栄えの玄義 第4玄義黙想
(2018年8月4日(初土)御聖体降福式にて 小野田神父)
御聖体の秘跡の内に真に在し給うイエズス様の御前で、初土の15分間の黙想を致しましょう。
今日の15分の黙想は、マリア様の被昇天を提案します。
イエズス様が昇天されてから、マリア様は毎瞬、イエズス様の事を思い、黙想し、祈ってきました。聖ヨハネの元に保護を受けて、イエズス様の御誕生、私生活、30年間の隠れた生活、あるいは公生活、特に御受難、あるいはイエズス様の御昇天、聖霊降臨のその大奇跡、それを黙想されました。マリア様の汚れなき御心は、イエズス様への愛にますます燃え立つばかりでした。
マリア様は残る地上での御生涯を、イエズス様への愛と、御生涯の黙想と、祈りだけで生活しました。マリア様はイエズス様の弟子たちに使徒たちに、イエズス様の御生涯についてお話された事でしょう。黙想と観想の実りを伝えた事でしょう。全く御自分の事を忘れて、イエズス様の真の天主である事、イエズス様の御受難について、イエズス様の持たれている私たちへの愛について、イエズス様が真の天主である事について。
朝に、夕に、昼に、夜に、マリア様は真の天主、人となったイエズス・キリスト、その偉大な神秘の事を、天国の事を、黙想していました。それを考えていました。遂にマリア様の霊魂は、この肉体に留まることができないほど、天上への愛に燃え立っていました。
私たちには記録が残っていませんが、書かれた記録がありませんが、しかし歴史のある日に、マリア様の霊魂は脱魂状態となって、天国を望むがばかりに、眠りに就かれました。霊魂は肉体を離れざるを得ないほど、イエズス様への愛に満ちておられました。イエズス様が御復活されてから何年生活されたのか、私たちには正確には分かりませんが、マリア様の霊魂が天国に昇られる時に、イエズス様は御自分の御母の肉体が腐敗の辱めを受ける事を御望みになりませんでした。肉体も天へと上げられました。
マリア様が最後に息を引き取られた時の、その愛熱の程度は、この世に生きた、あるいはこの世に存在する全ての聖人聖女、全てを合わせても、その愛を全て合わせた合算したよりも、更に大きな愛を持って亡くなりました。マリア様が最後に持っていたその愛のその量は、その程度は、天国の諸聖人、何万、何兆、何京の数えきれないほどの天使たちの愛を合わせても、全てを合わせても足りませんでした。それをはるかに超える愛の内に、天に昇られました。
マリア様が天に召された時には、被昇天をされた時には、天国では三位一体の天主に大きな栄光と喜びがありました。天の全ての聖人たちと、そして天使たちは、マリア様の栄光ある凱旋を喜び迎え受けました。マリア様は、人類が到達することのできる最も高い地位に、天使たちをはるかに超えて、諸聖人をはるかに超えた、高い地位に上げられました、イエズス様のすぐ横に。
天主聖父の感嘆すべき愛娘。天主聖子の愛すべき御母。天主聖霊の最も美しい浄配。比較するもののない、最高の、三位一体の大傑作。御憐れみの母。汚れなき御心。聖寵の御母。私たちの、私たちを愛する御母。私たちと同じ地上での生活を、イエズス様の為に過ごした御母。
●2018年7月7日(初土) 御聖体降福式 苦しみ玄義ー第4玄義の黙想
2017年2月19日(主日)六旬節の主日「主よ、何故あなたは寝ているのですか?起きて下さい。私たちの苦しみを忘れてしまったのですか?さぁ、助けて下さい。」
2018年3月25日(主) 枝の主日の説教 「イエズス様の3つの御苦難について黙想する」
2017年04月16日復活祭、なぜ私たちはこんなに喜んでいるのか、この喜びの動機は、その理由は何か?
