様の聖心はどれほどお喜びになる事でしょうか。
なぜかというと、無原罪の御宿りのその最初の瞬間から、三位一体はマリア様の御霊魂を占領してしまったからです。罪の汚れのないマリア様と三位一体は、全く一致してしまったからです。もちろんマリア様が天主となったわけではありませんが、マリア様は罪の汚れがなかったので、お恵みを全て100%そのまま受ける事ができたからです。
天主聖父はマリア様に愛の激流を、その御受胎の瞬間から与えました。マリア様の霊魂はそれを全て受け入れました。聖子も、マリア様に愛の激流を与えました。そして将来の母として、マリア様に特別の愛を注がれました。マリア様はそれを受け入れました。天主聖霊はマリア様を、将来御子を宿すべき、生きる御聖櫃の準備として、マリア様に特別の準備をしました、将来の聖霊の花嫁として。マリア様はそれを全て受け入れました。
ですから聖人たちは、あるいは神学者たちは、「マリア様の霊魂は、三位一体と全く一致していた」と言います。無原罪の御宿りのそのお恵みの結果です。ですからマリア様が聖霊に満たされて、御訪問の時に聖エリザベトの前で歌を歌いました。その時に、「私」は主を崇めるとは言わずに、「我が霊魂」は主を崇め奉る、主を偉大なものと讃え奉ると言いました。なぜかというと、これはマリア様の霊魂というのはすなわち、三位一体の息吹きに満たされたものであったからです。ですから聖人たちは、「これは、マリア様の口を通して出された、三位一体の歌である」と言います。イエズス様の聖心の歌であって、聖霊の歌であって、聖父の歌であります。
マリア様は、「主を崇め奉る」と言い、そして「主を偉大なものとする」マニフィカト、マリア様の霊魂は、「主を偉大なものとする」と言いましたが、これはつまり、「何よりも主を、天主を優先させる」という事です。これは「何よりも天主の聖名を非常に大切なものとする。聖なるものとする」という事です。「何よりもまず天主の御旨を自分の考えよりも大切なものとして、それを優先させる」という事です。「何よりも天主の栄光と天主の御国を最優先させる」という事です。
それにひきかえ私たちは、どれほど天主の聖名よりも、自分の都合や、天主の御旨よりも自分のやりたい放題や、あるいは自分のわがままや、あるいは欲望のままにしてきた事でしょうか。マリア様は全てを主が栄光を受けるようにしてきましたが、そしてその事を歌いますけれども、私たちはどれほどマリア様の霊魂から離れている事でしょうか。
では、私たちはイエズス様の聖心をますます讃美する為に、ますますお喜ばせする為に、イエズス様の聖心の大傑作であるマリア様の汚れなき御心を、マリア様の霊魂を讃美致しましょう。そしてマリア様と共に主を讃美して、私たちではなく主の御旨と、主の聖名と、その御国がよりよく大切にされるように、優先されますように、マリア様の御心の御助けを乞い求めましょう。
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。