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聖母マリアの代わりにパチャママ?!― 祈りと償いの呼びかけ

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アヴェ・マリア・インマクラータ!

指導司祭の手紙第15号
聖母マリアの代わりにパチャママ?―償いの呼びかけ

愛する無原罪の聖母の騎士の皆さん!

アマゾン・シノドスのあと、聖ピオ十世会総長は祈りと償いを呼びかけました。「最近のアマゾン・シノドスは、恐るべき偶像崇拝の儀式が、かつてない、また信じられない方法で、天主の聖所に侵入した忌まわしい出来事の舞台となりました」。

裸の身ごもった女性の人形がシノドスに持ち込まれました。ローマにある、聖母に奉献された教会の中で、それらはご聖体の前に置かれ、何度も敬われたのです。これらの像は、先住民の神であるパチャママを表しています。


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この冒涜はまた、アマゾン・シノドスに関するカトリック信者に向けた公開書簡の中で、アタナシウス・シュナイダー司教によっても非難されました。


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これら第一戒に反する罪に加えて、これらの行為はとりわけ忌まわしいものでした。すなわち、私たちの母にして元后である聖母への侮辱です。パチャママは、インカの人々によって太陽神の母として礼拝されていたのであり、そのため先住民の異教の「神の母」のようなものです。ですから、シノドスの期間中には、パチャママが一種の聖母の代わりとして使用されたと言うこともできるでしょう。

このシノドスの保護聖人としてマリア―特にラテンアメリカの回心を実現してくださったグアダルーペの聖母―を選んで崇敬する代わりに、パチャママが選ばれ、このように偶像が敬われたのです。行われたさまざまな儀式が偶像崇拝だったという事実は、以下の出来事によって明確に、かつ疑う余地なく証明されています。

ヴェローナのある小教区では、ミッションのための徹夜の祈りの間に、ある司祭がパチャママに対する祈りを読み上げました。その祈りは、「良き母であるパチャママよ、われらをあわれみ給え! われらに恵みを与え給え!」、というものでした。ところが、この祈りは、イタリアの教皇庁宣教事業団「ミッシオ」によって発行されたということが判明したのです。


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シノドス期間中、参加者たちが教会に対して「女性にして母なる顔」を与えることを望んだということが聞かれました。しかし、それは私たちの天の母ではありませんでした。

聖母はすでに第二バチカン公会議においておとしめられています。第二バチカン公会議のとき、すべての恵みの仲介者としてのマリアの教義は、エキュメニズムという黄金の子牛のために犠牲にされました。さらに、もともと草案されていた教令を捨てることによって、聖母の役割は全般的に可能な限り縮小されました。祝せられし童貞は、教父たちを照らすため、「もうぶどう酒がありません」と御子に助けを願うために、公会議の中心にいらっしゃることはなくなりました。

ですから、ローマの高位聖職者たちは、自分たちだけで行動しなければならないようになってしまい、敵の誘惑を受けやすくなってしまったのです。聖母がラ・サレットやファチマで緊急に警告なさった背教の後に、今や偶像崇拝が続いているのです。

無原罪の聖母の騎士会は、私たちの母である聖母のほまれを守るよう特に呼ばれています。そもそも騎士たちのあいさつの呼びかけは、「無原罪の聖母にほまれあれ」であり、元后をお守りすることは騎士としての義務だからです。こういう訳で、私たちはパリャラーニ神父の呼びかけに加わり、特にマリアの汚れなき御心に対する侮辱を償いたいと望みます。

どうすれば、この償いをすることができるでしょうか?

1.私は、来る初土曜日(12月7日)を特別に守り、その日を、この意向で、償いのわざとして捧げるように皆さんに呼びかけます。

その日は、私たちMIの保護聖人の日である無原罪の御孕りの祝日の前日の12月7日に当たります。イエズスとマリアがお望みになったこれらの日々の償いが、今日ほど正確かつ重要であったことはかつてありません。

この信心を、新たな熱意をもって実践しましょう。聖体拝領をお捧げし、毎月聖なる告解に行き、聖なるロザリオを祈り、マリアのそばで15分間ロザリオの玄義を黙想しましょう。また、このすべてを、マリアをお慰めするために、マリアの汚れなき御心に対して犯される罪に対する犠牲と償いの精神をもってお捧げしましょう。