2018年4月1日(主日)復活祭のミサ 「なぜ、復活祭の頃に少なくとも一度、御聖体を拝領せねばならないか」
2018年4月8日 「白衣の主日の2つのメッセージ」
2018年4月15日 御復活後第2主日説教 「善き牧者と善き羊」―聖ピオ十世会司祭 ドモルネ神父様
2018年4月22日(主) 復活後第3主日 「少ししたらお前たちは私を見なくなる。が、しばらくしたら、また私を見るであろう」の御言葉を黙想する
2018年7月15日 御復活後第8主日説教 「人間の自由について」―聖ピオ十世会司祭 ドモルネ神父様
2018年5月19日(土)聖霊降臨の前日のミサ 「聖霊を受けるために、聖霊降臨の前日に教会が促していることとは?」
2018年5月20日(主) 聖霊降臨大祝日 「教会は聖霊降臨をどのように祝うことを望んでいるか?」
2017年6月23日イエズスの至聖なる聖心の祝日「良き牧者イエズスの至聖なる聖心と失われた霊魂を探す聖母の汚れなき御心」
2018年6月1日(初金)至聖なるイエズスの聖心の随意ミサ 「イエズス様の聖心の信心の一番大切なものは何か?」
御聖体の祝日の説教 「御聖体の祝日を祝う教会の意向とは?私たちのなすべきこととは?」
2018年6月3日聖霊降臨後第2主日 御聖体の荘厳祭「イエズス様が私たちをどれほど愛しておられるか」
2016年6月5日 聖霊降臨後第3主日「もしも1人の罪人が痛悔するならば、 痛悔の必要のない99人の義人たちよりも、 大きな喜びが天国ではあるだろう。」
2018年6月10日 聖霊降臨後第3主日の説教 「失われた羊とイエズスの聖心」―聖ピオ十世会司祭 ワリエ神父様
2017年7月2日(主) 聖霊降臨後第4主日「聖ペトロの舟と魚」
2018年6月17日 聖霊降臨後第4主日 イエズスの聖心の荘厳祭「聖心の愛の傑作と究極の発明~司祭職」
2016年6月19日 聖霊降臨後第5主日 「誰も兄弟に向かって怒る者は、裁きに渡される。」
2017年7月16日 聖霊降臨後第6主日 「私たちのキリスト教生活が一体何であるか、その核心とは何か」
2016年7月3日 聖霊降臨後第7主日「木は、その実りによって知らされる。」
2017年8月27日(主) 聖霊降臨後第12主日のミサ 「新約の素晴らしさ」
2016年8月21日 聖霊降臨後第14主日「誰も、2人の主人に仕える事はできない。」天主に仕えるとはどういうことか?
2017年9月10日(主) 聖霊降臨後第14主日説教「まず、天主の国とその正義を求めよ。」
2017年10月22日聖霊降臨後第20主日 「天国を求め、時を贖うために、主に乞い願う」―21世紀の私たちに与えられた恩恵とは
2017年11月5日(主)聖霊降臨後第22主日説教 「チェザルのものはチェザルに、天主のものは天主に返せ」の深い意味を黙想する
主は言い給う 私は平和の考えを考える Dicit Dominus : ego cogito cogitationes pacis 聖霊降臨後第23主日入祭唱
聖霊降臨後第23主日の固有文 入祭唱を黙想する(その2)「主は言い給う 私は平和の考えを考える」
聖霊降臨後第23主日の固有文 昇階唱 Liberasti nos, Domine を黙想する 「主よ、御身は私たちを解放し給うた」
2017年11月19日(主) 聖霊降臨後第24主日説教 「天の国の芥子種とパン種」を黙想する
聖霊降臨後第24主日 アレルヤ、主よ、深い淵々から私は御身に向けて叫んだ Allelúia De profúndis clamávi ad te, Dómine
2018年4月23日(月) 殉教者聖ジョルジオの祝日 「殉教者はちょうど、イエズスの十字架の木に付いたブドウの実のよう」
