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2019年1月21日(月) ルイ16世の追悼ミサの前のお話 「イエズス様の聖心に奉献できずに滅んだ王国」

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2019年1月21日(月)ルイ16世の追悼ミサ ミサの前のお話
小野田神父



このミサは、今日の祝日である聖アグネスのミサです。このミサを特にフランス王ルイ十六世の霊魂の為に捧げます。

フランス王は自分は国民にとっての父親であると思っていました。ですから、革命家たちに対して王があまりにも優しくてできなかった事です。経済学者が最近研究したところによると、経済的にもフランスはうまく行っていました。政治的にもフランスは最強の国でした。このような中でただ一つだけ、100年前にイエズス様の聖心から依頼されていた、「フランス王国をイエズス様の聖心に奉献する」という事ができていませんでした。そしてフランスの国旗に聖心のしるしを付ける、という事などができていませんでした。

イエズスの聖心からの要求が果たされないままそれから100年後、少数のフリーメーソンらによってフランス革命が起こされました。

しかし国民は王の為に、王室を守るために国民が自ら立ち上がったのです。王を守ろうとしました。特にヴァンデ地方が有名です。ヴァンデ地方の人々は、王の国旗として聖心をその縫い付けて、それを戦旗として戦いました。残念ながら、作戦がほんのちょっとのところで失敗して、ヴァンデ地方だけを守ろうとしていたのですけれども、もしも彼らがパリまで行っていたならば、革命は終わっていただろうと言われています。実は革命軍というのはそれほど多くなかったので、パリまで行っていたら、きっと革命軍は負けていたと思われているのですけれども、しかしそれをしなかった事が歴史を変えてしまいました。

そこで今日は、そのフランスの王ルイ十六世がギロチンで処刑されて亡くなった事を追悼する為にこのミサを御捧げします。


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