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聖ピオ十世のモットーと聖ピオ十世会

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アヴェ・マリア・インマクラータ!

愛する兄弟姉妹の皆様、

 「ラテン語ミサこそ本当のインターナショナルミサ」という記事を読みました。「英語という選択肢もあったでしょうが、日本語にしたのは賢明でした。なぜなら、英語と違って日本語はどの国の人にとっても分からないので平等だからです。」という観点に、思わず笑ってしまいました。本当に、「これがラテン語ミサだったら、本当の意味でインターナショナル・カトリックとなるのに!」と思います。ラテン語であれば、時間と空間を超えて、ご托身の偉大な神秘と事業を持続させ、世界中に展開させることができるのに!

 さて、世界中からの霊魂の呼びかけに答えてラテン語の聖伝のミサを捧げている聖ピオ十世会とその守護者である聖ピオ十世との関係についての記事をご紹介します。
愛する兄弟姉妹の皆様のうえに天主様の祝福が豊かにありますように!
トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)

原文はこちら
St. Pius X's motto and the SSPX


聖ピオ十世のモットーと聖ピオ十世会


二〇一四年八月二十六日
アメリカ管区

 聖ピオ十世がそのモットー「万事をキリストにおいて復興させる」で意図したものは何か? またそのモットーが聖ピオ十世会の使命にどのように関係しているか? あなたは聖ピオ十世会の二つ目の呼び名をご存知だったろうか?

 新たに選出された教皇にとって、最初の書簡とともに回勅の綱領を書くことは当然のことである。一九〇三年、ピオ十世も例外なく、その最初の回勅「エ・スプレミ・アポストラートゥス」の中で、平易かつ荘厳に、使徒的かつ率直に、みずからの意向をすべての人々に知らせた。

「天主からの物事を人間的基準で計りつつ、私たちの秘めた目的を見つけ出そうとする人々、それらを地上的領域やゲリラ的計画にまで歪めている人々が確実に見いだされるだろう。そのような無意味な妄想を取り除くために、私たちは彼らに以下のことを重点をおいて告げる。私たちはそうあることは望まず、人間社会ではなく天主の、その権威の代理人の前では決して無ではない天主のおん助けとともに、私たちは預かり人である、と。天主の利益は私たちの利益であるはずであり、この理由のために、私たちはみずからの全精神力と命そのものを費やすために変化させられる。従って、すべての人々は、私たちの意志を表現する一つのシンボルを要求するべきであり、私たちは「万事をキリストにおいて新たにする」、これ以外のものを与えないであろう。」

 ちょうど二、三ヶ月後、教皇は、無原罪のおん宿りのドグマ制定五十周年記念に際し、さらに別の書簡「アド・ディエム・イッルム」を書いた。
 
「だが、尊敬すべき兄弟たちよ、キリスト者の霊魂に非凡な情熱を燃え上がらせるはずの無原罪のおん宿りのドグマ宣言五十周年を祝う理由、何よりも根本的目的は、私たちにとって万事をキリストのうちに復興させるという目的があるからであり、それはすでに最初の回勅の中で表明したことである……礎として、至聖なるキリストのおん母、キリストの次に気高いお方の上に、全世紀にわたって受け継がれた信仰の聖堂を立てるのである。」

 明らかに聖ピオ十世は二つの回勅と、キリストの統治と一体化したそのおん母の統治を結びつけており、また、この回勅[アド・ディエム・イッルム]の中で、明確に、あるいは暗黙のうちに、聖ルイ・ド・モンフォールと共通する精神を間違いなく著していた。

 ルフェーブル大司教が、新しく生まれた聖ピオ十世会の会則を作った時、会にもう一つの呼び名「イエズスとマリアの使徒修道会」の名を与えたのは驚くにはあたらないだろう。大司教はこのように書いた。



「この修道会は、特に大司祭たるイエズスの保護下に置かれます。なぜなら、聖主の全存在は司祭であったからであり、今なお依然としてそうであり、十字架の犠牲こそが聖主のご託身の理由であったからです。」

 さらに、大司教はこのようにしてマリアの保護の効用を説明した。

「この修道会はまた、とりわけ司祭なるキリストのおん母たるマリアの、そして彼を通して、全司祭のおん母のマントの保護のもとに、おん子を養われているお方のうちに存在しているのです。」

 教会の精神とまことの聖職者の精神は、時間と空間のうちにご托身の偉大なみわざを持ちこたえさせることだというのは疑う余地はない。この目的に達する最良の方法は、初代教会の時代に使われたのと同じ手段を使うことである。すなわち、幸いなるおん母こそは、霊魂のうちにキリストを生み出し、キリストにおいて万事を「繰り返しよみがえらせる」手段である。

聖伝のミサ(いわゆる「トリエント・ミサ」と呼ばれているローマ式典礼様式のミサ)にようこそ!

ローマ・カトリックの聖伝のミサ vs エキュメニカルな新しいミサ(第二バチカン公会議のミサ)




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