2018年10月9日(火)証聖者聖ヨハネ・レオナルドのミサ
小野田神父説教
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。
聖母の汚れなき御心聖堂にようこそ。
今日は2018年10月9日、証聖者聖ヨハネ・レオナルドの祝日です。
16世紀に、イタリアのルッカ共和国という所に生まれました。そこで1609年10月9日の今日、約400年前の今日、霊魂を天主に捧げました。
⑴この聖ヨハネは、どのような司祭であったのかを黙想して、
⑵私たちに、現代、どのようなメッセージを送っているのかを黙想致しましょう。
⑶そして私たちは、遷善の決心を立てましょう。
⑴聖ヨハネは、7人の子供の一番最後として生まれました。そして子供の頃から頭が良くて、薬剤師になる為に勉強しました。薬剤師の試験を受ける為に、その授業を一生懸命勉強して、非常に優秀な成績で薬剤師の資格を取るのですけれども、その時、資格を取ってそして薬局を手にして、しかしその時に、「本当に、私の人生はこれで良いのか?」と思い、祈りをしました。
「確かに薬は良いもので、病の人に必要である。しかし人類が最も必要としている薬は、イエズス・キリストだ。イエズス・キリストがなければ、人類は、本当に健康にはならない。イエズス・キリストにおいて、全ての薬が入っている、全ての解決策がある。イエズス・キリストがなければ、人類は本当の健康に至る事はできない。」
そこで、司祭職を目指す事にしました。「自分の目指している本当の薬剤師というのは、イエズス・キリストを与える薬剤師だ。」
晴れて司祭となり、そして初ミサを立てて、霊魂に薬を与えよう、本当の薬を与えようと、人生をその為に尽くしました。
聖ヨハネがいつも言っていた事は、「イエズス・キリストこそが、私たちの一番であって、中心であって、全てである。イエズス・キリストが人生の判断の基準でなければならない。私たちが何をするにも、何を考えるにも、イエズス・キリストを定規にして、イエズス・キリストを基準にして考えなければならない。」「この世では、イエズス・キリストか、そうではないか、その二つしかない。」
ところで、「イエズス・キリスト」という本当の薬を知らない、多くの病の人々が世界中にたくさんいる、という事を知った聖ヨハネは、「本当の薬であるイエズス様を霊魂たちに与える為に、本当の薬剤師として何をしなければならないのか? それは宣教だ。薬を全世界に送る事だ。薬剤師、本当の薬剤師をたくさん作る事だ」と言って、そしてヨハネ・バプティスタ・リヴェス司教とイエズス会士のマルティン・デ・フネスと共に、宣教をする会を、「天主の御母修道会」を創りました。
そして教皇様と共にローマと共に、プロパガンダ・フィデイ、宣教聖省を作り、また聖ウルバノ大学、宣教布教大学の創立にも全力を尽くしました。この宣教聖省、またウルバノ大学から、多くの司祭たち、宣教者たちが養成されて、殉教者も輩出しました、たくさん出ました。
ルッカ共和国のそのカテドラルには、イエズス様の御顔のイコンがあるのだそうです。聖ヨハネはいつも、そのイエズス様の御顔の下で、イエズス様という本当の薬を全世界に送るその事を、イエズス様の事だけを、イエズス様の栄光を、イエズス様の為の奉仕を、イエズス様の利益をのみ考えていました。
教会はその時、プロテスタントの宗教革命、改革と言いますが、それによって、「教会を改革しなければならない!」と叫ばれていた時期でした。その時に聖ヨハネは、「本当に私たちが改革するならば、私たちはまずイエズス・キリストを中心に置かなければならない。イエズス・キリストか、無か、そのどちらかだ。そしてこの改革は、トップから、長上から、上から始まらなければならない。」
聖なる司祭、聖なる修道者、それを、イエズス・キリストの為の司祭たちを追求しました。そして聖ヨハネは人類に、「イエズス・キリスト」という薬を、本当の貴重な薬をもたらしたのみならず、多くの司祭たちを生み出して、聖なる司祭たちを生み出して、教会を素晴らしく改革する為に大きく貢献しました。
⑵私たちには一体、どのようなメッセージを送っているのでしょうか?