2.ファチマの天使の祈りは、今、かつてないほど重要をもっています。
「わが天主よ、われ信じ、礼拝し、希望し、御身を愛し奉る! われ信ぜぬ人々、礼拝せぬ人々、希望せぬ人々、御身を愛さぬ人々に、御身に御赦しを願い奉る」。
この精神で頻繁にこれを祈り、天使が三人の幼い牧童に言ったことを覚えておきましょう。
「あなたたちができるすべてのことを犠牲とし、それを天主の怒りをかう罪の償いのため、また罪びとの回心のために天主にお捧げしなさい…まず第一に、主があなたたちにお送りになる苦しみを従順に受け入れ、耐え忍びなさい」。

3.ロザリオ
「私たちの戦いは、血肉に対するものではなく、権力と権威、この世の闇の支配者、悪霊に対するものである」(エフェゾ6章12節)。ロザリオこそが、私たちの時代の悪魔的混乱に対する解決法なのです。

聖ヨハネ・ボスコは1862年の被昇天の祝日の前日に一つの夢を見ました。それは、悪魔が大きくて恐ろしい蛇の形を取って彼の前に現れ、その悪魔を打ち負かす唯一の方法は、「めでたし」あるいはロザリオであった、というものです。ですから、ロザリオに忠実に留まり、まさに聖所でのこれらの忌まわしい出来事を償うため、ローマの回心のため、そしてとりわけ教皇のためにロザリオを祈りましょう。

さらに、私は、無原罪の聖母の騎士の皆さん全員に対して、12月8日に無原罪の御孕りに対して自らの奉献を更新することを、心を込めて呼びかけます!

この危機の時代において、私たちは、すべての恵みの仲介者にしてサタンのかしらを踏み砕くお方であるマリアに私たち自身を完全にお委ねしていること、また私たちがマリアのご保護のマントの中でマリアの道具としてマリアのために戦っていることを、再確認したいと望んでいます。

私たちの熱意を深め、よみがえらせるため、私は皆さんがこの祝日のために、小冊子「Consecration to the Immaculate Conception(無原罪の御孕りへの奉献)」を使って13日間の準備をするようお勧めします。私たちは、不思議のメダイの祝日の前日である11月26日にこれを始めます。

MIで行われるこれらのわざを通じて、私たちは聖母をたたえ、その汚れなき御心をお慰めし、御母が侮辱されることに耐えることのできない御子の正義の御怒りをおなだめしたいと望んでいるのです。


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無原罪の聖母をたたえて!

私の司祭としての祝福をもって
カール・シュテーリン神父
2019年11月13日、ワルシャワにて

十十十十十十十 小野田神父から一言 十十十十十十十

シュテーリン神父様の言われる無原罪の御孕りの祝日の準備(不思議のメダイの祝日の前日である11月26日から13日間)のための、小冊子はまだ日本語には翻訳されておりません。
そこで、私たちは、その代わりに、各人が13日間、ファチマの天使の二つの祈りを三回づつ繰り返すことをするようお勧めします。

「わが天主よ、われ、信じ、礼拝し、希望し、御身を愛し奉る。われ、信ぜぬ人々、礼拝せぬ人々、希望せぬ人々、御身を愛さぬ人々のため、御身に御赦しを願い奉る。」

「至聖なる三位一体、聖父と聖子と聖霊よ、我、御身を深く礼拝し奉る。世界中のすべての御聖櫃のうちにましまし給うイエズス・キリストのいとも尊き御体、御血、御霊魂と御神性を、イエズス・キリスト御自身が受け給う侮辱、冒涜、無関心を償うために、御身に捧げ奉る。イエズスの至聖なる聖心とマリアの汚れなき御心の無限の功徳によりて、あわれな罪人の回心を御身に願い奉る。」

12月7日(初土)には、大阪(午前10時30分)と東京(午後6時)で聖伝のミサがあります。
12月8日(聖母の無原罪の御孕り:主日)には、東京でミサ(午前10時30分)があります。

2020年5月3日(夕方)から6日(お昼)まで、秋田の聖母に巡礼を行います。罪の償いのために、悔い改めの精神で行います。多くの愛する兄弟姉妹の皆様のご参加をお願いいたします。
日本における聖ピオ十世会の修道院設立のお恵みを得るため、また、聖ピオ十世会創立50周年を感謝するために秋田巡礼を捧げましょう。

【参考資料】
Bishop Schneider: Pachamama idolatry during Amazon Synod has its roots in Vatican II Council
シュナイダー司教「アマゾン・シノドスの間に行われたパチャママ偶像崇拝は、その根源に第二バチカン公会議がある。」

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