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シュナイダー司教はアマゾン地域のための特別シノドスの討議要綱に反対する:十字架の福音の代わりに、地上の生活の福音、胃袋の福音、自然の礼拝、森の礼拝、水と太陽を礼拝する福音を宣教している

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アヴェ・マリア・インマクラータ!

愛する兄弟姉妹の皆様、

Working Document for the Synod on the Amazon: In the Critics’ Spotlight (2)の日本語訳をご紹介します。

Working Document for the Synod on the Amazon: In the Critics' Spotlight (2)
アマゾン周辺地域のための特別シノドスの討議要綱(2)

AUGUST 14, 2019 SOURCE: FSSPX.NEWS

近く行われる予定のアマゾン周辺地域のための特別シノドスの討議要綱(working documents)に関するヴァルター・ブラントミュラー枢機卿による批判がなされたのち、この7月に新たに三つの批判が出されました。

第二の批判は、カザフスタンにあるアスタナの補佐司教であるアタナシウス・シュナイダー司教からのものです。

シュナイダー司教の批判は、2019年7月17日にオーストリアのウェブサイトKath.netにドイツ語による8ページの文書で、翌日にはLifeSiteNewsに英語で発表されました。

アマゾン・カトリックというセクトに向けて

ミュラー枢機卿と同様に、シュナイダー司教は、このシノドスは、自然を崇拝し女性司祭職を持とうとする「アマゾン・カトリック」というセクトをつくろうと望んでいるヨーロッパの聖職者の偽エリートによって準備されていると主張しています。主にヨーロッパ出身であるこれらの改革者たちは、「新しいキリスト教を本当に欲している」と。

シュナイダー司教は、エルヴィン・クロイトラー司教の最近の発言を告発します。エルヴィン・クロイトラー司教は、以前はブラジルのシング司教区の司教であり、来るシノドスの主要な文書作者の一人です。クロイトラー司教は、オーストリアのテレビネットワークORFで、アマゾン地域での司祭不足を理由に、結婚した司祭と「最低でも女性助祭職」を要求しました。
シュナイダー司教は、この同僚司教に反対して、【その人々には】「御聖体への権利」などというものはなく、また「御聖体の秘蹟は、天主からの究極の賜物である」と断言しました。シュナイダー司教は、本当の問題点は、「アマゾン地域では最近何十年もの間、召命を養成する強い司牧的行動が起こされなかった」ことだと宣言しました。

アスタナ司教区の補佐司教であるシュナイダー司教は、この期間[=最近何十年]に「アマゾン地域の宣教師たちの中には、イエズス・キリストの真の精神から離れ、使徒たちの精神から、また聖なる宣教師たちのまことの精神から離れ、代わりに、この世の精神に向かった人々がいる」と強調しました。
また、「クロイトラー司教や彼の同僚の多くの同伴者ら[思想に共鳴して協力をする人々]が要求しているものは、いわば、司祭の猿まね(カリカチュア)であり、援助活動家、NGO職員、社会主義的サンディカリスト、環境保全専門家の形を取っている」と述べます。

シュナイダー司教は、現在アマゾン・シノドスの準備作業に参加している教会関係者を酷評しました。彼は何度も述べます。
「イエズスの名前と聖なる司教職・司祭職を乱用して、宣教師たち、さらに司教たちさえもが、アマゾン地域で地上の生活の福音を、いわば胃袋の福音を宣教し、十字架の福音を宣教したのではなかった。それは、自然の礼拝、森の礼拝、水と太陽を礼拝する福音であり、この非常に短い地上の物質的生活を礼拝する福音だ。」

このシノドスの議長を務める教皇の問題について、シュナイダー司教は、教皇には「司祭の独身性という使徒からの遺産を保存し(…)自分の後継者と次の世代」へ伝達する「天主によって彼に与えられた厳しい義務がある」ことを思い起こさせます。

なぜなら「教皇は、沈黙によっても、あるいは、あいまいな対応によっても、どのようなやり方でも、討議要綱の一部にある明らかにグノーシス主義的かつ自然主義的な内容を支持することが許されないし、司祭の独身性という使徒からの義務を廃止することを支持してはならない」からだ。

しかし、このカザフスタンの司教は、現実的にこう付け加えています。
「もし教皇が来るアマゾン・シノドスでこのような支持を行ったとすれば、彼はペトロの後継者、キリストの代理者として、自分の義務に重大な違反を犯すことになり、教会に霊的な失墜をもたらすことになるだろう。しかし、無敵の真理の太陽であるキリストは、聖にして勇敢で忠実な教皇たちを教会に遣わされて、この短い失墜を消してくださるだろう。なぜなら、地獄の門はペトロの岩に打ち勝つことはできない(マテオ16章18節参照)からだ。」

この心配は、LifeSiteNewsのジャーナリスト、Maike Hicksonによって表明されています。シュナイダー司教の批判をまとめて、最後に、彼女はこう書いています。

「汎アマゾン・シノドスはローマで開催されるが、シノドス参加者の教父らのほとんどはアマゾン地域に由来する教父たちであり、アジア、東ヨーロッパ、アフリカのような地域出身のより保守的な何らかの司教たちは[参加できず]、アマゾンから来る進歩的な思想に対して反対することが出来ないだろう」と。


Photo Credit

(Sources : LifeSiteNews/Dici n° 387 - FSSPX. Actualités)

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