トリエント公会議の第22総会の決議文:ミサ聖祭についての教義:1562年9月17日
「ルターの誤謬について」:聖ピオ十世会司祭 レネー神父様
(2018年8月4日(初土)御聖体降福式にて 小野田神父)
御聖体の秘跡の内に真に在し給うイエズス様の御前で、初土の15分間の黙想を致しましょう。
今日の15分の黙想は、マリア様の被昇天を提案します。
イエズス様が昇天されてから、マリア様は毎瞬、イエズス様の事を思い、黙想し、祈ってきました。聖ヨハネの元に保護を受けて、イエズス様の御誕生、私生活、30年間の隠れた生活、あるいは公生活、特に御受難、あるいはイエズス様の御昇天、聖霊降臨のその大奇跡、それを黙想されました。マリア様の汚れなき御心は、イエズス様への愛にますます燃え立つばかりでした。
マリア様は残る地上での御生涯を、イエズス様への愛と、御生涯の黙想と、祈りだけで生活しました。マリア様はイエズス様の弟子たちに使徒たちに、イエズス様の御生涯についてお話された事でしょう。黙想と観想の実りを伝えた事でしょう。全く御自分の事を忘れて、イエズス様の真の天主である事、イエズス様の御受難について、イエズス様の持たれている私たちへの愛について、イエズス様が真の天主である事について。
朝に、夕に、昼に、夜に、マリア様は真の天主、人となったイエズス・キリスト、その偉大な神秘の事を、天国の事を、黙想していました。それを考えていました。遂にマリア様の霊魂は、この肉体に留まることができないほど、天上への愛に燃え立っていました。
私たちには記録が残っていませんが、書かれた記録がありませんが、しかし歴史のある日に、マリア様の霊魂は脱魂状態となって、天国を望むがばかりに、眠りに就かれました。霊魂は肉体を離れざるを得ないほど、イエズス様への愛に満ちておられました。イエズス様が御復活されてから何年生活されたのか、私たちには正確には分かりませんが、マリア様の霊魂が天国に昇られる時に、イエズス様は御自分の御母の肉体が腐敗の辱めを受ける事を御望みになりませんでした。肉体も天へと上げられました。
マリア様が最後に息を引き取られた時の、その愛熱の程度は、この世に生きた、あるいはこの世に存在する全ての聖人聖女、全てを合わせても、その愛を全て合わせた合算したよりも、更に大きな愛を持って亡くなりました。マリア様が最後に持っていたその愛のその量は、その程度は、天国の諸聖人、何万、何兆、何京の数えきれないほどの天使たちの愛を合わせても、全てを合わせても足りませんでした。それをはるかに超える愛の内に、天に昇られました。
マリア様が天に召された時には、被昇天をされた時には、天国では三位一体の天主に大きな栄光と喜びがありました。天の全ての聖人たちと、そして天使たちは、マリア様の栄光ある凱旋を喜び迎え受けました。マリア様は、人類が到達することのできる最も高い地位に、天使たちをはるかに超えて、諸聖人をはるかに超えた、高い地位に上げられました、イエズス様のすぐ横に。
天主聖父の感嘆すべき愛娘。天主聖子の愛すべき御母。天主聖霊の最も美しい浄配。比較するもののない、最高の、三位一体の大傑作。御憐れみの母。汚れなき御心。聖寵の御母。私たちの、私たちを愛する御母。私たちと同じ地上での生活を、イエズス様の為に過ごした御母。
●2018年7月7日(初土) 御聖体降福式 苦しみ玄義ー第4玄義の黙想
2017年2月19日(主日)六旬節の主日「主よ、何故あなたは寝ているのですか?起きて下さい。私たちの苦しみを忘れてしまったのですか?さぁ、助けて下さい。」
2018年3月25日(主) 枝の主日の説教 「イエズス様の3つの御苦難について黙想する」
2017年04月16日復活祭、なぜ私たちはこんなに喜んでいるのか、この喜びの動機は、その理由は何か?