聖ヨハネの人生は極端だったのでしょうか?そうではありません。21世紀のカトリック教会に必要とされているのは、まさに本物の薬であって、本物の改革であって、本物の聖なる司祭です。マルチン・ルターではありません、修道誓願を立てていながらも、修道女と同棲をした、酒飲みの冒瀆者ではありません。
イエズス・キリストの御旨と、その栄光と、その奉仕のみを考え、それだけに捧げられた聖なる司祭、修道者、聖職者です。
⑶願わくは、この聖ヨハネ・レオナルドの御取り次ぎによりて、そのような司祭たちが多く私たちに与えられますように、特に日本に与えられますように、そしてそのような司祭たちが日本に多く常駐しますように、お祈り致しましょう。
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。
小野田神父説教
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。
聖母の汚れなき御心聖堂にようこそ。
今日は2018年10月9日、証聖者聖ヨハネ・レオナルドの祝日です。
16世紀に、イタリアのルッカ共和国という所に生まれました。そこで1609年10月9日の今日、約400年前の今日、霊魂を天主に捧げました。
⑴この聖ヨハネは、どのような司祭であったのかを黙想して、
⑵私たちに、現代、どのようなメッセージを送っているのかを黙想致しましょう。
⑶そして私たちは、遷善の決心を立てましょう。
⑴聖ヨハネは、7人の子供の一番最後として生まれました。そして子供の頃から頭が良くて、薬剤師になる為に勉強しました。薬剤師の試験を受ける為に、その授業を一生懸命勉強して、非常に優秀な成績で薬剤師の資格を取るのですけれども、その時、資格を取ってそして薬局を手にして、しかしその時に、「本当に、私の人生はこれで良いのか?」と思い、祈りをしました。
「確かに薬は良いもので、病の人に必要である。しかし人類が最も必要としている薬は、イエズス・キリストだ。イエズス・キリストがなければ、人類は、本当に健康にはならない。イエズス・キリストにおいて、全ての薬が入っている、全ての解決策がある。イエズス・キリストがなければ、人類は本当の健康に至る事はできない。」
そこで、司祭職を目指す事にしました。「自分の目指している本当の薬剤師というのは、イエズス・キリストを与える薬剤師だ。」
晴れて司祭となり、そして初ミサを立てて、霊魂に薬を与えよう、本当の薬を与えようと、人生をその為に尽くしました。
聖ヨハネがいつも言っていた事は、「イエズス・キリストこそが、私たちの一番であって、中心であって、全てである。イエズス・キリストが人生の判断の基準でなければならない。私たちが何をするにも、何を考えるにも、イエズス・キリストを定規にして、イエズス・キリストを基準にして考えなければならない。」「この世では、イエズス・キリストか、そうではないか、その二つしかない。」
ところで、「イエズス・キリスト」という本当の薬を知らない、多くの病の人々が世界中にたくさんいる、という事を知った聖ヨハネは、「本当の薬であるイエズス様を霊魂たちに与える為に、本当の薬剤師として何をしなければならないのか? それは宣教だ。薬を全世界に送る事だ。薬剤師、本当の薬剤師をたくさん作る事だ」と言って、そしてヨハネ・バプティスタ・リヴェス司教とイエズス会士のマルティン・デ・フネスと共に、宣教をする会を、「天主の御母修道会」を創りました。
そして教皇様と共にローマと共に、プロパガンダ・フィデイ、宣教聖省を作り、また聖ウルバノ大学、宣教布教大学の創立にも全力を尽くしました。この宣教聖省、またウルバノ大学から、多くの司祭たち、宣教者たちが養成されて、殉教者も輩出しました、たくさん出ました。
ルッカ共和国のそのカテドラルには、イエズス様の御顔のイコンがあるのだそうです。聖ヨハネはいつも、そのイエズス様の御顔の下で、イエズス様という本当の薬を全世界に送るその事を、イエズス様の事だけを、イエズス様の栄光を、イエズス様の為の奉仕を、イエズス様の利益をのみ考えていました。
教会はその時、プロテスタントの宗教革命、改革と言いますが、それによって、「教会を改革しなければならない!」と叫ばれていた時期でした。その時に聖ヨハネは、「本当に私たちが改革するならば、私たちはまずイエズス・キリストを中心に置かなければならない。イエズス・キリストか、無か、そのどちらかだ。そしてこの改革は、トップから、長上から、上から始まらなければならない。」
聖なる司祭、聖なる修道者、それを、イエズス・キリストの為の司祭たちを追求しました。そして聖ヨハネは人類に、「イエズス・キリスト」という薬を、本当の貴重な薬をもたらしたのみならず、多くの司祭たちを生み出して、聖なる司祭たちを生み出して、教会を素晴らしく改革する為に大きく貢献しました。
⑵私たちには一体、どのようなメッセージを送っているのでしょうか?
聖ヨハネの人生は極端だったのでしょうか?そうではありません。21世紀のカトリック教会に必要とされているのは、まさに本物の薬であって、本物の改革であって、本物の聖なる司祭です。マルチン・ルターではありません、修道誓願を立てていながらも、修道女と同棲をした、酒飲みの冒瀆者ではありません。
イエズス・キリストの御旨と、その栄光と、その奉仕のみを考え、それだけに捧げられた聖なる司祭、修道者、聖職者です。
⑶願わくは、この聖ヨハネ・レオナルドの御取り次ぎによりて、そのような司祭たちが多く私たちに与えられますように、特に日本に与えられますように、そしてそのような司祭たちが日本に多く常駐しますように、お祈り致しましょう。
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。