2018年4月1日(主日)復活祭のミサ 「なぜ、復活祭の頃に少なくとも一度、御聖体を拝領せねばならないか」
2018年4月8日 「白衣の主日の2つのメッセージ」
2018年4月15日 御復活後第2主日説教 「善き牧者と善き羊」―聖ピオ十世会司祭 ドモルネ神父様
2018年4月22日(主) 復活後第3主日 「少ししたらお前たちは私を見なくなる。が、しばらくしたら、また私を見るであろう」の御言葉を黙想する
2018年7月15日 御復活後第8主日説教 「人間の自由について」―聖ピオ十世会司祭 ドモルネ神父様
2018年5月19日(土)聖霊降臨の前日のミサ 「聖霊を受けるために、聖霊降臨の前日に教会が促していることとは?」
2018年5月20日(主) 聖霊降臨大祝日 「教会は聖霊降臨をどのように祝うことを望んでいるか?」
2017年6月23日イエズスの至聖なる聖心の祝日「良き牧者イエズスの至聖なる聖心と失われた霊魂を探す聖母の汚れなき御心」
2018年6月1日(初金)至聖なるイエズスの聖心の随意ミサ 「イエズス様の聖心の信心の一番大切なものは何か?」
御聖体の祝日の説教 「御聖体の祝日を祝う教会の意向とは?私たちのなすべきこととは?」
2018年6月3日聖霊降臨後第2主日 御聖体の荘厳祭「イエズス様が私たちをどれほど愛しておられるか」
2016年6月5日 聖霊降臨後第3主日「もしも1人の罪人が痛悔するならば、 痛悔の必要のない99人の義人たちよりも、 大きな喜びが天国ではあるだろう。」
2018年6月10日 聖霊降臨後第3主日の説教 「失われた羊とイエズスの聖心」―聖ピオ十世会司祭 ワリエ神父様
2017年7月2日(主) 聖霊降臨後第4主日「聖ペトロの舟と魚」
2018年6月17日 聖霊降臨後第4主日 イエズスの聖心の荘厳祭「聖心の愛の傑作と究極の発明~司祭職」
2016年6月19日 聖霊降臨後第5主日 「誰も兄弟に向かって怒る者は、裁きに渡される。」
2017年7月16日 聖霊降臨後第6主日 「私たちのキリスト教生活が一体何であるか、その核心とは何か」
2016年7月3日 聖霊降臨後第7主日「木は、その実りによって知らされる。」
2017年8月27日(主) 聖霊降臨後第12主日のミサ 「新約の素晴らしさ」
2016年8月21日 聖霊降臨後第14主日「誰も、2人の主人に仕える事はできない。」天主に仕えるとはどういうことか?
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2017年11月5日(主)聖霊降臨後第22主日説教 「チェザルのものはチェザルに、天主のものは天主に返せ」の深い意味を黙想する
主は言い給う 私は平和の考えを考える Dicit Dominus : ego cogito cogitationes pacis 聖霊降臨後第23主日入祭唱
聖霊降臨後第23主日の固有文 入祭唱を黙想する(その2)「主は言い給う 私は平和の考えを考える」
聖霊降臨後第23主日の固有文 昇階唱 Liberasti nos, Domine を黙想する 「主よ、御身は私たちを解放し給うた」
2017年11月19日(主) 聖霊降臨後第24主日説教 「天の国の芥子種とパン種」を黙想する
聖霊降臨後第24主日 アレルヤ、主よ、深い淵々から私は御身に向けて叫んだ Allelúia De profúndis clamávi ad te, Dómine
2018年4月23日(月) 殉教者聖ジョルジオの祝日 「殉教者はちょうど、イエズスの十字架の木に付いたブドウの実のよう」
トリエント公会議の第22総会の決議文:ミサ聖祭についての教義:1562年9月17日
「ルターの誤謬について」:聖ピオ十世会司祭 レネー神父様